クロスバイクをカスタマイズする方法はいろいろありますが、その中でもおすすめのカスタマイズがタイヤの交換です。
自転車のタイヤにも様々な種類があり、それぞれに特徴が異なるので、タイヤを交換することで、走り心地など自転車の性能が大きく変わります。
パンク耐性や速度アップなど用途に適したタイヤを選択することで、より快適なサイクリングができるようになります。
また、長い期間同じタイヤを使用し続けると、摩耗したり、変質して劣化したりするので、適当な時期に交換する必要もあります。
この記事では、クロスバイクのタイヤ交換をするカスタマイズをする際のタイヤの選び方などのポイントについてまとめています。
クロスバイクのタイヤを交換するカスタマイズ
用途に応じたタイヤを選ぶ
自動車のタイヤには様々なタイプのタイヤがあるように、ロードバイクやクロスバイク用のタイヤにも、様々なタイプのタイヤが存在します。
それぞれ特徴が異なるので、特徴を踏まえた上で、どのような道路環境で自転車に乗るのかを考えて、用途に適したタイヤを選択するのがタイヤ交換の際のポイントです。
自転車通勤・自転車通学にはコミュータータイプのタイヤがお勧め
パンク耐性の高いタイヤを選ぶ
通勤や通学で自転車に乗る場合、まず最初に気にするのがパンクかと思います。
通勤や通学で自転車に乗る場合「パンク=遅刻」が確定してしまいます。
なので、通勤や通学でクロスバイクやロードバイクい乗るのであれば、なるべくパンクしづらいパンク耐性の高いタイヤを選んだ方が良いでしょう。
全天候型のタイヤを選ぶ
通勤や通学で自転車を使用する場合は、雨の日など天気の悪い日でも乗ることも多いと思います。
タイヤの中には、雨天時でも強いグリップ力をキープできるタイヤがあるので、そのようなタイヤを検討してみるのも良いでしょう。
コミュータータイプのタイヤがパンク耐性が高く雨にも強い
タイヤの中には、コミューターと呼ばれるタイプのタイヤがあり、これらのタイヤはパンク耐性が高くて、天候にも左右されづらいという特徴があります。
コミューターという名前からも想像できるように、通勤や通学に適したタイヤです。
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荒れ地を走りたいならブロックタイヤがお勧め
クロスバイクには一般自転車のような大きさのタイヤ(700Cx28Cなど)が装備されていたりしますが、それでも一般自転車と比べるとタイヤが細くなります。
クロスバイクの使用は基本的にはマウンテンバイクとロードバイクの良いところを採用した自転車なので、オフロードとオンロードの使用が混在しています。
タイヤに関しては、舗装された道路を走るオンロード仕様なので、段差や凸凹があると、パンクしたり転倒しないように気をつけて走る必要があります。
慣れない人にとってはストレスを感じる部分でもあるので、もっと気軽に自転車に乗りたい、そして凸凹道も走りたいと考えるなら、マウンテンバイクのようなイボイボが付いたブロックタイヤを選択するのも良いでしょう。
太いタイヤだと、シクロクロスのような仕様になり、多少の段差を気にすることなく乱雑に走ることができるようになります。
極端に太いタイヤは、フレームの仕様の関係から装備することができませんが、32C程度の太さのタイヤであれば、多くのクロスバイクでも装備することができるはずですし、最近なら38C程度の太いタイヤでも取り付けられるクロスバイクもあります。
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おすすめはオールラウンダータイプ
日常用途で乗るけど、キビキビした走りも欲しいなら、オールラウンダータイプのタイヤがおすすめです。
一般道路のような道を走るのが基本になりますが、天候に左右されづらいグリップ力や、パンク耐性などの特徴を備えた、扱いやすいタイヤです。
オールラウンダータイプのタイヤの最高傑作と言っても過言ではないのが「コンチネンタルグランプリ 5000」です。
価格はちょっと高いですが、このタイヤを使ってしまうと、他のタイヤは使えなくなると言われるほど完成度の高いタイヤです。
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 (700×25c) [並行輸入品]
タイヤの太さは走行性能に影響する
ロードバイクやクロスバイクのタイヤを選ぶ際に注目をしたいのがタイヤの太さです。
例えば、クロスバイクに純正で装備されているタイヤは700x28Cや700x30Cと呼ばれるタイヤです。
28Cや30Cというのがタイヤの太さを表す数字となり、数字が小さいほどタイヤが細くなり、数字が大きくなるとタイヤが太くなります。
一般的のクロスバイクでは28Cか30Cが装備されることが多く、ロードバイクなどでは25Cや28Cのタイヤが装備されています。
それぞれに一長一短があるため、細いタイヤと太いタイヤのどちらが優れているというわけではありませんが、タイヤの太さで下記のような違いが出るようになります。
細いタイヤのメリット
● 重量が軽くなる
● パンクのリスクが高くなる
● 接地面積が小さくなるため速度が出しやすい
太いタイヤのメリット
● 段差を気にせず走れる
● パンクのリスクが低くなる
上記のような特徴から、クロスバイクをカスタマイズする際には、ロードバイクのようなスポーティーな方向にしたい場合には700x25Cのタイヤを選択するのが良いと考えられます。
シクロクロスなどのように荒れた路面などを走ることを考えるのであれば、700x32Cくらいの太さで、ブロックタイヤを選択するのが良いと思います。
