自転車をより楽しむには自転車に乗る時間を増やすのが一番。
そこで「自転車に乗る時間を少しでも増やしたい」と考えるわけですが、一日の時間は限られるので、仕事や学校に通いながら自転車に乗る時間を捻出するのは、なかなか難しいというのが実際のところかと思います。
無理なく自転車に乗る時間を増やす方法として、最も現実的なのが「自転車通勤・自転車通学」です。
自転車通勤・自転車通学ができるのであれば、自転車のための時間をわざわざ捻出しなくても日々の生活の中で増やせることになります。
例えば、毎日二時間自転車に乗りたいと考えたとして、朝活や夜活で毎日二時間、自転車のための時間を捻出するのはかなり無理があります。
しかし、片道一時間の通勤を自転車に割り振ることができれば、通勤だけでクリアできてしまうのです。
自転車の時間を増やせて、今まで自転車に使っていた時間を他のことに充てられるようになると一石二鳥になるので、自転車通勤・自転車通学ができれば、そのメリットはとても大きなものとなります。
僕自身、自転車通勤や自転車通学の経験者なので、僕自身の経験を踏まえて自転車通勤や自転車通学をするための準備、考え方などについてまとめてみました。
自転車通勤・自転車通学に関する記事一覧
参考 自転車通勤20の適正条件
参考 自転車通勤に適正な距離
参考 自転車通勤・通学にはクロスバイク
参考 自転車通勤・通学用カスタマイズ
参考 オールラウンダータイヤ一覧
参考 物件選びと自転車通勤
自転車通勤・自転車通学を検討する
自転車通勤・自転車通学を始める前に知っておきたいこと
自転車通勤や自転車通学を開始するには、単純に自転車に乗って職場や学校に行ければ良いというわけではありません。
自転車通勤・自転車通学を始める前に知って起きたいことや準備しておかなければいけないことが意外とあるのです。
自転車通勤・自転車通学で必要な準備と考えなければいけないこと
● 自転車の保管場所
● 着替えや汗の処理
● 所要時間と距離
● 雨の日の対策
自転車通勤・自転車通学を開始するにあたって、上記のような留意しておきたいこと、知っておきたいことなどを下記の記事でまとめています。
自転車通勤・自転車通学の基礎知識として是非読んでいただければと思います。
自転車通勤に必要な条件とは?
上記の情報からさらに踏み込んで、自転車通勤を持続するためにクリアしておかなければいけない条件について考えてると、意外と自転車通勤のハードルが高いことに気がつくはずです。
自転車通勤を実現させるための条件
● 職場が自転車通勤に対して理解がある
● 自宅から職場までの距離が適正であること
● 自転車とその他の手段との所要時間のバランスが良い
● フレックス制など勤務時間の自由度が高い
● 雨が降った場合の代替の通勤手段がある
● パンクなどのトラブルに対処できる
少なくともこれらの条件をクリアしていないと、楽しいはずの自転車通勤もストレスばかりが大きくなり、持続させるのが難しくなるのです。
例えば、僕の場合は、自宅から職場までの距離が27kmほどで、自転車通勤の適正距離よりも遠くて自転車通勤を断念せざるをえなくなりました。
距離的には郊外を走れば1時間20分くらいで走れるはずですが、都心など信号が多い場所を走る場合はストップ・アンド・ゴーを繰り返すため、時間はもっと掛かります。
そうすると、自転車通勤を続けるには、体力的にも時間的にも厳しく、楽しいはずの自転車通勤が苦行になってしまうのです。
加えて、電車で通勤した場合は、ドア・ツー・ドアで約1時間で職場に着くので、圧倒的に電車のほうが速くなります。
こうなると、自転車通勤のメリットよりもデメリットの方が大きくなり、自転車通勤は続けられるものではなくなります。
全ての条件をクリアするのは難しいにしろ、可能な限り条件をクリアしておかないと、、些細なことでもストレスに感じるようになり、自転車通勤を楽しむことができなくなるのです。
下記の記事では、自転車通勤を持続させるために必要と思われる様々な条件についてまとめています。
どれくらいの条件をクリアできそうなのかを事前に把握することができます。
自転車通勤・自転車通学に適正な距離とは?
