家族旅行で温泉でも行こうかということになり、都内からもアクセスの良い山梨県の石和温泉に行ってきました。
家族旅行なので自転車で行ったわけではなかったのですが、宿泊したホテルにレンタルサイクル(ママチャリ)があったので、一人で石和温泉周辺(笛吹市)をサイクリングしてきました。
そんなわけで、石和温泉周辺(笛吹市)の自転車事情、レンタルサイクルの魅力について感じたことをまとめてみます。
山梨県石和温泉近辺(笛吹市)の自転車事情とサイクリングロード
都内から石和温泉(笛吹市)までアクセス
石和温泉は東京から約1時間30分程度の場所にある温泉郷です。
自動車なら中央自動車道でもすぐ行ける場所ですが、せっかくなので2017年12月に投入された新型のスーパーあずさに乗っていきました。
新型のスーパーあずさは成田エキスプレスや新幹線のように荷物を置けるスペースもあるので輪行する際にも便利だろうなと思いました。
ちなみにスーパーあずさは石和温泉駅には停車せず、その先の甲府駅まで行ってしまうため、通常はスーパーあずさではなくスーパーかいじに乗る必要があります。
ただし、甲府まで行ってしまったとしても、石和温泉駅までは各駅停車で2駅しかないので、あえてスーパーあずさで行って各駅停車で2駅戻って石和温泉まで行く人も多いと思います。
石和温泉近辺(笛吹市)のレンタルサイクル
石和温泉周辺をサイクリングで楽しみたいと思うとレンタルサイクルを利用するのが良いと思います。
石和温泉のある笛吹市では、放置自転車を回収して修理した自転車を再利用してレンタルサイクルを行なっていて無料でレンタルできます(保証金として借りる際に1000円ほど必要)。
参考 笛吹市レンタルサイクル
参考 遊湯Yu-Yuレンタサイクル
僕の場合は宿泊した「ホテル八田」でもレンタルサイクルのサービスがあったのでそちらを利用しました。笛吹市のレンタルサイクルと同じく無料でレンタルできました。
ちなみにがホテル八田の隣にある石和源泉足湯ひろばは笛吹市のレンタルサイクルの貸出所の一つです。
上記の写真がレンタルサイクルの自転車です。
笛吹市のレンタルサイクルも基本的には同じようなママチャリがレンタルできると思います。
逆にクロスバイクやロードバイクなどのいわゆるスポーツサイクルのレンタルは無いようなので、思いっきりサイクリングを楽しみたい人は輪行が一番かと思います。
石和温泉近辺(笛吹市)の自転車事情
温泉通り
レンタルサイクルで手に入れたママチャリに乗ってサイクリングをスタート。
まずはホテル前の通りである「温泉通り」を走りました。
よくある田舎の交通事情と同じで、メインの道路以外の交通量は極めて少ないです。その割に道路幅は十分あって自転車に乗るには走りやすい環境です。
上記の写真の撮影時間は日曜日の15時くらいですが、自動車が時折走り過ぎるくらいで歩行者や自転車はほとんど居ません。
基本的に車社会なのでしょう、自動車以外はほとんど見かけません。
周辺に遊ぶものや公園がないせいもあり、子供達の姿も無く、日曜日の昼間でも人影がほとんどありませんでした。
自動車が多い
メイン通りに出れば自動車の数は普通に多いです。
東京との違いは自転車はわざわざ車道を走らなくても自転車歩行者道の方がちゃんと整備されているのでロードバイクやクロスバイクなどでもそちらの方が断然走りやすいと思います。
自動車と自転車との棲み分けがしっかりとされているような印象でした。
僕が走った範囲では、幹線道路には広めの自転車歩行者道が全て整備されてあり非常に走りやすかったです。
上記の写真のように歩行者自転車道がなく路肩が非常に狭い道もあります。
これは笛吹川沿いの土手の道路ですが、狭い割に交通量は多く、自転車で走っていると後続車のプレッシャーがすごいです。
ただし、笛吹川沿いにはサイクリングロードが整備されているため、土手の上を走るのは基本的には自動車やバイクだけなのかもしれません。
石和温泉近辺(笛吹市)のサイクリングロード
石和温泉近辺(笛吹市)をサイクリングする際には笛吹川を基本にコースを考えることになります。
というのも笛吹川に沿ってサイクリングロードが整備されているからです。
