子供用自転車は子供の成長につれて何度か買い替えのタイミングがやってきます。
幼児時代に乗っていた自転車が小さくなり、最初の買い替えのタイミングになるのが6歳〜7歳で、小学校低学年用(6歳・7歳・8歳)の自転車を検討する必要が出てきます。
ここでは、6歳〜7歳が乗るのにベストサイズと思われる20インチの子供用自転車をまとめています。
海外・国内の有名メーカーの製品をメインに調べられた範囲の自転車を紹介していますが「他にも有るよ!」という場合などは情報をいただけると大変ありがたく思います。
子供用自転車の買い替えは小学校入学〜夏がベスト
幼児用自転車は小学校1年生(6〜7歳)で小さくなる
初めての子供用自転車としては14インチ、16インチ程度の自転車を購入する人が多いと思いますが、小学校に入ると身長が110cm程度になり、幼児用自転車だと小さくて窮屈な乗り方をするようになってしまいます。
多くの幼児用自転車は小学校に入学する前後でサイズが合わなくなってしまうことや、新生活用品を一気に揃える必要もあるので、ついてでの流れがあることから、小学校に入学するタイミングで子供用自転車の購入を検討することになるのです。
小学校低学年(6歳・7歳・8歳)の自転車
18インチ〜22インチがベスト。
小学1年生(6〜7歳)で乗れる自転車のサイズは18インチ〜22インチくらいのサイズがになります。
個人個人の体格もありますし、メーカーによってもフレームの設計が異なるので、ベストなサイズはそれぞれに検討する必要があると思いますが、標準的な身長で考えると、大きすぎず小さすぎずというサイズは20インチになるかと思います。
20インチの自転車の適正身長は110cm〜135cm程度になり、小学校1年生〜小学校4年生(6歳〜8歳)くらいが乗るのに適したサイズになります。
次の自転車の買い替えのタイミングを考慮したい
子供用の自転車を購入する際に気になるのは、次の自転車の買い替えのタイミングかと思います。親としては、無駄なく買い替えのタイミングが来て、なるべく買い替えが少なくしたいと考えます。
理想としては、小学校6年生まで乗れて、次のタイミングは中学校の入学式に合わせたい、などと考えたりします。要するに小学校1年生から6年生まで一台の自転車でいければ最高です。
なので、なるべく長期間乗れるように、大きめの22インチや24インチの自転車を検討したくなるところではあります。
しかし、残念ながら24インチの自転車では小学校入学当初の身長では大きすぎるサイズになりますし、22インチの自転車では小学生6年生が乗るのには小さ過ぎるサイズになってしまうのです。
なので、たとえ22インチや24インチを選択しても小学校5年生、6年生あたりでどうしても買い替えるタイミングが来てしまいます。どのサイズを選ぼうと、中学校に入学するタイミングで新しい自転車を購入しなければいけなくなるのです。
であれば、小学校1年生から無理なく乗れて、小学校4年生で買い替えのタイミングを迎えることが出来れば、低学年の3年間、高学年の3年間というような感じで乗れるようになるので一番無駄が無い選択になるはずです。
従って、次の買い替えのタイミングを考えても小学校1年生に丁度よいサイズの自転車は20インチがベストということになります。
よくよく考えれば小学生時代が一番成長する時期でもありますから一台の自転車で乗り通すのは無茶というお話です。
自転車サイズと身長の目安
● 12インチ ストライダー
● 14インチ 90cm〜100cm程度 3歳〜
● 16インチ 95cm〜110cm程度 4歳〜
● 18インチ 105cm〜115cm程度 6歳〜
● 20インチ 110cm〜135cm程度 6歳〜
● 21インチ 115cm〜 8歳〜
● 24インチ 130cm〜 10歳〜
● 26インチ 150cm〜 12歳〜
20インチ自転車の相場
20インチの自転車の相場はピンキリというのが実際のところではありますが、そこそこのメーカーの自転車を選択するのであれば、3.5~4万円程度が相場になると思います。
ちょっと高いなと思うかもしれませんが、子供用自転車はサイズ展開が細かく、大人用の自転車のように大量生産ができないという根本的な問題があるので、26インチのワンサイズでいける大人用の自転車と比べると割高になってしまうのは仕方がないのかもしれません。
購入検討のポイントとしては、安いからと言ってよく分からないメーカーの自転車を選択するよりは、相場くらいの予算感を持って、それなりに名前の通ったメーカーの自転車を選択するのが良いと思います。
自転車と言えど、乗り物は命に関わるものでもありますから、安心できる製品を選ぶのが基本ですね。
そんなわけで、有名メーカーの20インチ自転車をピックアップして、それぞれの特徴について解説してみます。
何台かは実際に購入したり、使用したレビューも公開していますので、購入検討の参考にしていただければと思います。
有名メーカーの20インチ自転車
XTC JR 20 LITE | GIANT
Photo via:https://www.giant.co.jp/giant20/bike_datail.php?p_id=00000076
¥32,000
参考 XTC JR 20 LITE
JETT 20 | Specialized
Photo via:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g92722-6220/
カラー:グロスコバルト/アイスブルー
ギア:7速
価格:60,500円(税込)
参考 JETT 20
「子供の成長に寄り添うキッズバイク」というコンセプトで開発されたスペシャライズドの子供用自転車JETT 20。
特徴としては、ハンドル、クランク、シートポストにサイズ調整のための機構が備わっていて、子供の成長に合わせて細かなサイズ調整ができるようになっています。
