クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクに乗る場合、タイヤやチューブに関するトラブル(パンクなど)は常に頭の中に入れておかなければいけません。
僕なんかも万が一の時にはすぐに対処できるように、予備のタイヤやチューブをストックしています。
ストックと言えば、防災用としてレトルトやお菓子、飲料水なども常備している我が家ですが、当然のように消費期限というものがあるので、防災関連のストックに関しては、年に一度は総入れ替えをする必要があります。
そこで気になったのが自転車のタイヤやチューブの場合は使用期限のようなものはあるのか?ある場合はどのくらいの期間保管出来るものなのか?そしてどのように保管すれば良いのか?ということが気になったので、自転車のタイヤやチューブの使用期限や保管方法について調べてみることにしました。
自転車のタイヤやチューブの使用期限はあるか?
自転車のタイヤやチューブの使用期限の有無についての情報が無いか、各メーカーのサイトや手持ちの予備チューブのパッケージの記載を確認したりしましたが、使用期限や保管方法などについての明確な情報を見つけることが出来ませんでした。
考えてみればそれもそのはずで、食品のように冷蔵庫で保管して何日など保管や使用条件が限定できるものでもないですし、そもそも口に入れるものでもないですから、そのような期限を明確化して記載する必要がないのかもしれません。
タイヤなどは屋外で使用し、しかも路面と直に触れ合うものですし、一般的には5000kmほど走ってようやく寿命が来るようなものですから、それなりに丈夫でしょうし、直射日光が当って紫外線を大量に浴びるような場所でもない限りはそう簡単に劣化するものではないかもしれません。
そう考えると室内で何か遮光性のあるケースなどに入れて保管している分には特に使用期限は気にしなくて良いと思えるレベルで大丈夫なものなのかもしれません。
ゴム製品と言えばコンドームですが、コンドームなどのあんなに薄いゴムですら日本コンドーム工業会で定めている使用期限の基準は5年だそうなので、もっとハードな使用が前提になっているタイヤやチューブはもっと長持ちしても不思議じゃないですよね。
タイヤやチューブの劣化を防ぐ保管方法
そんなわけで自転車のタイヤやチューブのストックの保管に関しては使用期限や保管方法などはあまり意識しなくても良いと思われます。
しかし、タイヤやチューブはゴム製品ですし、必ず劣化はするものなので、劣化を防ぐための方法として下記の保管方法が基本になりそうです。
直射日光の当たらない場所に保管する
日光(紫外線)が劣化の原因になりますから日光が当たらない場所で保管した方が良いでしょう。僕の場合は、工具箱の下段に箱に入れて保管しています。基本的には日光どころか電灯の灯りすら入らないような場所で保管されています。
ちなみに僕が使用している工具箱はリングスターというメーカーのボックスです。
空気を遮断する
ゴム製品は酸化することで劣化します。なので、ラップで包んだり、ジップロックに入れて空気を抜いてから保管すると劣化しづらくなります。
タイヤパウダーをまぶす
タイヤやチューブの保護をするためのパウダーです。
ゴム製品のトラブルとしてよくあるのが、ゴム製品を長い期間重ねて保管しておいたりするとゴムが溶けて癒着してしまうなんてことがありますが、タイヤパウダーを保管時にまぶしておくと、こういったゴム製品同士の癒着を防ぐことができます。
本来の用途としては使用中のチューブにまぶすことで、タイヤとチューブが癒着するのを防ぐためのものですが、ストック用のタイヤやチューブに使用する人もいるようです。
先入先出と過剰在庫を避ける
先入先出で使用する。
つまり先に購入した物を先に使用するということです。食品では常識ですが、食品に限らずでストックするモノは全て先入先出にした方が良いでしょう。
タイヤやチューブの保管でやってはいけないこと
タイヤやチューブの保管でやってはいけないことは劣化を防ぐ保管方法の真逆の方法です。
つまり日光が差し込む明るい場所などで裸のまま保管していたりすると劣化を早めてしまうことになり、いざ使用する時になってタイヤの表面がヒビだらけなんてことにもなりかねません。
他には、オイルなどを塗ったりするのもタイヤやチューブのゴムを劣化させてしまう原因になるので気をつけましょう。
予備タイヤやチューブの寿命や保管方法についてまとめ
冒頭にも書きましたが、僕自身も何かがあった時のためにすぐに対応できるように予備タイヤと予備チューブは常にストックを持つようにしています。
しばらく使っていないものもあったりするので「大丈夫かな?」「早めに使った方が良いのかな?」などと心配をしていましたが、こうして調べてみると、それほど心配をしなくても良いのだということが判り安心しました。
タイヤなどの場合は、使用していると、表面にヒビが入ってきたり、一部が欠けて剥げたりしはじめるので、見た目でもある程度は使用限度のようなものは判断できるのですが、ストックに関してはなかなか難しいところがありますよね。
今回タイヤやチューブに関して調べている中で見つけた「ゴムタイム」というゴム関連のニュースを専門に扱う情報ポータルサイトが個人的に非常に興味深かったので紹介しておきます。
参考 ゴムタイム
ゴム関連のニュースや情報がギッシリです。なかなかマニアックなサイトになっていますが、非常にソソられるコンテンツになっています。
ちなみに13年の世界タイヤ市場シェア上位3社は
1位 ブリヂストン(14・5%)
2位 ミシュラン(13・7%)
3位 グッドイヤー(9・4%)
だそうです。
色々調べて知らなかった事を知る。
なかなか面白いですね。
ちなみに僕が使用しているタイヤはコンチネンタルのグランプリ4000S2(現行は5000)と呼ばれるタイヤでパンク耐性やグリップ力が強く非常に評価の高いタイヤになります。
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 (700×23c) [並行輸入品]