クロスバイクやロードバイクはもちろん自転車で夜間に走行する場合にはライト(前照灯と後尾灯)の装着が義務付けられています。
電池式(乾電池/ボタン電池)と、充電式がライトの主な電池のタイプですが、ここ数年でバッテリーの性能が大きく向上したこともあり、今では充電式のライトが主流になっています。
ライトの選び方などについては下記の記事でまとめていますので、興味の有る方は読んでいただけると自転車のライト選びの参考になるかもしれません。
充電式の自転車ライト
僕が使用している自転車のライトも全て充電式のライトになっています。knog(ノグ)というメーカーのBlinderシリーズがオシャレでコンパクトな自転車用ライトなので、気に入ってずっと使用しています。
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充電式自転車用ライトを選んだ理由
僕が自転車に使用するライトとして、電池式のライトではなく充電式ライトを使っているのは、単純にランニングコストが掛かるものが嫌いというのが一番の理由です。
最初の買った自転車用ライトは価格は安かったものの、ボタン電池式のライトだったため、電池の寿命が短くて頻繁に電池を買い替える必要があり、あっという間にライト本体の値段よりも電池代の方が高くなってしまいました。
そんなわけで電池式の自転車用ライトに見切りをつけて、ランニングコストのかからない充電式のライトに交換したのでした。
電池式のライトと比べると、充電式ライトは本体価格が高くなってしまいますが、ランニングコストが掛からない分、簡単に元が取れると思います。
充電式自転車ライトのメリット
● ランニングコストがかからない
● 重量が軽い
● 小型
● デザインが豊富
● 明るいライトが多い
充電式自転車ライトのデメリット
● 電池に比べて持ちが悪い
● バッテリーが切れたら終わり
● 充電に時間が掛かる
充電式ライトのリチウムイオン電池には寿命がある
充電式ライトのバッテリーは、リチウムイオン電池、またはリチウムイオンポリマー電池を使用しているものが大半です。
いずれの電池も経年劣化とともに蓄電能力が低下し、いずれは使用に耐えられなくなってしまいます。
一般的に300〜500サイクル程度で初期状態の半分程度のパフォーマンスになるなどと言われていて、その程度までパフォーマンスが落ちると、充電池の交換か、新しいものを買い替える、ということになると思います。身近なところではスマートフォンなどで同様の症状が見られます。
ただ自転車のライトはスマートフォンほど頻繁に充電を繰り返すということはないと思われるので、2年くらいは問題無い範囲で使用出来そうです。
なので、自転車のライトの価格から考えれば2年に一度買い換えるくらいのサイクルであれば寿命の心配はそれほどしなくても良いかもしれません。
ただ、knogなどの保障規定にもありますが、製品保障は2年なのに対してバッテリーの保障は半年、などを考えると、使い方によっては、標準よりも早く電池を消耗してしまうと思われるので、なるべくバッテリーの寿命が延びるような使い方をしたいものです。
バッテリー充電式電池を長持ちさせるポイント
バッテリー残量が少なくなってから充電する
バッテリー残量がまだ多いうちの充電は良くありません。バッテリー残量がまだ多いうちに充電することを継ぎ足し充電と呼ばれ、バッテリーに優しくない充電方法の代表と言えます。
継ぎ足し充電よりも、電池の残量が少なくなってから充電するようにした方が充電池には優しくなります。
ただ、実際問題として、自転車のライトなどは、使用する前にはフル充電をしておきたいと思うので、いちいちバッテリーの残量を気にして充電する、ということは非現実的かもしれませんね。
バッテリー残量をゼロにしない
継ぎ足し充電ではなく、バッテリー残量が少なくなってから充電した方が充電池には優しいようですが、逆に残量がゼロになるまで使い切ってしまうのは、さらにバッテリーへの負担が大きくなり、電池の寿命を縮める原因となるようです。
毎日使用している場合はゼロにしてしまう心配はほとんどないと思いますが、長期間使用しない場合などには電池の存在自体を忘れてしまったりしますから、気がついた時には電池の残量がゼロになっていて駄目になってしまったなんてことにもなりかねません。
なので、長い時間使用しない場合でも、月に一度くらいは充電しておいた方が良いと思われます。
満充電になったら充電を止める
バッテリー残量がゼロになってしまうと、バッテリーへの負担が大きくなるのと同じように、満充電(100%充電された状態)の状態もバッテリーへの負担が大きいそうで、満充電になってもまだ充電器に繋ぎっぱなしというのはバッテリーの寿命を縮めてしまう原因となります。
大きな家電などには、満充電になると、自動的に給電をカットする回路が組まれていたりしますが、自転車用ライトの場合は、そのような回路が組まれていないものもあるかと思うので、満充電の状態になったものは速やかに充電器から外す、ということを習慣付けた方が良いと思います。
充電池は涼しい場所で保管する
充電池は熱にも弱いので涼しい場所での保管が基本です。
例えば、夏場の日中に走行する際などライトを使用しないような状況ではライトを取り外しておいたほうが良いでしょう。
バッテリーを使用した充電式ライトの寿命を延ばす方法まとめ
数年前までは自転車ライトと言えば充電式よりも電池式のものが主流でしたが、今では各メーカーともメインのラインナップは充電式になっています。
ライトだけに限らず、サイクルコンピューターなども充電式のものが増えてきていますし、今後もこの流れが変わることはないでしょう。やはり小型で軽量化できる点は自転車目線で見れば大きなポイントです。
稼働時間の問題があるので、長時間ライドの場合は、電池が切れてもコンビニなどで電池を仕入れられる電池式も根強い人気があるようですが、大型バッテリーを搭載した充電式モデルも増えているので、充電式が電池式を駆逐してしまうのも時間の問題かもしれません。
電池が切れてしまった時は不安ですが、万が一の場合はモバイルバッテリーを持参しておけば走行中や休憩中に充電することも出来るでしょう。最近は給電しながら使用できるものもありますから電池切れに関する不安は解消されつつある感じです。
バッテリーが寿命を迎えたら?
充電式の自転車用ライトのバッテリーが寿命を迎えたら、バッテリーの交換などはしてもらえるのかなどを主要なライトメーカーのホームページで確認しましたが、情報を見つけることが出来ませんでしたから基本的には買い替えることになりそうです。
それでも2〜3年程度は使用に耐えられると思われますし、それだけ使えば、十分な感じもします。また、LEDやバッテリーが樹分進化していると思われるので新しいモデルを購入した方が良いと諦められるかと思います。
結果的に、自転車のライトに関して言えば、充電池のバッテリーの寿命についてはあまりシビアに考えなくても良さそうです。
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