クロスバイクのカスタマイズを考えたとき、「一番効果があって、満足度が高いカスタマイズは何か?」と聞かれたら、迷わずおすすめできるのがホイール交換です。
ホイールを交換するだけで、まるで別の自転車のように感じるほど、走行性能が大きく変わるのがクロスバイクの面白いところでもあります。
実際、ホイールを交換するだけで
● 漕ぎ出しが軽くなる
● 巡航が楽になる
● 同じ力でもスピードが伸びる
といった変化を、初心者でもはっきり体感できます。
しかも、コンポーネントを交換するような大掛かりな作業は不要で、コストと効果のバランスが非常に良いのもホイール交換の魅力です。
「スピードが伸びない」「漕ぎ出しが重い」と感じているなら、最も効果を実感しやすいカスタマイズがホイール交換だと言えるでしょう
クロスバイクのホイール交換はまず最初にやるべきカスタママイズ

ホイールは最も効果が大きいパーツ
クロスバイクのカスタマイズには、サドルやハンドル、タイヤなど様々な選択肢がありますが、その中でも最も違いを体感しやすいパーツがホイールです。
スペックアップを目的にカスタマイズしたいのであれば、まずはホイール交換から始めるのが、最も手っ取り早く走行性能を向上させる方法になります。
ホイール選びは「高ければ良い」わけではない
ホイールには、いろいろな種類があり、性能も価格もピンキリの世界です。
性能にこだわると、10万円を越えるような価格のホイールがゴロゴロしているのが、ホイールの世界でもあります。
しかし、10万円を超えるような高級なホイールのほとんどは、走行スタイルに専用化した「尖ったスペック」になります。
例えば、ヒルクライム用であれば軽量化に主眼が置かれていたり、タイムアタック用であれば空気抵抗を減らすなど、それぞれの目的に特化した性能になっているため、耐久性などを犠牲にしている部分もあったりするわけです。
なので、ホイールは走行スタイルをどうしたいからで選ぶべきで、価格が高いから良いホイールと言えるわけではありません。性能の方向性と素行スタイルがマッチしていなければ、逆に使いづらいホイールになってしまうのです。
このあたりがホイール選びの難しいところで、単純に高価なホイール=正解ではないという理由でもあります。
クロスバイクのように日常でも乗ることが前提で、街乗りやたまにはロングライドでサイクリングを楽しみたい場合には、全体的なバランスがとれた、オールラウンダーモデルを選択するのがベストということになるかと思います。
ホイール交換の予算は「車体価格」が目安
ロードバイク用ホイールの価格帯は非常に幅広く、数十万円するものから1万円台のものまで存在します。
しかし、前述したように、高価なホイールは、走行スタイルに特化させた仕様になっているため、クロスバイクのような日常用途で乗るような自転車に装備すると、その性能を活かしきれなかったり、却って不便に感じることにもなります。
完成車価格が5〜7万円程度のクロスバイクに、10万円以上のホイールを装備すると、価格的にもスペック的にもバランスが悪い組み合わせになってしまいがちです。
では、クロスバイクのためのホイールには、どのくらいの予算をみておくのが適当なのかというところですが「車体価格と同じくらい」を上限として考えるのが良いでしょう。
つまり、5〜7万円程度のホイールを目安に探すことで、日常使いにちょうど良い、バランスの取れたホイールを選ぶことができます。
定番中の定番としては、Shimano シマノ WH-RS300 あたりが、価格・性能ともに非常に優秀です。
2万円前後のホイールでも純正ホイールより遥かに高性能
10万円以下のホイールで考えた場合、基本的には価格が高くなるほど軽量で高性能になります。
ホイールの価値が分かると、結局後からもっと性能が高いホイールが欲しくなってしまうので、予算が許すのであれば、最初からできるだけ上位グレードを選ぶ方が後悔は少なくなります。
とは言え、いきなり10万円近いホイールを購入するのも勇気がいるのが実際のところで、手始めとして2万円前後のホイールでも良いのかなとも思います。
それだって、完成車に付属しているホイールと比べれば、走りの軽さや反応の違いは十分に体感できるはずです。。
クロスバイクのホイール交換時の注意点
クロスバイクのホイール交換は、基本的にはホイールの付け外し作業と同じなので、慣れてしまえば難しい作業ではありません。
ただし、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
タイヤの交換について
ホイールに取り付けるタイヤのサイズも基本的に同じなので、元のホイールからタイヤを外して、新しいホイールに移し替えることもできます。
しかし、せっかくであれば、ホイールを交換するついでに、タイヤもグレードの高いタイヤに一新してしまうのも良いかと思います。