山梨市駅の近くの万力公園が起点となっていて三都西橋までの約28kmほどのサイクリングロードがあります。「笛吹川サイクリングロード1号線」と呼ばれているようです。
上記の写真のような感じのサイクリングロードで、草むらの中を一本道が延々と続いているイメージです。
綺麗なサイクリングロードというわけではないのですが、走りやすい道ではありました。
しかしながら、ほとんど自転車を見かけませんでした。
犬の散歩をしている人かジョギングをしている人がチラホラ居たくらいです。
一応富士山も見えますが先っちょだけです(笑)
河川敷も整備されていない場所は草ぼうぼうな状態です。
景色的にはあまり良いとは言えないかもしれませんが、笛吹川沿いにはいろいろな草花があるようなので、草花が好きな人にとっては楽しいサイクリングロードになるようです。
サイクリングロードを工事中のようです(2018年2月現在)。
この先には綺麗に護岸整備がされた石和ふれあいゾーンがあります。
花火大会などがおこわなれるなどで笛吹市の中心的な憩いの場所のようです。
石和ふれあいゾーンに入ると途端に綺麗に整備されています。
サイクリングロードも広くなりジョギングする人などもまばらに見かけるようになります。
このあたりは開放感のある気持ちの良い景色が続きます。
綺麗な石和ふれあいゾーンは1kmほどですぐに終わってしまい、後は再び草原の中の小道的なサイクリングロードに戻ります。
こんな感じで草原の中を延々と走るサイクリングロードが続いていくようです。
最後まで走ってみたい気持ちもありましたが、日も沈んできたので適当なところで切り上げて帰ってきました。
後で地図を確認してみると往復12kmくらいは走ったようです。
快晴の日曜日の昼間で、それほど寒くもなくサイクリング日和な日にも関わらず、擦れ違った自転車は数台でいずれもママチャリだったことを思うと、日頃からかなり空いているのかもしれませんね。
起伏もなく平坦で走りやすいコースだったので、いつか山梨市駅からクロスバイクやロードバイクで完全走破をしてみたいなと思えるようなサイクリングロードでした。
石和温泉近辺(笛吹市)のメインは場末感溢れた温泉街
のんびりしたサイクリングコースを走るのも気持ち良かったのですが、石和温泉近辺(笛吹市)のサイクリングの醍醐味は温泉街の繁華街巡りだと思います。
というのもこの辺りはかつての温泉ブームの頃のまままの古い繁華街がそのまま残っているのです。
よく言えばレトロな街並みで、昭和感、場末感溢れる商店街は40年ほど時間が止まっているかのようで、とてもノスタルジックな気分にさせてくれるのです。
東京には無い温泉街独特の雰囲気は非常に魅力的です。
なんとも言えない昭和レトロな雰囲気がたまりませんね。
自転車をひたすら乗った後は温泉に入り疲れを癒して、夜には温泉街にフラリと出かけてみるのも楽しいと思います。
地元では有名らしい昭和レトロな映画館のテアトル石和(2018年閉館)。
こんな感じの昭和な雰囲気満載の街並みは一つの日本の景色として保護しなきゃいけないんじゃないかと思いますね。無くなっていくのは寂しい気がします。
自転車ならではの目線の素晴らしさ
こういった景色に気がつけるのは自転車でのんびり散策すればこそだと思います。
自動車だと幹線道路しか走らないですから、メインの道路のちょっと奥にこんな街並みがあるなんて気がつかないことも多いと思います。幹線道路はよくある郊外型の大型店舗やチェーン店ばかりですからあまり特徴的な景色は無いのですよね。
自転車と自動車とでは見える景色に雲泥の差があります。
そんな素敵な景色に気が付けるのが旅行先でレンタルサイクルで散策する最大のメリットでしょうね。
石和温泉近辺に限らず全国各地にレンタルサイクルサービスがあると思いますから、旅先では必ず自転車に乗ってみるというのを予定に組み込んでしまうのがオススメです。きっと今まで気付けなかったその町々の魅力を発見できるはずですよ。
以上、石和温泉近辺(笛吹市)の自転車事情についてでした。
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