流石はロードバイクの一流メーカーの開発する自転車というところで、子供用自転車でも妥協せずにベストなポジションを維持できるようになっています。
実際問題で、子供用の自転車のサイズが合わなくなってくるのは、タイヤのサイズよりもハンドル位置が最初に問題になります。足が長くなって窮屈になってしまうのです。
そこでステムを交換したりして調整をするのですが、今度はシートの位置が低すぎるようになり、限界を迎えてしまうのです。
なので、ハンドル位置とシートの位置の調整幅が大きいというのは、それだけ子供の成長に対応できる幅が大きいということになります。
加えて、クランクには二つのペダル用のネジ穴が空けられているので、ペダリングのポジショニングもバッチリ潮汐できるというわけで、スペシャライズドの拘りが伺えます。
価格は他のメーカーの20インチ自転車と比べると高くなりますが、それだけの機能を備えた自転車だと思います。
Kids Cujo | Cannondale
Photo via:https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/kids/5-to-8
¥62,700
参考 Kids Cujo
Kids Quick | Cannondale
Photo via:https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/kids/5-to-8/kids-quick-5-to-8/kids-quick-20-boys
¥46,200
参考 Kids Quick
Kids Trail | Cannondale
¥42,900
参考 Kids Trail
PIRATA 20 | Bianchi
Photo via:https://www.japan.bianchi.com/bike-detail?id=39
¥56,100
参考 PIRATA 20
Precaliber 20 7-speed | TREK
カラー:Crystal White/Voodoo Trek Black
ギア:7速
重量:10.90 kg
身長:114^132 cm
価格:45,100円(税込)
参考 Precaliber 20 7-speed
アメリカの大手自転車メーカーであるトレックの20インチ子供用自転車。
マウンテンバイクに主力を置くメーカーらしいフレームデザインで、フロントフォークにはサスペンションが備わっているのが特徴で、このサイズの自転車としては珍しいと思います。
本格的な仕様にもかかわらず価格は標準的で魅力的なモデルですね。
GENOVA | GIOS
Photo via:https://www.job-cycles.com/gios/collection/detail7.php?GENOVA-2
カラー:GIOS BLUE / BLACK / WHITE / RED
ギア:?速
重量:11.7 kg
身長:110^130 cm
価格:41,580円(税込)
参考 GENOVA | GIOS
クロスバイクのミストラルなどが人気の自転車メーカーであるGIOSの20インチ自転車。
マウンテンバイク寄りの自転車で、TREKの自転車と同じく、フロントフォークにはサスペンションを備えたハードテイルタイプになっています。
変速は6速になるのでスペック的にはTREKのPrecaliber 20と比べると劣る部分はあると思いますが、価格が安いのが魅力です。
あと、ミストラルとのデザインも共通しているので、親子でお揃いの自転車コーディネートする楽しみもあるのがGIOSの自転車の良い部分ですね。
HOTROCK 20 | Specialized
Photo via:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g94018-8609/
¥38,500
参考 HOTROCK 20
ACE20 | FUJI
Photo via:https://www.fujibikes.jp/products/ace20/
カラー:Brilliant Navy / Brilliant Red
ギア:7速
重量:8.4 kg
身長:118^135 cm
価格:53,900円(税込)
参考 ACE20
子供用自転車はBMXやMTBタイプが多い中で、結構ガチな感じのロードバイク(フラットバーロード)タイプの20インチ自転車です。ブレーキにもロードバイクの特徴であるキャリパーブレーキが採用されていますね。
ロードバイクタイプが欲しければFUJIのACE 20一択と言っても良いかもしれません。かなりスポーティな見た目でロードバイクが好きとしては、子供用とか関係なく「欲しい!」と思ってしまう自転車です。
X-VALLEY KID20 | NESTO
Photo via:https://nestobikes.com/products/x-valley_kid20-b/
カラー:ブラック / ・ブルー
ギア:6速
重量:10 kg
身長:110^125 cm
価格:32,780円(税込)
ママチャリなど一般的な自転車を製造販売するマルキン自転車のアーバンスポーツサイクルブランドであるNESTOの20インチ自転車。
純クロスバイクといった感じの仕様の自転車で、泥除けや荷台、前カゴなどのオプションパーツが揃っているのが、子供用自転車としてはポイントが高いかもしれません。
実際問題で、我が家の長男にはBMXタイプの自転車を選択したのですが、前カゴがなくて残念がっていました。
大人からするカゴなどはなるべく排除したいと考えてしまうのですが、子供にとっては大切なアイテムなのでしょう。
