自転車用品海外通販サイトのWiggle(ウイグル)での購入方法などについてまとめています。
自転車用品・パーツ販売サイトのWiggleでお買い物
日頃から自転車用品やパーツを通販で購入している人であれば、知らない人であろう海外通販サイトのいWiggle(ウィグル)。
僕自身、自転車用品やパーツはもっぱら通販で買い物しているので、お店の選択肢の一つとしてWiggleも当然利用しています。
海外通販なので円安のときほど利用価値があるので、円安のときに利用するのが基本ですが、そうでない時にも掘り出し物が見つかったりするので、時々チェックをするのをおすすめします。
自分自身の備忘録も兼ねて、Wiggleでの購入から受け取りまでの一連の流れについてまとめてみたいと思います。
海外自転車用品・パーツをWiggleで購入する流れ
Wiggleは日本のショップと同じ感覚で購入できます
Wiggleには、本家のサイト(運営はイギリス)である英語のサイトの他に、日本人向けの日本語サイトがあります。
通常は日本語サイトから購入します。
個人輸入と聞くと、少々ハードルが高い気がしてしまいますが、Wiggleでの購入は日本の通販サイト、例えばAmazonや楽天などとほとんど変わらない感覚で購入出来るます。
そのため、実際にモノが配達されるまでの間で「海外から購入している」というような感じは一切ありません。
目当ての商品を探す
Wiggleの商品の品揃えは良いですが、母体がイギリスのため、日本でよく見かける商品やメーカー、ブランドなどとは少しラインナップが異なっています。
日本でよくみかけるNitto(日東)などは検索しても見つかりませんし、逆に日本では見かけることのないメーカーが沢山見つかるのも特徴です。
僕なんかはマイナーなメーカーが好きだったりするので、wiggleで探しても商品が見つからないことも多いですが、有名メーカーの定番商品は大概見つかるので、品揃えに不満を覚えることはそれほど無いかと思います。
為替レートと関税は一応意識する程度で良いと思います
価格は為替相場(円とポンド)の兼ね合いで決まるので、購入する時期によっては、あまりお買い得感が無いこともあるかと思うので、基本的には日本のショッピングサイトなどと価格比較をしながら購入するのが良いでしょう。
また、輸入時に税関で関税がかかるので、税金などもあらかじめ計算しておくと「結局日本で買った方が早くて安かった・・・」という初歩的なミスを犯す事もすくないはずです。
自転車関連のパーツなどの関税は基本的にはそれほど高くはありませんが、革製品などは非常に関税が高いですから、サドルやシューズなどを購入する際には注意しましょう。
ポンドに対して円が高くなればなるほど価格が安くなってきますが、仮にレートがあまり良くなくても、セール品ならば国内で買うよりも安くなる場合も多々あるので、円高の時だけ利用価値があるとは一概には言えない感じです。
参考までに2019.7.17現在(1ポンド=134.11円)で、ロード用ホイールの人気モデルの一つである「Fulcrum - Racing Zero Nite」の価格をAmazonと比較してみると、Amazonの最安値は129,800円前後。それに対してWiggleでは91349円。
また、ロード用のタイヤの定番である「ContinentalGrand Prix 5000」の場合、Amazonでは7,084円前後でWiggleは4871円でした。
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 (700×25c) [並行輸入品]
商品詳細はよく比較すべし
注意点として、同じ商品のように見えて、実は海外だけでしか流通していないモデルだったり、その他の付属物が違っていたりするなどで、日本で流通しているものとは完全に同じモノでは無いことも多く、単純な比較は難しい場合も多いです。
このあたりは、商品詳細をよく比較するようにさえすれば、特に問題はないかと思います。
Wiggleの送料無料は7,499円以上
Wiggleで購入した商品の海外からの送料ですが、7,499円以上の買い物の場合は無料で配送できます。(バイク・フレームを除く)。
つまり小額の小物等を単品で注文したりするのであれば、Wiggleは選択肢から外れると思います。
Wiggleでの購入方法
目当ての商品をバスケットに追加
目当ての商品が見つかれば「バスケットに追加」します。
馴染まない言葉ですが、Amazonで言うところの「カートに入れる」です。
バスケットに商品が追加されると、確認のウインドウが開きます。
個数の指定は後で行ないます。
ユーザー登録も後で構いません。
まだ買い物を続ける場合は「買い物を続ける」ボタンをクリック。
清算する場合は「今すぐチェックアウト」ボタンをクリックします。
海外のレストランで食事して「お勘定!」を伝えるのに使う「チェックプリーズ!」のチェックです。
Wiggleは基本的に日本語へのローカライズはよく出来ていますが、時々「バスケット」や「チェックアウト」など、日本語的な言い回しとは違う訳が出てきて戸惑ってしまうかもしれません。まぁご愛嬌の範囲ですね。
Wiggleのアカウント作成
