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タイヤ レビュー

クロスバイクのタイヤを太いタイヤから細いタイヤに交換した結果

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クロスバイクのタイヤを28Cから25C化してみた結果

愛車であるジャイアント社のクロスバイクのESCAPE Airのタイヤをクロスバイクの標準である700×28Cからロードバイクの標準である700×25Cの細いタイヤに変更してみました。

クロスバイクのタイヤを太いタイヤから細いタイヤに交換する

クロスバイクのタイヤを28Cから23C化して細くする

ロードバイクとクロスバイクの標準的なタイヤの太さ

スポーツバイクの走りに影響を与えるのに大きなパーツの1つとして「タイヤ」があります。

一般的なロードバイクに装備されているタイヤのサイズは「700×25C」というタイヤです。

700xの後にある25Cというのは、タイヤの太さを表していて、この数字が小さくなるほど細いタイヤとなります。

一般的なママチャリやシティサイクルなどとは35C程度のタイヤが使用されているので、ロードバイクの標準である25Cというのはかなり細いタイヤであることが分かります。

一方、クロスバイクの標準的なタイヤのサイズは30Cとなり、ロードバイクに比べると若干太いタイヤが装備されています。

僕の愛車であるジャイアント社のクロスバイクのESAPEシリーズも30Cのタイヤが装備されています。

タイヤが細くなることのメリットとデメリット

タイヤが細くなると一体どんな変化が起きるのか、一般的に言われていることをまとめてみると下記のようになります。

タイヤが細くなることのメリット

● 転がり抵抗が少なくなり速度を出しやすい
● タイヤが細くなった分だけ空気抵抗が減る

タイヤが細くなることのデメリット

● デコボコに弱くなる
● パンクしやすくなる

他にもいろいろあるとは思いますが、メリットデメリットを初心者的に考えると、デメリットの方が大きいようにも思えてしまいます。

初心者にとっては、パンクしやすくなるってだけでも、遠慮したい感じがします。

しかし、自転車に軽快な走りを求めるのであれば、必然的に細いタイヤを選択するということになります。

なので、走りを追求するための自転車であるロードバイクでは25Cの細いタイヤを履いているというわけです。

そんなわけで、クロスバイクでもロードバイク的に走りを優先するのであれば「タイヤを25Cに変更する!」というのは、王道的な改造カスタマイズの一つとして考えてみるのが良いと思います。

定番のロード用のタイヤはコンチネンタル グランプリ5000

23C(25C)タイヤはコンチネンタル グランプリ4000S

自転車のタイヤもピンきりで色々ある

25Cタイヤと言ってもピンからキリまで色々な種類のタイヤがあります。

アマゾンあたりで探しても、様々な種類のタイヤが見つかるでしょう。

数千円の安いタイヤもあれば、一万円を超えるタイヤもあります。

「どうしてこうも値段が違うのか?」と思ってしまいますが、やっぱりそれなりの性能差があるんですよね。

自動車などのタイヤで考えてもタイヤは価格によってその性能も大きく違います。

いわゆるグリップ力や重さなんかが違うんですよね。

タイヤは自転車の走行性能を大きく左右するパーツなので高いタイヤを買うのが良い

様々なタイヤが見つかる中で、どのタイヤを選べば良いのか悩むところですが、走行時の快適さ、や耐久性などを考えれば、高い方のタイヤを選んでおけば後悔が少ないと思われます。

やっぱり、それなりの価格のタイヤを購入した方が、パンク耐性などにしても違いを感じます。

ということで、多くのロードバイク愛好者からも高い評判を得ている定番の高性能自転車用タイヤと言えばミシュラン PRO4コンチネンタル グランプリ5000の二択になるのではないかと思います。

前後のタイヤを買うと、安いシティサイクルが買えてしまう値段なので、初心者的には少々怯んでしまう価格ではありますが、スポーツバイクの世界に足を踏み入れたのならそんなことは気にしていてはいけません。

