クロスバイクやロードバイクなどの自転車に乗るには、ライトや鍵などの必須の自転車用品がいくつかあります。
それぞれに有名メーカーがあり、例えばライトの場合だとキャットアイやレザイン、鍵であればクリプトナイトやABUSなどが有名です。
有名メーカーの製品は価格も高いですが、価格相応に性能や品質も良く、耐久性や保証などの部分でも信頼度も高いので、お金に余裕がある場合は、定評のあるメーカーの製品を購入するのが最も間違いがない選択と思われます。
しかしながら何かと必要なものも多く、出費の多い自転車趣味ですから、出来るだけ安く済ませたいと思うことが多いのもまた事実です。
そこで気になるのがアマゾンなどで売られている激安な自転車用品です。
有名メーカー品に比べて安いけど「買って本当に大丈夫なのか?」「ちゃんと使えるのか?」などと不安な部分もありますが、中国の業者による格安な製品も大量に販売されるようになり、実際に買ってみると意外と品質が良いものも見つかったりするので、モノによっては有名メーカーにこだわらなくても十分満足できるものも多くなってきたように思います。
もちろん「安かろう悪かろう」や「安物買いの銭失い」的な部分もありますが、中国製の激安品でも購入して良いんじゃないかなと思うモノについて考えてみました。
自転車用の鍵
U字ロックはABUSやクリプトナイトの2強を除けば似たり寄ったり
自転車用の鍵も特にメーカーにこだわらなくても良いかなと思うようになった自転車用アイテの一つです。
個人的には自転車用の鍵はU字ロックがおすすめで、有名なABUSやクリプトナイトあたりだと抜群の信頼感があります。
しかし、U字ロックだとメーカー問わずでそれなりに防御力は高いですし、U字ロックが破られるような盗難であれば何をやっても盗まれてしまうかなとも思うのです。
実際のところで流通しているU字ロックの多くは台湾のULACというメーカーのOEMだったりするので、ABUSやクリプトナイト以外だと、どれを選んでも似たような感じのように思えます。
またU字ロックの場合は数百円みたいな激安な製品はあまりなく、価格は安くても2,000円程度なので、それほど安く作れるものではないのかもしれません。
ワイヤーロックは激安品でも良い
ワイヤーロックは激安中国製が溢れています。
ワイヤーロックに関しては有名メーカーでも取り扱いがありますが、いずれも商品として用意したけどあまり本気で取り組んではいないようなやっつけ感があります。
そんなこんなで有名メーカーでもそれほど値段は高くないですし、激安品であれば1,000円以下の鍵も沢山見つかります。
極端な話、100円ショップにだってそこそこの太さのワイヤーロックが見つけられます。
個人的な考えとして、まずワイヤーロックは盗難対策としてはあまり効果的なものではないので、コンビニに入るときのように数分程度しか自転車から離れないような時に使うための気軽なものという認識です。ガッチリ強固な防御力は無い簡易的な対処をするための鍵なので、有名メーカーの製品でなくても良いんじゃないかと思います。
自転車用ウェアとグローブ
サイクルウェアは消耗品と考えているので、激安な中国製でも良いと思ってます。
おそらくパールイズミやアソスなどの方がウェアとしての性能も良いでしょうし、耐久性や着心地の部分でも優れているのでしょうけど。
幸いにして自転車用ウェアは一般のアパレルほど流行り廃りでシルエットが変化するモノでもなく、どのメーカーのウェアを着ても似たような見た目になるのですよね。
そのような流行り廃りを気にしなくても良いというのもメーカー品にこだわらなくても良いと思う理由の一つです。
実際に格安な自転車ウェアを買ってみても普通に着られますし、機能的にも不満を感じることも少ないです。
有名メーカーの半額やそれ以下、下手すると1/10程度で買えるサイクルウェアもあったりもするので、お買い得感は非常に高いです。
メリットは安いだけでなくデザインが誰かと被ってしまうことも少ないんですよね。
有名メーカー品だとデザインが被ってしまったり、どこかの国の有名チームと同じデザインだったりするので、サイクリングロードなどで同じデザインのウェアを着ている人と遭遇してしまうこともありますし、僕のような中途半端なサイクリストにとっては気恥ずかしい感じがしてしまうのです。
激安無名メーカーだと、デザインが無数にありますし、無地も多いので、誰かと被ったりすることもない安心感があります。
サイクルグローブに関しても同じで、ウェア以上に消耗品だと思いますし、軍手最強説ってのもあるくらいなので、激安で購入できるサイクルグローブがあれば、それで十分だと思っています。
「俺のジャージはアソスだぜ!」的なメーカへのこだわりがなければ無名メーカーの激安ジャージで全然オッケーってな感じです。
● 自転車用ウェアはシルエットが変化しない
● ボロくなれば心置きなく捨てられるくらい安い
● 無地も多くて他人と被る心配が無い
● 細かい部分(ホツレなど)は気になるかも
● 耐久性や性能、着心地などの違いはあるかも
● メーカー品を着ているという優越感は無い
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サイクルコンピューター
サイクルコンピューターも有名どころだと GRMINが筆頭に挙がりますが、本格的にデータを活用するつもりがなく、走行距離やスピードだけでも良いのであれば、中国製の無名メーカーのサイクルコンピューターでも十分に用事は足りると思われます。
サイクルコンピューター選びのポイントとなるのは夜でも視認性を確保するためにバックライトが搭載されていることにとなると思います。
ところが有名メーカーの製品は意外とバックライトが搭載されているモデルが少なく、あったとしても10,000円を超えるような高価なモデルになるのです。
それに対して中国製の激安サイクルコンピューターにはバックライトが付いているのが当たり前で、価格も2,000円〜4,000円程度でかなり安く手に入ります。
有名メーカーのサイクルコンピューターと比べてスペックが上なのに価格は安い場合も多くて驚かされます。
「データーが正確に取れるか?」「すぐに壊れないか?」という不安はありますが、多くの人は詳細で正確なデータは必要ないでしょう。
速度と走行距離程度であればメーカーにこだわらなくても十分満足できると思われます。
ましてSTRAVAなどのオンラインサービスの利用を考えない、速度と走行距離さえ測れればそれで良いと考えるのであれば、全くもってメーカー品にこだわる必要は無いでしょう。
激安品で良いなと思うようになった自転車周辺アイテムまとめ
ライト、鍵、自転車ウェア、サイクルコンピューターあたりは、メーカーやデザイン、プロ仕様の性能にこだわらなければ、そこそこの品質のものが以前では考えられなかったような激安な価格で手に入るようになっています。
もちろんハズレを引いてしまうことは有りますが、中国メーカーの考え方として、検品せずに全て出荷して、故障や初期不良などで文句言われたら新しいのと取り替えようという考え方なので、不具合品に当たることはよくあることだったりするのです。
そんな時にはさっさと交換してもらえば良いだけなので、その辺りに目をつむることができれば、選択肢として激安な中国製品を購入するのも有りなんじゃないかと思います。
逆に精度を要求される工具類や安全を左右するヘルメットの類などに関しては、激安品ではなく、ちゃんとしたメーカー品を選ぶのが絶対的な安心感と信頼があります。
激安でそこそこの品質の自転車用品が入手できるようになって財布に優しく嬉しいと思う反面、多くのメーカーが激安な中国メーカーに駆逐されてしまうんじゃないかという思いもあり、ちょっと複雑な気分ではありますが、いろいろ選択肢が増えるというのは消費者としてありがたい限りです。
以上、自転車周辺アイテムは激安品で良いなと思うようになった自転車用品のまとめでした。