チェックアウトに進むとログイン画面へ移動します。
アカウントを持っていない場合は、アカウントを作成する必要があるので、画面中央の「アカウントをお持ちですか?」の項目で「いいえ」にチェックを入れます。
必要事項を入力して「アカウントを作成してチェックアウト」ボタンをクリック。
確認のため、メールアドレスに「Wiggle.jpにようこそ」と「Wiggleアカウントの確認」の2つのメールが届くので「Wiggleアカウントの確認」のメールに記載されているリンクをクリックして、登録を確定させます。
「パスワードのリセット」画面に飛ばされて、Eメールアドレスと新しいパスワードを入力するように求められることもありますが、先ほど登録したEメールアドレスとパスワードを入力して「パスワードのリセット」ボタンをクリックすれば登録が完了します。
引き続き購入しようとする物の支払いを行なう為に、右上のオレンジのボタンをクリックします。
購入する物の確認
バスケット(カート)の中身を確認する画面です。
購入する商品の個数を変更する場合はこのページで行ないます。
「バウチャー」と呼ばれるクーポンコードがある場合もここで入力します。
特に問題がなければ「チェックアウトに進む」ボタンをクリック。
配送先の入力
Wiggleで購入した物を配送する住所を入力します。
ここで気をつけなければいけないのは、海外の住所の書き方をする必要があります。
つまり、strong>住所の小さい方から入力していきます。
建物名は「住所1」
番地は「住所2」
建物名が無い場合は「住所1」へ番地を入力して、「住所2」は空欄で良いでしょう。
配送方法の選択
Wiggleではいくつかの配送方法を選ぶことができます。
● 無料配送(追跡番号なし)
● 通常配送・優先的に出荷(追跡番号なし)
● 日本まで追跡番号付き配送
海外の郵便事情は、日本ほど信用出来るものではなく、送ったはずの物が届かないなんてことも珍しくありません。
僕は海外通販の仕事にも関わったことがあるので、その経験から言えば、海外の人はEMS(国際郵便)での配達を嫌がります。
というのも、自国の郵便会社をあまり信用していないからで「EMSだと絶対に届かないからFedExなどの選択肢はないのか?」というような問い合わせも多いのです。
少し話が逸れましたが、追跡番号があれば仮に荷物が届かなかったとしても、どこで行方不明になったのかを探すのに便利ですし、通販業者などにも荷物が届かないというクレームを入れる際の荷物を受け取っていないという証明にもなります。
とりあえず日本国内においては、郵便は信用出来ると思えるので、僕はいつも「無料配送」を選択しています。
金額が高額になる場合には、保険として「追跡番号有り」を選択するようにしています。
配送方法を選択したら「続行」ボタンをクリックします。
支払い方法の選択
Wiggleでの支払いは、基本的に「クレジットカード」が「PayPal」での支払いです。
僕はPayPalのアカウントも持っていますが、面倒なのでクレジットカードで決済しています。
カード情報を入力して「続行」ボタンをクリックすると決済が完了します。
決済完了画面
注文が確定すると、注文内容確定のメールが届きます。
後は、購入したモノが配達されてくるのを待つだけです。
Wiggleで自転車用品やパーツを購入して配達されるまでの流れ
Wiggleで商品の注文を確定した後は、モノが届くまで特にすることはなく、ただ待つだけです。
無料配送を選択すると、配達までの目安は10営業日なので、週末をまたぐ金曜日などに注文すると、2週間程度待つことになると思います。
Wiggleから荷物が届く
日本時間の4月28日の夜中に注文をして、配達されたのが5月5日でした。
購入したモノによっては税関で止められることもあります。
その場合は、通関するのに数日掛かることもありますが、僕の海外通販の経験では止められたことは一度もなく、予定よりもやや早めに届く場合が多いです。
これくらいのスピードで配達されると、感覚的には国内のお店で買い物するのとほとんど変わらないです。
受け取り時に関税を払う
海外通販の場合は税金は後から支払うことになります。
10,000円を超えると関税が掛けられるようになります。
参考 課税価格の合計額が1万円以下の物品の免税適用について|税関
今回は10,000円程度の買い物だったので、関税がかけられることはありませんでしたが、以前ホイールを購入した際には、商品代金が6万円ほどだったので、3000円ほどの関税を受け取り時に支払いました。
海外のオークションなどで購入した場合は10,000円以上の商品でもバイヤーが気を利かせてインボイスに10,000円以下の金額を書いて発送してくれたりすることもあるようですが、そのような行為は脱税になりますし、ショップの場合は発送はシステムに組み込まれていることがほとんどなので、額面通りに関税を払うことになります。
関税は海外通販での落とし穴になりやすい部分で、安いからと思い購入したものの、関税を計算すると日本で買った方が安かったなどということにもなりかねません。
また、関税は輸入する物によって税率が違うので、その点にも注意が必要です。