かく言う僕も、初めてこのタイヤを購入する際には思い切りが必要でしたが、結果としては間違いの無い選択だったと思います。

タイヤだけでなくチューブ選びも大切

タイヤ選びと同じようにタイヤの中に入るチューブ選びも大切です。

チューブもタイヤと同様に様々な種類があり、値段もピンキリです。

評判の良いチューブはパンク耐性が高いなどいろいろなメリットがあるようなので、評価やレビューを参考にしつつ適当なチューブを選ぶのが良いと思います。

僕はとりあえずタイヤと同じメーカーであるコンチネンタルのチューブを選択しました。

評判も悪くないチューブですし、実際に使用してみて、日常使いの範囲では特に不満もありません。

タイヤ交換の際の注意点

クロスバイクのタイヤを28Cから23C(25C)化して細くしてみた

タイヤを交換する際の注意点としてよく言われるポイント

● タイヤのマークとバルブの位置を揃える
● タイヤのマークとホイールのロゴの位置を揃える
● タイヤによっては回転方向がタイヤに矢印で示されているので注意する

ロードバイクやクロスバイクなどのタイヤを交換する際の注意点については、下記の記事で詳しく解説しています。

ロードバイクやクロスバイクのホイールのタイヤのマークとバルブ位置は揃えた方がカッコ良い

クロスバイクのタイヤを太いタイヤから細いタイヤにした結果

クロスバイクのタイヤを28Cから23Cにした結果

見た目の変化

タイヤを28Cから25Cに換えた結果、見た目でもハッキリと判るくらいに細くなりました。

数値的にはわずかしか違いがないので、タイヤを変えても違いに気が付かないのではと思っていたのですが、意外と差が出るものですね。

パッと見でややスポーティなバイクになったかなという印象です。

しかし細くなったからと言って華奢な印象はありません。シュッとして精悍になった感じです。

細いタイヤで走行してみた結果

早速25Cタイヤで走行してきました。

最初は少しビビって必要以上に凸凹に気を使いましたが、細いタイヤになったからと言って、太いタイヤの時から乗り方を大きく変える必要はなさそうです。

「タイヤを細くしたらスルスル走る!」というような実感が得られるほどの違いは残念ながらよく判りませんでしたが、タイヤが変わったことでグリップ感が良く、しっかりと路面を捉えている感じがすぐに分かりました。

小さな違いでも蓄積されて大きく影響されてきますから、きっと長距離を走る際には、もっと違いがハッキリと分かるのではないかと思われます。

実際問題でジャイアント社のクロスバイクであるESCAPEの純正のタイヤは、それほど良いタイヤは装備されていないので、グリップ力や重量などはコンチネンタルグランプリと比較すると、かなりの性能差があると思われます。

その差が、実際に走行した際の違いを感じる結果となっているのだと思います。

まぁ、重量が前後で200gくらい違いますから、走行性能や走ったときの印象に違いがでるのは当然です。

自転車の軽量化を考える場合、回転部分(ホイールなど)においては、回転軸の中心部分が軽量化されるよりも、外側(リムやタイヤ)が軽量化された方が、遠心力の影響を受けづらくなると言われています。

なので、ホイールの最も外側にあるタイヤが軽量化されるというのは、かなり効果が得られるというわけです。

残念ながら短距離での走行ではそれほど大きな違いは感じられませんでしたが、きっと50km、100kmと走る距離が増えるに従って、小さな差が蓄積されて、大きな差へと変わってくるように思います。

細いタイヤはパンクしやすいのか?

25Cのような細いタイヤだとパンクしやすいということがよく言われます。

その理由として、タイヤが細い分、タイヤの中に入る空気の量が少なくなからと言われています。

空気圧がシビアにタイヤのコンディションに影響するようになるので、空気圧の管理をしっかりとしないと、デコボコ道を走った際に、チューブを痛めてしまってパンクしてしまうというリスクが高くなるのです。

しかし個人的には25Cタイヤにしたからと言って、極端にパンクしやすくなるかと言われれば、そんなことは無いんじゃないかと思います。

結局は乗り方次第でしょう。

空気をきちんと入れない状態で走ったり、ママチャリ感覚でガッツンガッツンとデコボコや段差に乗り上げるような乗り方をしていれば、パンクも多くなるでしょうが、凸凹や吹きだまりを避けて、段差に上がる際には抜重をするなど、丁寧に乗ってさえいれば、そうそうパンクしないのではと思います。

クロスバイクやロードバイクの細い23Cや25Cタイヤはパンクが心配?