上記の自転車通勤の条件の一つでもありますが、自転車通勤・自転車通学では、自宅から職場や学校までの距離は非常に重要なポイントです。
近すぎるとわざわざ準備の多いロードバイクに乗るのは面倒に感じてしまい、かえって自由度が減ってしまいます。
逆に遠すぎれば、所要時間が長くなり、時間的にも体力的にも負担は大きくなります。
一般的に自転車通勤・自転車通学の適正な距離は10km~15km程度だと言われています。
10km~15km程度であれば、都心の信号が多い場所を走ったとしても所要時間は30〜45分程度になります。
また他の交通手段を使うよりも早く到着することができる可能性が高くなります。
さらには、軽く汗をかくくらいの運動量なので、夏場でもない限りは着替えが必要ないですし、体力を消耗してしまったり、披露が蓄積するほどの距離ではなく、毎日の自転車通勤・自転車通学でも、快適に持続できる距離なのです。
下記の記事では自転車通勤・自転車通学を毎日実行するための自宅から職場や学校までの適性な距離についてまとめています。
自転車通勤・自転車通学に適した自転車
自転車通勤・自転車通学に最適なのはクロスバイク
自転車通勤・自転車通学に最適な自転車は「クロスバイク」です。
普通に考えれば、スピードの出せるロードバイクの方が適しているようにも思えたりするのですが、都心の道を走るのには、ロードバイクよりもクロスバイクの方が適していると言えるでしょう。
もちろん、走行距離や走行する道路状況によってはロードバイクやマウンテンバイクの方が適している場合もありますが、基本的にはオールマイティなクロスバイクが自転車通勤・自転車通学には最も適した自転車と考えることができます。
クロスバイクが自転車通勤・自転車通学に適している理由
● ママチャリに比べると軽快で速い
● カジュアルな服装で乗れる自転車
● ロードバイクよりも悪路を走行しやすい
● スタンドやカゴなどの美品を装備しやし
● 自転車通勤・自転車通学の適正距離と合致する
クロスバイクは、ママチャリやシティサイクルに比べれば、軽快でスポーティな用途に向いているので、スポーツバイクに乗る楽しさを得ることができます。
ロードバイクのように、乗車前にしっかりと準備をしてこそ楽しめる自転車とは違い、カジュアルな服装でも乗れるような自転車ですし、段差や荒れた路面があってもほとんど気にせずに走行できる軽快さと、気軽さを兼ね備えた自転車なのです。
自転車通勤や自転車通学に最適なクロスバイクについて下記の記事でまとめていますので参考にしてください。
自転車通勤・自転車通学に適したカスタマイズを考える
自転車通勤・自転車通学に適した自転車はクロスバイクで、定番のGIANTのESCAPE R3などであれば、そのままでも快適に乗ることができると思います。
しかし、自転車通勤・自転車通学に適したカスタマイズを施すことで、より快適な自転車にすることができます。
例えば、自転車通勤・自転車通学で一番避けたいのはトラブルです。
その中でも多いと思われるのがパンクです。
パンクを避けるためにはパンク耐性の高いタイヤを選択したり、ブロックタイヤなどオフロード走行に適したタイヤを選択することで、リスクを低くすることができます。
通勤・通学に適したカスタマイズやパンク耐性に強いオールラウンダータイヤについては下記の記事で解説しているので、参考にしてください。
物件選びと自転車通勤
自転車通勤を続けられるかどうかの最大のポイントは自宅から会社までの距離になります。
走行距離、所要時間、その他の通勤手段と比較した際に、自転車通勤を選択するメリットがあれば、自転車通勤を快適に持続させることができます。
要するに、自転車通勤をすることを意識して物件を選ぶと、自転車通勤の成功が約束されるということでもあります。
独身であれば、荷物も少ないですし、自分だけのことを考えれば良いので、例えば「自転車通勤を実現させるため」という単純な理由でも気軽に引っ越しすることができます。
しかし結婚してからだと荷物は倍以上になりますし、相手の意見も聞き入れなければいけません。
まして子供がいたりすると、住む場所によって保育園や学校の学区というものがあるので、自転車を理由に引っ越しするのは難しくなります。
なので、もしも結婚前から自転車を趣味にしていて、自転車通勤も視野に入れているのであれば、新居を決める段階から自転車通勤を意識した物件選びをしなければいけないということになります。
実際問題で僕が新居を探す時は、妻の実家の近くであることと、電車で通勤しやすいことを条件に物件を選んだため、自転車通勤をするのには不向きな場所に引っ越してしまいました。
やがて子供が出来て、学校に通いはじめれば、転校を避けるために引越しするとしても可能な限り同じ学区内で新居を探すこととなり、自転車通勤は職場を変えない限りは実現不可な状態になってしまいました。
なかなかこのあたりは当事者にならないと気が付けないポイントなのですが、これから引っ越しや結婚を考えている自転車愛好家の参考になればと思い、この問題について下記の記事でまとめていますので参考にしてください。
自転車通勤・自転車通学に関する記事一覧
ttps://escape.poo.tokyo/all-about-bicycle-commuting/commuting-with-hybrid-bike/