ちなみにマルキン自転車はジャイアントの工場で製造されているようなので子供用自転車も同じ工場と考えると、品質的にも安心ですね。
J20 | LOUIS GARNEAU
Photo via:https://www.louisgarneausports.com/j20.html#3
カラー:LG WHITE / LG BLACK / LG BLUE
ギア:6速
重量:10 kg
身長:110^125 cm
価格:40,700円(税込)
参考 J20
クロスバイクなどの自転車メーカーとして人気のあるガノーの20インチ自転車。
上記のNESTOのX-VALLEY KID20とスペックがほぼ丸被りなのと、デザイン自体も似ていて兄弟のような感じになっていますね。
ブランド名違いと色違いくらいの差なので、二択であれば、好きな方を買いましょうということになるかと思います。
同じく、泥除けや、荷台、前かごなどのオプションパーツが充実しています。
変速機はレバータイプではなくグリップタイプなので子供にはシフトチェンジの概念が理解しやすいかもしれません。
STOMPER ACE 20 | GT
Photo via:https://www.riteway-jp.com/bicycle/gt/bikes/stomper_ace_20_6091/
カラー:アクアブルー / ミント / シルバー
ギア:7速
価格:40,480円(税込)
ガッツリ濃いめなマウンテンバイク仕様のGTの20インチ自転車。
変速機はグリップタイプの7速仕様になっています。
大きく曲げられたトップチューブがMTBらしさが強調されていてカッコ良いですね。
STOMPER Prime 20 | GT
Photo via:https://www.riteway-jp.com/bicycle/gt/bikes/stomper_prime_20_6091/
カラー:アブルーシルバー、インク、レッド
ギア:7速
価格:37,180円(税込)
ZIT 20 | RITEWAY
カラー:マットスカイブルー / マットレッド / マットベージュ / マットネイビー / マットブラックグレー
ギア:6速
重量:8.6 kg
身長:108^130 cm
価格:45,980円(税込)
参考 ZIT 20
国内自転車メーカーのRITEWAYが手がける20インチの子供用自転車 ZIT 20。
「自転車が大好きになる」をコンセプトに開発された自転車で、軽量で乗りやすさに定評がある自転車です。フロントフォークにアルミが採用されているのも珍しいかと思います。
カラーバリエーションの多さも魅力です。
YOTSUBA Zero 20 | ヨツバサイクル
カラー:ラムネブルー / ヒーローレッド / キャプテンネイビー
ギア:1速
重量:8.1 kg
身長:110^130 cm
価格:36,300円(税込)
BMXなどを取り扱うカスタムバイクショップがベースにある日本の自転車メーカーが手がける子供用自転車。
軽量さとポップなカラーが特徴の子供用自転車で、デザインの随所にカスタムショップならではのこだわりや、自転車好きのツボを押さえるような仕様が素敵です。
ヨツバサイクルの自転車は実際に使用したレビューもありますので、下の記事でより詳しい情報をご確認いただけます。
PICNIC 20 |ヨツバサイクル
Photo via:https://yotsubacycle.jp/products/picnic-20/
カラー:ピスタチオ(アイボリー) / アクア(ブルー) / いちごミルク(ピンク)
ギア:1速
重量:11 kg
身長:128^145 cm
価格:57,200円(税込)
参考 PICNIC 20
上記と同じくヨツバサイクルが手がけるカーゴ仕様の珍しいタイプの自転車になります。
車長が長くなるので、小学校1年生向きではないとは思いますが、他とは違ったちょっと特別な自転車を選びたい人にはおすすめしたくなる自転車ですね。
ディーバイク エクストリート 20 | Sides
Photo via:https://www.idesnet.co.jp/products/dbikexstreet-20s/#about
Black-Turquoise / Dark-Meta / Neon-Yellow
ギア:6速
身長:111^138cm
価格:28,380円(税込)
子供用玩具や乗り物を製造販売する国内メーカーidesが手がける20インチ子供用自転車。
idesの製品は赤ちゃん向けのものが多いので、可愛いデザインの製品が多いのですが、意外と硬派なBMXタイプの自転車もあってカッコ良いです。
20インチの自転車からはズレてしまいますが、ホンダとコラボレーションしているキックバイクなんかは衝動買いしてしまいそうなデザインです。
B TWIN | Decathlon
Black-Turquoise / Dark-Meta / Neon-Yellow
ギア:6速
身長:125^140cm
価格:
● Rockrider ST120 19,900円 (税込)
● Rockrider ST 500 29,900円 (税込) 前サスタイプ
● ROCKRIDER XC500 27,900円 (税込) 前サス&リアショックアブソーバー
● ST 900 RR 39,900円 (税込) 前サス&ディスクブレーキ
フランスに本社を置くスポーツブランドメーカーの20インチ自転車。
マウンテンバイクタイプで、子供用の自転車とし珍しいディスクブレーキ仕様のモデルがあります。
まとめ
小学校1年生〜小学校4年生の前半くらいまで乗れるような20インチ自転車をピックアップしてみました。きっと他にも色々と自転車メーカーが有るとは思います(特にBMX系)ので、もし「他にもこんな自転車があるよ!」という情報がありましたら、是非お知らせください。メーカーの方直接でも大歓迎です。よろしくお願いいたします。