僕がクロスバイクで使用するために必要な、パーツや自転車用アイテムを購入する際には、主にAmazonで購入をしています。
改造・カスタマイズを盛んに行なっていた頃と比べれば、購入頻度は少なくなったものの、今でも消耗品やメンテナンス用品は購入しますし、新製品が無いかどうかをチェックするために利用したりもしています。
Amazonプライムの会員にもなるくらいAmazonのヘビーユーザーな僕ですが、最近「おや?」と思うことも増えてきました。
数年前に比べて、商品数が随分増えたなぁ・・・と思うのです。
以前は自転車用のライトを探すと、「CATEYE」か「LEZYNE」、「ジェントス」などが定番で、その他はあまり出てこなかったように記憶しています。
しかし最近は、マーケットプレイスへ中国からの出店者が増えたこともあり、いろいろな種類のライトが見つかるようになりました。
しかも、そのどれもがかなり安いのです。
中国の業者の詐欺問題もよく聞く話なので「本当に大丈夫なのかな?」という不安もあり、興味はありつつも、なかなか手を出すまでには至っていませんでした。
そんな最中、Amazonへの出店者であるTeyimoさんから製品の提供を受けて、格安自転車ライトの試用をさせて頂けることになったので、渡りに船ということで、格安中華自転車ライトのレビューをしてみたいと思います。
ちなみに、今回のセ品の提供には金銭の授受等は無く「他の記事と同様に思ったことを素直に書きますよ」ということを了承してもらった上での紹介となります。
中国製のタッチ型自転車ライト
開封
化粧箱はこんな感じでシンプルです。
中国製のOEM製品でよくある感じですね。
共通の箱を使用して、ブランドロゴのシールを貼っているような感じです。
開封するとこんな感じです。
メインは自転車用のフロントライトではあるのですが、付属品としてテールライトと、ホイールに取付けるスポークライトが含まれている点で盛りだくさんな感じです。
これもOEMでよくある感じで、オマケ盛々で「お得感」を出したセットなのだと思います。
同梱品
箱の中味を全て出してみました。
何がメインなのか分からなくなるくらいに盛々な感じです。
● 日本語の説明書
● スポークライト x 2
● フロントライト
● ストラップ
● 充電用USBコード
● テールライト
● ヘルメット用マウント
● ハンドル用マウント
自転車用フロントライト
これが今回のメインの製品になります。
950ルーメンの高輝度、かつ2000mhAの大容量バッテリーで、5時間の連続使用が出来るというなかなかハイスペックなライトです。
ただ、この手の中国製品のスペックは、明るさにせよ、バッテリー容量にせよ、信頼できるものはほとんど無いと思っておいた方が良いでしょう。
なのでスペックに関しては話半分程度としたいと思いますが、それでも十分なスペックだと思います。
このライトの最大の特徴は、本体上部中央に配置されたタッチセンサー式のスイッチボタンでしょうか。
この手の製品ではあまりタッチセンサーを採用しているモノを見かけた記憶がありません。
感度や天気の悪い日はどうなるのか気になるところですが、ライト自体は防水設計となっているので、雨の日でも反応してくれると思います。
ライト本体にはストラップも付けられるので、携帯用ライトとして使う際にも便利そうです。
ちなみに重量はマウント込みで135gでした。
スポークライト
スポークに取り付けるためのライトです。
ボタン電池を使用するタイプで、真ん中の突起の部分にスポークを嵌めて固定させます。
スポークにライトを取り付けると、横からの視認性が良くなるため、より安全なサイクリングができるようになると思います。
リアライト
ボタン電池式でコンパクトなリアライトなので、既にリアライトを持っている人でも非常用として持ち運ぶのに丁度良いかもしれません。
Teyimoのタッチ型自転車ライトの試用レビュー
デザイン
早速、愛車であるクロスバイクのESCAPE Airにフロントライトを取付けてみました。
大きさもあるライトなので「デザイン的にどうかな?」という不安もありましたが、いざ取付けてみると、意外と見た目も悪くなくて良い感じです。
取り付け
ハンドルに取付けたマウンターに固定しています。
マウンターの着脱は手で緩められるボルト一本なので簡単に行なえます。
マウンターにスライドさせてライトを固定する方式で「カチッ」という音がありませんが、しっかりと固定されていて、凸凹道で振動があったとしても、多少の事ではズレたり落下したりはしないのではないかと思います。
タッチセンサー
タッチセンサー式のボタンは長押しでスイッチオンになり、ワンタッチごとに「明るい→暗い→点滅→スイッチオフ」の順で感度良く切り替わります。
グローブをしていると操作できなくなるのがやや難点ですが、解りやすくシンプルで良いと思います。
明るさ
自転車ライトとしてはかなり明るい部類だと思います。
試しに僕が現在使用している300ルーメンのライトと比較してみました。
左側が今回のライト、右側が300ルーメンのライトで、今回のライトの方が明るいのが判ります。
ただ、900ルーメンの明るさがあるかと言われると、やはり怪しい感じはあります。
灯りがほとんど無い道を走ってみました。
300ルーメンのライトで走るとやや不安を感じるような道でも、この新しいライトだとしっかりと路面を照らしてくれて非常に走りやすかったです。
なので、激安な中華性ライトであっても、市街地で使用するには十分な明るさが備わっていると言えると思います。
中国製の自転車ライトの試用レビューまとめ
正直なところで、実際に使用してみる前までは、あまり信用していない部分もあったのですが、いざ使用してみると、なかなか調子が良く、今現在使用しているライトから乗り換えても良いかなと思えるレベルのライトでした。
やっぱりライトは明るさが正義な部分がありますから、一度明るいライトを使ってしまうと、暗いライトには戻れなくなってしまいますね。
ちなみに、付属品のホイールライトも試そうと思いましたが、きしめんタイプのスポークには取付け出来ずに断念。
まとめとしては、この価格でこの性能のライトであれば充分に満足できるものだと思いました。
市街地を走る場合は明る過ぎる感じもするので、使用する際にはやや下向きにして走るのが良いでしょう。
それくらいに十分な明るさを持ったライトです。
※残念ながらこのライトは今現在では販売されていません。
大量に製造して売り切れた時点で製造終了というのは、OEMの中華製品ではよくあることなので仕方ないですね。
でも、今ではもっと進化して、高性能なライトが沢山販売されているので気になる人は探してみてください。
もう、自転車のライトに関しては格安の中国製のライトでも十分だなって思います。
OLIGHT
そんな中国製ライトの中でも頭一つ抜けた感じのメーカーがOKIGHTですね。
しっかりとブランド化もされていて、他のOEM丸出しな製品とは一線を画する感じがあって好感が持てます。