クロスバイクやロードバイクのホイールを、フレームに固定するためのスキュアーを買いました。
一般的には「クイックリリース」とか「クイックレリーズ」などと言われているもので、正式な部品名としては「スキュアー」と呼ぶようです。
工具無しでも素早くボルトを緩められて、ホイールの着脱を簡単にするための機構を備えたものです。
レースなどでパンクなどのトラブらるがあった場合に、のんびりボルトを外して作業をするわけにはいかないので、レース中でも素早くホイール交換が出来るようにするために考えられたパーツですね。
さて、私のクロスバイクに最初から装備されていたスキュアーでも問題なく使用できていたのですが、チタンを使用したパーツにちょっとした憧れがあることから、チタン製のものに交換してみたという次第です。
チタン製のボルトなどは、コストパフォーマンスが悪く、高価な印象なのですが、スキュアーなどはチタン製であっても比較的安価に購入できるので、気軽にチタンパーツ化を考えられるのです。
チタンとカーボンアロイレバーの軽量クイックリリーススキュアーを買いました
Wiggleのオリジナルブランドのチタン製クイックリリーススキュアー
チタンとカーボンアロイレバーの軽量クイックリリーススキュアーを買いました。
メーカーは「Lifeline」。
「Wiggle」の愛用者なら一瞬でピンとくるかと思います。
ネットの情報等によれば「Lifeline」はWiggleがOEMで製造しているオリジナルブランドらしいです。
要するに、Wiggleで購入した製品です。
Wiggleとは?
ちなみにWiggleはイギリスを拠点とする自転車用品販売サイトで、日本のショップで購入するのと同じような感覚で気軽に個人輸入できるサイトです。
日本では見かけることのないメーカーがたくさんありますし、日本で見かけるメーカーの製品も、円高の際には日本の価格よりもかなり安く購入することができるショップです。
利用方法は下記の記事を参考にしてください。
クイックリリーススキュアーの長さ
クイックリリーススキュアーの幅
クイックリリーススキュアーは通常は前後セットで売っています。
購入の際に注意しなければいけないのは、リア用のクイックリリーススキュアーの幅です。
自転車のリアのハブ部分の幅、つまりは「エンド幅」は、自転車の種類にによって異なります。
なので、対応していないエンド幅のクイックリリーススキュアーは使用できないなどの問題が出てくるので、クイックリリーススキュアーを購入する前には、自分の自転車のエンド幅がどのサイズなのかを確認する必要があります。。
一般的なエンド幅は、ロードバイクなどの標準サイズである「130mm」のものと、クロスバイクやマウンテンバイクの標準サイズである「135mm」のものがあります。
ディスクブレーキを装備したクロスバイクやロードバイクも増えていますが、ディスクブレーキの場合はまた違った規格のスキュアーが採用されているので互換性が全く無いので注意が必要です。
ちなみに、GIANT社のクロスバイクのESCAPEシリーズは、ロードバイクと同じリアエンド幅である130mm幅なので、今回僕が購入したものも130mm幅のものになります。
エンド幅については、下記の記事を参考にしてください。
135mm幅のクイックリリーススキュアーは130mmのエンド幅でも対応可能
しかしながら、135mmのクイックリリーススキュアーは、大抵の場合130mmのエンド幅の自転車にも使用できるので、対応サイズ130mm-135mmなどというような表記も多く見られます。
35mm幅のクイックリリーススキュアーを130mmのエンド幅の自転車で使用した場合は、5mmほど軸が余る程度で、使用に関しては特に問題がないというわけです。
また、ロードバイク等で使えるコンパクトな携帯用スタンドである「upstand」などを使用する際には、スキュアーのシャフト部分にアタッチメントを取り付ける関係から、一般的な130mmだと余裕がなくなるので、135mmのものを使用した方がよさそうです。
そういう場合などには、130mmのエンド幅の自転車であっても、あえて35mm幅のクイックリリーススキュアーを使用したりもするので、何か問題があるわけではありません。
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チタンとカーボンアロイレバーの軽量クイックリリーススキュアー詳細
クイックリリースのレバー部分は、カーボンアロイレバー。
初めて聞く言葉ですが、要は複合素材ということで、強度の必要な締付け部分はアロイ、つまりはアルミ合金でできていて、レバーの部分がカーボンになっているようです。
肝心のチタンはシャフト部分になります。
タケノコバネの色もチタン特有の鈍色なので、もしかしたらチタン製なのかもしれません。
クイックリリース部分を解放した状態。
小さく「Lifeline」のロゴとCB/TIという表記が見えます。
CB:カーボン
TI:チタン
ということかと思います。
エンド部の黒い部分の素材もアロイのようです。
クイックリリーススキュアーは、パーツ的には小さいものではありますが、比較的目に付く部分だと思うので、アクセントとしてカラータイプのものを選択するのも個性が出せて良いかと思います。
購入価格は4,000円程度。
クイックリリーススキュアーとして考えれば、4,000円は安くはない価格だと思いますが、チタン製と考えれば、他メーカーなどは6,000円〜で1万円を越えてくるものもあり、かなり格安なものになります。
なので、質感は価格相応と言いますか「良い仕事してますね〜」と思うほどではないかな。
チタンとカーボンアロイレバーのクイックリリーススキュアーの重量
チタンとカーボンアロイレバーのクイックリリーススキュアーの重さを計測してみました。
注目の重量は44g(前後セット)。
商品詳細のスペックには50gと書かれていましたから逆サバですね。
一般的なクイックリリーススキュアーは80g〜140g程度になることを思うと、1g数百円と言われるような軽量化の価格感覚で考えれば、リーズナブルと言えると思います。
軽量さだけで考えれば上には上がいくらでもあるので、中堅レベル的な重量かと思いますが、見た目や重量などを考えれば、それなりの満足感が得られるクイックリリーススキュアーだと思います。
あと関係ないですが、注目してほしいのが、クイックリリーススキュアーの重さを測っている重量計。
タニタの製品ですがおしゃれなデザインでついつい購入してしまったものです。
まとめ
自分のクロスバイクで使用されているクイックリリーススキュアーを、チタンとカーボンを使用したものに変更してみました。
実際問題で、見た目以外の変化はそれほど感じるものであはりません。
見た目に関しては、このクイックリリーススキュアーはかなり華奢で細いレバーが採用されているので、好みが分かれるところかと思います。
個人的には太くてごつい見た目も嫌いではないので、重量のことを考えなければ、フルクラムのホイールを購入した時に付属してきたクイックリリーススキュアーのレバーの方が好きでした。
とは言え、ついに念願のチタンパーツを愛車に組み込めたことで、自転車に乗っている時の「俺のクロスバイクにはチタンパーツが組み込まれているんだぜ」というような密かな優越感はプライスレスかと思うので、個人的には大満足なカスタマイズになりました。
ちなみに、チタン製のクイックリリーススキュアーは、僕が購入した当初はまだそれほど日本では見かけることが少なかったのですが、今ではアマゾンで大量に見つけることができます。
価格も安いので、興味のある方はチャレンジしてみるのも良いと思います。
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クイックリリーススキュアーの取り付け方の解説については、下記の記事で解説しています。