自転車には自動車のように方向指示器やブレーキランプがないため、右折するのか、左折するのか、それとも停止するのかなどが判断できません。
そこで手を使って進行方向を意思表示する「ハンドサイン(手信号)」が使われたりします。
一昔前は、自転車で手信号を出すのは、ご老人ばかりだったように思いますが、最近ではロードバイクやクロスバイクに乗る人などが手信号を出しているのをよく見かけるようになりました。
実際に自分が自転車に乗る際や、自動車に乗る際にも手信号を出したり出してもらったりした方が、お互いの意思疎通ができて安全運転に繋がるものだと思います。
また、子供と2人で自転車でお出かけした際にも、後ろを付いてくる子供に進行方向を事前に教えてあげるのに手信号は非常に役立っています。
さて、この度、ちょっとした用事でアメリカに行くことになり、自転車の手信号が海外にも有るのかどうかが気になったので調べてみることにしました。
自転車の手信号はアメリカでも基本的に日本と同じ
アメリカでの自転車の手信号の種類
アメリカでも一般的な交通法の中で使われる手信号は、日本と同じく左折と右折、そして停止の三種類が基本です。
href="https://escape.poo.tokyo/hand-sign/
左折:左手を真横に伸ばす。
右折:右手を真横に伸ばすか左手を曲げた状態で上げる。
停止:左手を斜め下に伸ばす
停止のサインは日本とは手が逆になる
ご存知の通り、アメリカは右側通行になるので、自転車も日本とは逆の右側通行です。
なので停止のハンドサインは、日本とは逆になり、左手で合図することになります。
実際は右手でも左手でもどちらで出しても良いようですが、左手が推奨されるのは、自動車などにアピールするためには車道側に出した方が見えやすいという理由があるかと思います。
カリフォルニア州とネバダ州の手信号
ちなみにアメリカは州によってルールが違うことも多々あります。
例えば、自転車のヘルメットの着用が義務付けられている州もあれば、18歳以上は着用の義務は無いなどの違いがあったりします。
僕が今回訪問する先はカリフォルニア州とネバダ州ですが、手信号に関しては同じルールのようです。
カリフォルニア州の自転車の手信号
ネバダ州の自転車の手信号
Photo via:https://www.nevadadot.com/home/showdocument?id=3630
ネバダ州は右左折すすために手を伸ばして、指でも示すのが正しいようですね。
確かに、指差しした方が、より分かりやすいかもしれません。
基本的には日本と同じ手信号で通じる
手の動作で意味を伝える代表的なものと言えば「手話」ですが、手話は日本と海外では意味が異なるものがほとんどです。
なので日本のジェスチャーをそのまま海外では使えないことも多いのですが、自転車の手信号に関しては日本で使用する手信号は、そのままアメリカでも使用できるようですね。
国際運転免許証を取得すれば海外でも運転できたりもするように、交通ルールは国が違っても困らない程度の共通したルールが適用されているようにも思います。
なので、自転車のルールも基本的には日本のルールに従っていれば、間違いを犯すということはあまりないようです。
海外ではシェアサイクルも積極的に利用されていますから、ちょっとした移動手段として海外で自転車に乗る機会もあるかもしれないので、そんな時には積極的に手信号を使ってみたいと思います。
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