例えば革製品などにはかなり高い関税がかかりますから、海外通販では購入しない方が良いものだったりします。
海外通販の外装は大抵ボロボロです
配達された荷物は海外にありがちな、ちょっとボコボコの段ボール箱です。
これはWiggleや海外の通販業者が雑だからではありません。
Wiggleからの出荷時には綺麗な箱でも輸出時にコンテナに積み込むなどの作業がかなり荒っぽくて、このようになるようです。
段ボール箱はあくまで中身を保護するためのモノなので、箱がボロボロでも気にしないようにしましょう。
気にしていたら海外通販はできません。
納品書も日本語
段ボール箱には「ありがとうございました」が多言語で書かれています。
Wiggleがワールドワイドな感じで販売している様子が伺えます。
購入した物にもよるでしょうが、中身の梱包はかなり簡易です。
明細書ももちろん入っています。
日本語で書かれているので、やはり海外から購入したというような感じがほとんどありません。
日本の通販を利用しているのと全く同じ感覚です。
今回Wiggleで購入したのは、バックパックを背負った時の背中の汗対策として「DeuterのRace EXP Air」と「クイックリリース」でした。
日本で購入した場合だと、総額で12,000円程度になると思いますが、この程度の値段のものでもタイミングによっては数千円安く購入出来ます。
Wiggleで自転車用品やパーツを購入したけど返品したい場合
インターネットなどの通販でモノを購入した場合、実際にモノが届いてみるとイメージが違ったとか、間違って購入してしまったなんてこともあるかと思います。
その際に、国内で購入したものであれば事情を説明するのも楽そうですが、Wiggleはイギリスの会社・・・すんなり返品できるか気になるところだと思います。
返品をする場合は、アカウントにログインして注文した商品を確認するページを見れば、商品横に「商品を返品」ボタンがあるので、それをクリックして指示に従えば良いようです。
DHLを使用しての返品となり、指定の住所まで直送することになります。
返品に関しての注意点としては
● 返金手続きに時間がかかることがある
● 返送料金として1,800円を差し引く
● 商品の交換はできない
● 自転車本体などの場合は別途問い合わせ
参考 英国国外からの返品|Wiggle
Wiggleで自転車用品やパーツを購入するポイント
最後にWiggleで自転車用品やパーツを購入する際のポイントについてまとめてみます。
円高時の利用が断然お得!円安時でもセールならお得
Wiggleでの購入は個人輸入になるので、為替の影響を受けます。
円高になればなるほど安く購入できるので、例えば1ドル=100円あたりを基準にして、円高の時だけ利用するというのが個人輸入の基本的なところだと思います。
しかし円安の時でも、セール等も頻繁に開催されているので、タイミング次第で思わぬ掘り出し物が見つかることも意外と多いです。
また、為替による影響は金額が大きくなればなるほど大きくなるので、ホイールなどの高価なパーツを購入する際には為替は意識しておいた方が良いと思います。
しかし、2万円程度までのものであれば、驚くほどの違いにはならないのであまり気にしなくても良いかもしれません。
Wiggleでは日本で値引き販売していない商品と無名商品がオススメ
値引き販売されているようなものだと、日本のサイトで購入してもWiggleで購入しても価格に大きな差が無いことも多いです。
しかし、ドイターなどのように、どこのお店で買っても価格がほとんど変わらず、ほぼ定価で販売されているようなメーカー品だと、Wiggleで購入した方安く買えることが多いです。
また特にメーカーにこだわりがないのであれば、日本では見かけないようなメーカー品も多々あるので、単純に安く購入したいというのであればそのような製品を購入するの良いかと思います。
Wiggleの感想
僕は自転車用品に限らずで、海外からいろいろと購入することが多いです。
例えば、映画や海外ドラマのDVDなどは、日本国内で購入するよりも海外から購入した方が断然安いです。
ただし、Amazon.comをはじめとした海外から購入できるサービスは、基本的に英語なので日本のショップで購入するような感覚ではなかなか利用できません。
その点、Wiggleは完全に日本語化されているので「こんなに簡単に買えちゃって良いのかしら」と逆に不安になるほど簡単に購入することができ、海外通販のハードルも随分低くなったんだなぁと驚くはずです。
注文した商品が到着するまで少し時間が掛かること以外は、基本的に全て国内から購入するのと全く変わりませんね。
Wiggleでの品揃えに関しては、目当ての商品が見つからないこともありますが、メーカー品にこだわらないとか定番商品しか買わないのであれば、品揃えに不満を覚えることもないかと思います。
海外通販を利用したことがないと、すぐにモノが届かないことや何かあった時の対応等を考えるとそれなりに不安があると思います。
しかし、いざ利用してみれば難しい手続き等も必要ありませんし、拍子抜けするほど簡単です。
そして個人輸入をするという、ちょっとワクワク感もあるので、興味の有る方は是非チャレンジしてみてください。