amazon 自転車用品売れ筋ランキング

自転車に装備されていたら「便利なのになぁ」と思うものの一つが、方向指示器(ウインカー)です。
ウインカーがあるおかげで、目の前を走る自動車やバイクが、これからどんな動きをするのかを知るることができます。
「自転車にも方向指示器があれば、もっと安全に走れるんじゃないか」と思ったりもするので、自転車用のウィンカーを調べてみると、意外と多くの製品があるようです。
しかし、なかなかどうして、ウィンカーを装備した自転車を見かけることもあまりありません。
「どうしてこんなに便利そうなのに、普及していないんだろう?」という理由を考えてみました。
僕が子どもの頃、お爺さんが乗っていたようなレトロな実用車には、荷台のあたりに方向指示器が付いていたような記憶があります。
最近の自転車ではほとんど見かけなくなりましたが、自転車に方向指示器を付けるという発想そのものは、決して新しいものではありません。
自転車用の方向指示器を探してみると、大きく分けて次のようなタイプがあります。
など、意外と多くの自転車用ウインカーが見つかります。
「自転車にウインカーを付ける」というアイデア自体に、特に難しいところはなさそうです。
自転車用ウインカーについて調べていくと、面白い製品がいくつも見つかります。
しかし、現在は販売されていない製品が非常に多い。ということにも気付きます。
以前販売されていた製品が生産終了になっていたり、製品化されたものでもいつの間にか市場から姿を消していたりします。
「こんな製品があったら便利そう」と思える面白いアイデアを見つけても、実際にはコンセプトモデルで終わっていて、一般販売されていないケースもあります。
つまり、自転車用ウインカーは「作れない」のではなく、「作られても定着しにくい」ように見えるのです。
なぜ自転車用ウインカーは普及しないのでしょうか?
自転車のウィンカーが普及しない理由として大きいのは、そもそも自転車には手信号という方法があるからなのかもしれません。
自転車の場合手を使って進行方向を知らせる手信号が昔から普及しています。わざわざウィンカーを出すよりも簡単です。
つまり、自転車にとってウィンカーは「あると便利だけど、なくても意思表示できる装備」なのです。
自転車の車体は非常に細いので、左右のライトを大きく離して取り付けることが難しいという問題もあるように思います。
例えばシートポスト付近に左右のライトを並べたとしても、車体そのものが細いため、「右が点滅しているのか、左が点滅しているのか」が分かりにくくて、点滅させても意味がない、ということになるように思います。
そんな居るのか、要らないのか分からない、中途半端な存在で、次から次へと現れては消える自転車用のウィンカーですが、何年もしぶとく販売を続けている製品ももちろん存在します。

Photo via:http://www.cycl.bike/
バーエンドキャップと交換して取り付けるタイプの方向指示器です。バーエンドバーではなくキャップ部分に装着するため、ロードバイクのドロップハンドルでも使いやすそうです。
操作はとてもシンプルで、左右どちらかのライトを軽く叩くだけでウインカーが点滅します。走行中でも直感的に操作できるのは大きな魅力でしょう。
さらに、左右のライトは磁石でくっつけてコンパクトに持ち運べるようになっており、デザイン面もよく考えられています。
USB充電式で使い勝手も良く、完成度の高い自転車用ウインカーという印象です。


Photo via:https://www.lumoshelmet.co/
クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で目標金額を大きく上回る支援を集め、商品化されたヘルメットタイプの方向指示器「LUMOS Helmet」です。
方向指示器だけでなく、ブレーキランプやヘッドライトも搭載した多機能ヘルメットで、安全性を重視した設計になっています。
特に良いと思ったのは、ライトの位置が高いことです。シートポストなどに取り付けるテールライトよりもドライバーの目線に近く、視認性という点では有利かもしれません。
ヘルメットとしてのデザインもスタイリッシュで、普段使いしやすそうな印象です。日本でも販売されています。
最近ではワイヤレスリモコンで操作できる製品もあったりして、以前より使い勝手は良くなっていて、便利さも増しているようには思うのですが、やはりウィンカーを装備している自転車ってのは、なかなか見かけないんですよね。
今回、自転車用ウインカーをいろいろ調べてみて感じたのは、「面白い製品はあるけど、普及するほどは売れないんだろうな」ということでした。
バーエンドタイプ。
テールライト一体型。
ワイヤレスリモコン。
ヘルメット一体型。
どれもアイデアとしては面白いですし、実際に商品化されているものもありますが、新しい製品が出たとしても、数年後には販売終了になっているものが多いんですよね。
「販売終了=需要がなかった」と決めつけることはできないですが、街を走る自転車を見ても、ウィンカーを備えた自転車を見ることが殆どないので、必要とされていないんだろうなと思います。