クロスバイクのホイールを高級なホイールに交換した結果、自宅での保管(僕の場合は住んでいるマンションの共同駐輪場)や、コンビニやスーパーに立ち寄る際に、自転車の盗難に対して以前よりも気を遣わなくてはいけなくなりました。
そこで、クロスバイクやロードバイクのホイールを自転車泥棒から守るために施錠方法を工夫したので、その方法をまとめてみます。
自転車泥棒対策の基本は施錠
クロスバイクは施錠さえしておけば基本的には安心
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクは、盗難が心配です。
クロスバイクの場合は、ロードバイクに比べればそれほど高価ではないため、施錠さえしておけば盗難リスクはそれほど高くないと思います。
というのも、10万円を切るようなクロスバイクは安物パーツの寄せ集めなので、ロードバイクのように自転車をバラしてパーツで売りさばけるほどの価値がないのです。
自転車泥棒を「仕事」として考えれば、ロードバイクでもクロスバイクでも自転車を盗むリスクと手間は同じなので、必然的に実入りが多く売りさばきやすいロードバイクの方をターゲットにするでしょう。
そんな中でクロスバイクの場合は、無施錠で放置するなど隙だらけの状態でなければ、盗難されるリスクはそれほど高くないのではと思います。
もちろん、購入して間もないピカピカの時期は売り捌きやすいので盗難されやすいと思われるので、多少は神経質になる必要はあるかと思いますが、半年も乗ってフレームなども汚れてきた後であれば、ワイヤーロックなどの簡単な施錠でも十分でしょう。
実際問題で、自転車が盗難されるのは、多くの場合で施錠をしていなかったために盗難被害に遭う人が非常に多いのです。
「ちょっとコンビニに立ち寄るくらいだから施錠しなくても大丈夫だろう」
「自動で鍵の掛かる駐輪場だから大丈夫だろう」
などと油断をして無施錠で自転車から離れてしまった結果、盗難被害に遭うのです。
クロスバイクを盗難されないための施錠方法のポイント
● 自転車から離れる時は必ず施錠する
● 施錠する場合はケーブルロックで後輪とフレームに鍵を通す
● ピカピカのうちは特に注意する
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より完璧な自転車盗難対策のためにできること
駐輪する場所や状況で施錠レベルを考える
僕の場合は、出先で自転車を降りて駐輪することがほとんどないので、盗難を警戒しなくてはいけないのが「自宅の駐輪場」での保管時になります。
自宅の駐輪場から自転車をわざわざ盗むような人は、駅前に駐輪してある自転車が盗難に遭う時のような「移動の足のためにちょっと拝借」という場当たり的な盗難ではなく、日頃から観察を行った上で、めぼしい自転車に狙いを定めてチャンスを狙って犯行におよぶというプロのような人が多いと思います。
なので、実際に犯行に及ぶ際には、ボルトカッターくらいは当たり前のように準備しているでしょうから、簡単に鍵を切断されない方法を考えなくてはいけません。
鍵を2つ使用するダブルロックが効果的
僕が自宅の駐輪場でクロスバイクの保管する際は、鍵を2つ使うツーロックを基本にしています。
自宅での施錠例
使用する鍵は「U字ロック」と「ワイヤーロック」です。
U字ロックでシートチューブと後輪をロックして、ワイヤーロックで前輪とフレームを持ち去られないようにします。
そしてどこかに結びつけることが出来るようであれば、地球ロックを施します。
複数の鍵を使用することで必然的に防御力が上がりますが、種類の違う鍵を使用することで、さらに防御力を高められるというわけです。
例えば、ワイヤーロックを2つでも良いわけですが、ワイヤーロックは切断系の道具には弱いので、U字ロックなどの違う種類の鍵を加えることでより防御力を高められるのです。
● 自転車から長時間離れるような場合は厳重な施錠を基本にする
● 鍵の数を増やせば盗難防止効果が上がる
ホイールを含めた盗難対策
ホイールを含めた盗難対策を考える
クロスバイクは、ロードバイクに比べれば盗難リスクも低く、比較的簡単な対策で良いと思いますが、改造カスタマイズをして高級なパーツを組み込んだりしていると話が変わってきます。
高級なパーツは、バラせばそれだけでも高値で売れますから、プロの自転車泥棒のターゲットになりやすくなります。
例えば、高級なホイールなどは中古市場でも人気ですし、そもそもホイールだけを持ち去るのも簡単ですから、ちょっとでも施錠方法にスキがあると盗まれてしまうのです。
クロスバイクやロードバイクのホイールは、慣れた人だと前輪で20〜30秒、後輪でも1分程度もあれば外せてしまうわけですから、コンビニに立ち寄る程度の時間でも、きちんと施錠をしないと危険なのです。
そんなわけで、それなりの価格のするホイールを使用している場合は、ホイールを含めた盗難対策が必要になってきます。
ダブルループワイヤーを使用した盗難対策
僕が実践しているホイールまで含めた盗難対策は、U字ロックとダブルループワイヤーを使用した施錠方法です。
ダブルループワイヤーとは、ワイヤーの両端が「輪っか」になっているものです。
ダブルループワイヤー単品では鍵をかけることができませんが、U字ロックと併用することで通常のワイヤーロックと同じように使うことが出来るようになります。
このダブルループワイヤーをホイールとフレームに通すことでホイールだけの持ち去りができないようにしています。
ダブルループワイヤーを使用するメリット
● 既に持っているU字ロックなどと併用できる
● 2メートル程度の長さのものも手に入る
● 太さ1センチ程度の太いワイヤーでも重量が軽い
● 価格が安い
ダブルループワイヤーを使用してホイールの盗難対策をした施錠例
ダブルループワイヤーを前輪と後輪、あわよくば支柱に通して地球ロックをして、シートチューブと後輪を施錠するためのU字ロックに通します。
こうすることで、ホイールを完璧にガードすることができますし、仮にワイヤーがカットされてしまっても、U字ロックが残っているので、少なくとも後輪はしっかりとガードすることが出来ます。
もちろん、ここまですると施錠する側も手間が増えて面倒ではありますが、それ以上に泥棒にとっては面倒なものになるので、盗難防止の効果は高くなるというわけです。
僕自身もコンビニなどに立ち寄る程度であれば、ここまでの施錠はしませんが、自宅の駐輪場で長時間駐輪するような時には必ずこのような施錠をするようにしています。
クロスバイクのホールまで含めた盗難対策のまとめ
極端なことを言ってしまえば、盗まれる時は何をしても盗まれるものだとは思います。
しかし、使用する鍵の数を増やすなど、施錠する側が手間をかければかけるほど、泥棒にとっても盗難するのが面倒な自転車になります。
なので、クロスバイクを改造カスタマイズして、そこそこのホイールに交換した場合など、クロスバイクでもそれなりに高級なパーツが装備されているような状態であれば、その程度に応じて施錠方法も強固にした方が良いでしょう。
とにもかくにも盗難対策の基本は施錠ですし、盗まれてしまってからではどうしようもないので、日頃からしっかりと盗難対策を意識した施錠をするということが大切ですね。
以上、クロスバイクの基本的な施錠方法と、ホイールの盗難までを考えた施錠のポイントについてのまとめでした。
自転車の盗難保険を考えるのも一つの方法
ロードバイクなどの高価な自転車は、パーツ単位でも売り捌きやすいので、何をしても盗まれる時は盗まれるものでもあります。
心配な場合は自転車の車両保険や盗難保険への加入を考えるのも一つの方法だと思います。自動車と同じ様に盗難や事故でも保障を受けられる保険があります。
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