そこで、おすすめのタイヤは何か?という話になりますが、700Cx25Cのコンチネンタルグランプリ5000が、超定番のハイスペックタイヤです。
高性能タイヤなので値段は少々高いですが、転がり抵抗・耐久性・乗り心地のバランスが非常に良く、オールラウンダーで性能が高い素晴らしいタイヤなのでぜひ試していただきたいです。
タイヤ交換はパンク修理と同じ手順で作業できるため、スポーツバイクに乗るなら身につけておきたいスキルでもあります。
スプロケットの交換・互換性について
クロスバイクのホイール交換で気をつけなくてはいけないのがスプロケットです。
というのも、スプロケットのギアの枚数によっては、取り付けできないホイールもあったりするので、互換性は理解しておく必要があります。
幸い、2026年現在で多く流通しているホイールの殆どは10速対応になっています。
8速や9速などのスプロケットでもスペーサーを入れることで互換性を持たせることができるので、あまり気にする必要はありません。
ただし、異なるギアの枚数(例えば8速のクロスバイクに10速のスプロケットを取り付けようと考える場合など)のスプロケットを取り付ける場合には、クランクセットやチェーンもそのギアの枚数に対応させる必要があります。
逆もまた同じで、クランクセットを10速対応のものに取り替えたいと考えた場合には、スプロケットも10速用のスプロケットを使用する必要があります。
また、スプロケットが変わる場合には、ワイヤーの張り具合も変わってしまうので、調整が必要になることも留意しておいた方が良いでしょう。
クロスバイクのホイール交換は初心者でもできる?
「ホイール交換」と聞くと、難しそう・工具がたくさん必要そう、というイメージを持つ人も多いかもしれません。
ですが実際のところ、クロスバイクのホイール交換はパンク修理ができるレベルであれば十分対応可能な作業です。
ホイールを付け替えるだけであれば、特別な工具は必要なく、
● クイックリリース(またはスルーアクスル)を外す
● ホイールを入れ替える
● ブレーキ位置を確認する
という基本的な作業で完了します。
慣れてしまえば、前後のホイールを交換するのに5分も掛からないで済ませられる程度のものです。
ホイール交換に必要な工具
ホイールを交換するだけであれば、特に工具は必要ありませんが、タイヤやスプロケットを交換する、流用するなどであれば、専用の工具を使用することになります。
タイヤの取り外し・取り付け
タイヤの取り外し、取り付けには「タイヤレバー」を使用します。
パンク修理やタイヤの交換などでも必須になる工具なので、必ず必要になる工具なので入手しておきましょう。
スプロケットの取り外し・取り付け
スプロケットの取り外しと取り付けには、「スプロケット外し(フリーホイールリムーバー)」と「ロックリング工具」が必要になります。
2つとも全く異なる工具ですが、スプロケットを外す際に必要になる工具のため、セットで販売されていることも多いです。
クロスバイクにおすすめのホイールまとめ
クロスバイク用のホイールのおすすめは、上記にも書きましたが、車体価格と同じくらいの価格のホイールから選択するのがベストなホイールになります。
つまりは、前後セットで5〜7万円程度のホイールということになります。
5〜7万円クラスの定番ホイール
● fulcrum Racing 4
● Campagnolo ZONDA
● Shimano WH-RS500
10万円以下の、おすすめホイールについては下記の記事で詳しく紹介しています。
軽量化や見た目のインパクトならカーボンホイールも
軽量化や見た目のインパクトを求めるなら、カーボンホイールも選択肢として考えるのが良いと思います。
カーボンホイールは、一昔前なら前後セットで20万円を超える価格も珍しくなく、高嶺の花ということもあり、クロスバイクに装備するような人は皆無でした。
しかし、現在ではICANなどに代表される、中華カーボンメーカーが台頭してきて、格安で高性能なカーボンホイールが手に入るようになっています。
2万円程度のホイールでもスペックの違いは明らか
ホイールの価格は、自転車のパーツの中でも高価な部類になるため、その値段に慣れるまでは、なかなか手を出しづらいかもしれません。
実際のところだと、5万円程度のホイールだと練習用、普段遣い用のホイールという感じではありますが、クロスバイク乗りとしては、理解しづらい価格でもあると思います。
そんな人は、まずお試しとして2万円前後の、買いやすい価格のホイールを試してみるのも一つの方法だと思います。
2万円前後のホイールでも、クロスバイクにもとから装備されているホイールと比べれば、そのスペックは雲泥の差があるので、すぐにその違いに気がつくことができると思います。
SHIMANO WH-RS370なんかは、小心者にも購入しやすい価格で、おすすめのホイールになります。




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