細いタイヤの空気圧と空気を入れる頻度

28Cタイヤから25Cタイヤにして最も変わったと思えるのが空気圧です。

僕の体重の75kg程度だと、適正な空気圧は28Cの時には90PSIでしたが、25Cでは110-120PSIで非常に高圧です。

120PSIと言えば、コンチネンタル グランプリ5000の上限まで空気を入れることになります。

上限まで空気を入れたからと言って、すぐにバーストしないのは解っていても、110PSIを越えると極端にポンプが重くなるため、空気を入れるたびドキドキしてしまうくらい高圧です。

高圧ということは、空気が外に出ようとする力も大きいので、空気の抜けも早く、28Cタイヤの時には1週間に一度ペースで良かった空気入れも、25Cだと2〜3日に一度は入れないと明らかに「空気が抜けているな」と分る程度に空気が抜けてしまいます。

クロスバイクのタイヤを28Cから25Cに交換してみたのまとめ

クロスバイクのタイヤを28Cから23C(25C)にしたのまと

僕の正直な感想としては、太いタイヤから細いタイヤにしたからと言って、劇的に走行性能が変わるというわけではないかなというのがあります。

しかし、それでも心無しか「転がりが良くなったな」と感じる場面はありましたし、グリップ力などのタイヤの性能は大きく向上したというのはすぐに実感できる部分でした。

僕がクロスバイクを購入した2014年頃は、ロードバイクでは23Cタイヤが主流でしたが、タイヤの太さは自転車の進化とともに徐々に太くなる傾向にあり、2022年時点では、23Cタイヤはほとんど消滅して25Cタイヤが主流になっています。

タイヤとチューブに関しては、3000~5000kmほど走れば寿命がやってくる消耗品でもあり、他のパーツに比べて交換頻度が高いので、いろいろなタイヤを試してみる事ができると思います。

なので、一つのタイヤにこだわるのではなく、タイヤの太さだけではなく、性能の違いなどを比較してみるのも面白そうです。

以上、クロスバイクのタイヤを太いタイヤから細いタイヤに交換してみた結果でした。

23Cタイヤから25Cタイヤへの推移

同じ空気圧で同じ体重でロードバイクに乗車した場合、25Cタイヤの方が23Cタイヤと比べて接地面積が少なくなるという研究結果もあり、結果として、「転がり抵抗が25Cタイヤの方が少ない」ということから25Cを採用する傾向が出てきました。

同時にホイール自体もワイドリム化してきたため、23Cタイヤだと、少しブカブカになってしまうのを嫌って、25Cタイヤにするという流れの中でロードバイクのタイヤも25Cが標準になってきたという経緯があります。

コンチネンタル グランプリ400S2での転がり抵抗テストのリンクをコメント欄にて教えていただきましたので下記にリンクを張っておきます。
参考
Continental GP4000S II Comparison: 23, 25, 28 mm Compared

僕自身で23Cと25Cの空気圧等について調べた内容は下記の記事でまとめていますので参考にしてください。

https://escape.poo.tokyo/sports-bike-tire-was-changed-from-28c-to-23c/"

ちなみに、転がり抵抗を考えるのであれば、ラッテックス製のチューブを採用するのも効果が有るようです。

クロスバイクのタイヤを28Cから25Cに交換して感じた変化など

● 走りが軽快になった気がする
● 空気圧は高くしなければいけない
● より凸凹に対しては慎重にならなければいけない
● パンクの心配は28Cと大差無い
● 見た目がシュッとなった
● 交換して良かった

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