大阪を拠点にする自転車メーカーの「アサヒサイクル」が販売するノーパンク自転車に装備されている「t-チューブ」について調べたことをまとめています。
アサヒサイクル株式会社
アサヒサイクル株式会社は、シティサイクル、軽快車、ファッションサイクル、子供車、折りたたみ式自転など、多くの種類の自転車の開発、販売を行っている大阪に拠点を置く自転車メーカーです。
あさひと言えば大手の自転車販売チェーンのサイクルベースあさひを連想してしまいますが、系列などではないようです。
ただし、サイクルベースあさひでは、アサヒサイクルの自転車も取り扱っているようです。。
参考 アサヒサイクル株式会社
アサヒサイクルのノーパンクタイヤ自転車
Photo via:http://www.asahicycle.co.jp/product/protectia/
参考 ノーパンクタイヤ自転車
インナーチューブ式
アサヒサイクルのノーパンクタイヤは、タイヤの内部に普通のチューブではなく、潰れづらいチューブ(t-チューブ)を嵌め込んだ構造のノーパンクタイヤです。
かなり分厚い「チューブのようなもの」をチューブ代わりに使用しているという感じです。
チューブ内部が空洞になっていて軽量化
ノーパンクタイヤの王道と言えば、タイヤの内部にウレタンなどの詰め物をするタイプですが、中身が詰まっているので重量が重くなってしまうというデメリットがあります。
実際問題で本来は空気が入っている部分に何かしらの物体を入れるわけですから、重くなってしまうのは必然的です。
この点において、アサヒサイクルのノーパンクタイヤは、チューブの厚みはあるものの、通常のチューブと同じ様に中身が空洞になっているため、完全に中身を埋めるタイプのノーパンクタイヤに比べると軽量化されています。
タイヤの交換が容易
一般的なウレタンを詰めたノーパンクタイヤの場合、タイヤの交換は基本的に出来なかったり、特殊な機械を使用する必要があり、実質使い捨てのようなタイヤになってしまいます。
それに対して、アサヒサイクルのノーパンクタイヤは、専用工具が必要にはなるものの、チューブやタイヤを交換が出来るようになっています。
耐久性テストでも優秀な成績
ノーパンクタイヤは中身が詰まっているものだと、物理的に衝撃を吸収しづらいため、長距離を走行するとスポークなどへの負担が大きく、故障しやすいなどと言われています。
ノーパンクタイヤが敬遠されがちなのは、重量の他に衝撃吸収が悪いことが敬遠されている理由でもありますが、アサヒサイクルのノーパンクタイヤは、カナダ規格協会のCSA堅牢試験にも合格するなどしていて、一般的なノーパンクタイヤで懸念されるような衝撃の吸収が悪い問題はクリアされているものと思います。
アサヒサイクルのノーパンクタイヤは中空のチューブを使用しているので、ある程度の衝撃は吸収してくれているのかもしれません。
また、交換サイクルは約10000kmということで、1日5km毎日乗ったとしても、街乗り程度に使うような自転車であれば、5年くらいは余裕で大丈夫な計算となり、耐久性も高いようです。
ノーパンクタイヤ装備モデル プロテクティア
アサヒサイクルのホームページの情報では、ノーパンクタイヤのみの販売をしているというような情報がなく、ノーパンパンクタイヤ自転車として紹介されているので、現状ではタイヤの単品での販売はされていないのかなと思われます。
Protectia(プロテクティア)と呼ばれる自転車がノーパンクタイヤを装備した自転車で、大阪を中心にした関西圏をメインに、全国の自転車屋さんで取り扱いがあるようです。
通勤通学で一番怖いのはパンクなどのトラブルによる遅刻ですが、ノーパンクタイヤならそんな心配もないので、ノーパンクタイヤを検討してみるのも良いかもしれませんね。
参考 取扱店一覧