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自転車のスプロケットの汚れを落として綺麗にする方法

スプロケットの掃除

よく整備されたピカピカの自転車を見ると「この自転車は愛されているんだなぁ」などと思ってしまいます。

自分の自転車よりもはるかに手入れが行き届いた感じのする自転車と並んだりすると「もっと自分の自転車を愛してあげなきゃな」と少し恥ずかしい気持ちになったりもします。

そんな感じで、自転車の手入れ具合は自転車の汚れ具合を見ればだいたい判断できたりするものですが、その中で特に自転車の愛され具合が判る部分と言えばスプロケットかと思います。

スプロケットの手入れと汚れ防止策

スプロケットを綺麗にする方法

愛される自転車はスプロケットがピカピカ

スプロケットが綺麗にされている自転車を見ると、大変手入れが行き届いている自転車だなと思いますし、逆に真っ黒に汚れていたり、茶色に錆びついていたりすると自転車が可愛そうだな、などと思ってしまいます。

スプロケットはチェーンと同じく、走行すればするほど汚れてしまうものなので、手入れを怠るとすぐに汚れが目立ってしまいます。なのでスプロケットを綺麗にするということは、人間で言うなら、食後に歯磨きをきちんとするようなものかもしれません。

例えば、どんなに身なりをちゃんとしていても、歯磨きしていなければ、それだけで不潔な感じがしてしまうのと同じように、どんなに高級なフレームやパーツだったとしても、スプロケットが真っ黒だと、粗末に扱われているように感じてしまうのです。

スプロケットはできるだけピカピカの状態で保ちたいものだなと思いながらふと自分の愛車であるクロスバイクのスプロケットを見ると、汚れが酷くなってきていたので、スプロケットの清掃をしてみたので作業がてらスプロケットの清掃方法についてまとめてみました。

スプロケットを汚さないためには粘度の低いチェーンオイルがおすすめ

スプロケットやチェーンが真っ黒に汚れてしまう原因はチェーンオイルにあります。チェーンオイルにも色々な種類があり、その中で粘度の高いチェーンオイルを使用していると汚れを拾い集めて固着してしまいやすくなるのが原因です。

僕自身もクロスバイクを購入した当初は粘度の高いチェーンオイルを使っていて、数百キロ走ったレベルでもすぐにスプロケットやチェーンは真っ黒になり、ギアの一部には残されて固まったオイルカスなどがこびりついたりして異音やトラブルの原因にもなったりします。

粘度の高いオイルと粘度の低いサラサラしたオイルではそれぞれ一長一短があり、単純にどちらが良いとは言いづらいものではありますが、スプロケットやチェーンをなるべくを汚したくないという視点で考えれば、粘度の低いサラサラしたチェーンオイルを使用した方が断然に汚れが少なく落ちやすくなります。

サラサラ系のチェーンオイルを選択するということはスプロケットやチェーンを汚さなくするための基本的な対処作とも言えるでしょう。

スプロケットの汚れを綺麗にする手順

1.ホイールからスプロケットを外す

ホイールからスプロケットを外します。ホイールからスプロケットを外すためにはフリーホイールリムーバーと呼ばれる専用の工具が必要です。

日頃からあまりスプロケットを取り外すようなことをしていないとスプロケットが固着している場合もあるので、かなり力が必要な場合があります。

僕が初めてスプロケットを外した時もかなり硬く、また力の加減が全く分からず、壊してしまうのではないかと、かなりビビりながらの作業でした。

ホイールは人を乗せて走れるくらいですから体重をかけたくらいでは壊れたりはしないので、スプロケットを外す時には体重をかけても問題ないと思います。

2.スプロケットをバラす

スプロケットをバラす

クロスバイクのESCAPE Airに純正で付いていた8速のスプロケットは、全てのギアがまとまっているタイプのものでしたが、シマノ105などのスプロケットはギアがまとまったものと、一枚一枚が独立したギアに別れます。

もちろん並び順には決まりがあるので外した順から並べておくと安心です。全て順番通りに並べたら写真を撮っておくと万が一に時にも安心です。

3.スプロケットを浸け置きする

スプロケットの浸け置き掃除

頑固に固着した油汚れはパーツクリーナーを吹き付けただけでは落ちないので、トレーにバラしたスプロケットを入れてパーツクリーナーをまんべんなく吹き付けてしばらく放置します。

トレーはケミカルを使うのでプラスチック製ではなくステンレス製などが良いかと思います。

4.スプロケットをブラシでゴシゴシする

スプロケットの掃除

固な油汚れは浸け置きしたとしても簡単に落ちなかったりするので、ブラシを使って磨きます。ブラシにパーツクリーナーを付けて、ゴシゴシこすると徐々に汚れが落ちてきます。

もしもフローリングなどで作業をする場合は、パーツクリーナーがフローリングに付くとワックスまで落としてしまうので、作業をする際にはビニール製のレジャーシートを敷いた上にウェスを重ねると良いでしょう。

ブラシでゴシゴシすると飛び散る可能性もあり、目に入ると厄介なので保護グラスも装着しておいた方が安心です。ビニール手袋をしておかないと手が大変なことになりますから忘れないようにしてください。



5.磨き終わったスプロケットをホイールに取り付ける

磨き終わったスプロケットをホイールに取り付ける<

スプロケットの汚れを落としたら、仕上げにウェスで汚れとパーツクリーナーを丁寧に拭き取ります。全てのギアの汚れを落としたら、バラした時とは逆の手順でスプロケットをホイールにセットして、スプロケットの清掃作業は終了です。

スプロケットを取付ける際にはハブ等に付いている古いグリスを拭き取って新しいグリスの塗布も忘れないようにしてください。

以上、スプロケットの汚れを綺麗に清掃する方法でした。

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