タイヤの重量もタイヤ選びの大きなポイント
自転車に限らずで、乗り物にとって重量は、走行性能に大きな影響を与えます。
1gでも軽いほうが有利に働きますし、人力で走行する自転車の場合だと、重量の問題はなおさら大きくなります。
そんなわけで、自転車のタイヤを選ぶ際には、用途に見合ったタイヤの中から、なるべく軽量なタイヤを選ぶ、というのが走行性能を優先するには重要なポイントとなります。
ロードバイクやクロスバイクに使用されているタイヤのサイズは700x25Cなどと、タイヤの直径や太さが決まっているので、メーカーや種類が違っても同じ規格サイズのものであれば、それほど重量に大きな差が無いようにも思えますが、実際はかなりの違いがあったりします。
例えば、高性能なオールラウンダータイヤとして評価の高い「コンチネンタルグランプリ5000」は700x25Cで220g程度ですが、廉価タイヤの「コンチネンタル ウルトラスポーツ」は700x25Cで350g程度の重量になります。
この重さの違いは、タイヤ一本分の重さになるので、前後で考えれば260gも違ってしまうのです。
当然のように、性能が高くて軽量なタイヤの値段は高くなりますが、自転車の軽量化は突き詰めれば1gで数千円という世界ですから、5千円程度の価格差で260gも軽量化でき、タイヤ自体の性能も大幅にアップできることを考えれば、コストパフォーマンス的にも、かなり優れていると思います。
回転部の外側の軽量化は効果が大きい
ペダルやホイールなどの回転する部分は遠心力が働くので、回転部分のパーツを軽量化すると、その影響は大きくなります。
特に、回転部の外側になると、遠心力がより強く働くため、最も影響が大きなる部分でもあるのです。
そんなわけで、自転車の回転部分でもあるホイールとタイヤも軽量化することで恩恵を得られるパーツです。
実際のところでホイールの軽量化などでよく話題になるのが、「ハブ」と「リム」の軽量化の効果の違いです。
スペック的には、同じ重さのホイールでも、ホイールの中心にあるハブが軽いのか、外側のリムが軽いのかで、ホイールの性格が大きく変わります。
回転部の外側が軽いほど軽量化で得られる効果が大きくなるので、一般的には外側のリムが軽いホイールの方が、内側のハブが軽いホイールよりも軽量化の恩恵を得られるホイールということになります。
そして、タイヤはリムよりもさらに外側に装備されるものなので、タイヤの重量は走行性能に大きな影響を与えるのです。
なので、なるべくであれば、軽量なタイヤを選んだほうが良いということになります。
ただし、軽量なタイヤは、いわゆる本番用と呼ばれるもので、レースに備えて軽量化に特化したタイヤで耐久性が無いものもあったりするので、その点は注意が必要です。
クロスバイクをカラータイヤにしてイメージを変える
クロスバイクのタイヤで人気なのは、カラータイヤと呼ばれる、色の付いたタイヤです。
カラータイヤになると通常のタイヤよりも重量が増えてしまうため、レース用などのハイスペックなタイヤではカラータイヤはほとんど無いので、ガチなロードバイクなどでは見かけることがありませんが、カジュアルな目的のタイヤでは、いろいろなカラーのタイヤを見かけることができます。
クロスバイクのカスタマイズの定番の一つとして「カラーコーディネート」も人気なので、フレームのカラーやパーツのカラーと併せたコーティネートをしたい場合に、カラータイヤはおすすめです。
パーツのカラーと合わせるのがポイント
クロスバイクをカラーコーディネートしようとした場合、メインカラーとなるのは、当然フレームのカラーです。
フレームのカラーを中心に考えて、パーツなどの色を検討してまとめるようにするのがポイントです。
全てのパーツの色をフレームと同じ色で統一した自転車を見かけることもあり、それはそれで一つの方法だと思いますが、自転車のパーツ的に、フレームとタイヤは目立つパーツなので、フレームの色とタイヤの色が同じになってしまうと、コントラストが弱い印象になってしまいます。
もちろん色の統一感は出ますが、統一感がある代わりに、メリハリがなくなってしまい、ぼやけた印象の自転車になってしまうので、個人的にはタイヤの色はフレームとは別の色を使用するのが良いと思っています。
例えば、フレームが明るい色であれば、パーツは暗い色、フレームの色の反対色(赤なら緑、青なら黄色)などを選択するのが基本です。
そうすることで、コントラストの高い見た目になり、メリハリを効かせることができます。
結果として一般的な黒いタイヤだと、自然とコントラストが高くなり、まとまった見た目になるので、黒色は一番無難な定番の色ということになるわけですね。
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おすすめのクロスバイク・ロードバイク用タイヤ
基本は用途に応じたタイヤを選ぶ
クロスバイクやロードバイクのタイヤは、用途に応じたタイヤを選ぶのが基本です。
前述したように、用途に応じて適した性能のタイヤが沢山あるので、まずは自分自身が、どのような自転車の乗り方をするのか、どのような道を走ることが多いのかを考えて、優先順位を決めて、その用途に適したタイヤを選ぶのがベストになります。
タイヤの基本的なスペック分類
● 道路状態の種類(オンロード/オフロード)
● タイヤの重量
● パンク耐性
● 天候(雨天向き)
街乗り用途ならオールラウンダー
クロスバイクやロードバイクの場合、通勤や通学、シティサイクルと同じような乗り方をする人も多いと思います。
そのような乗り方をする場合は、オールラウンダーモデルのタイヤが良いと思います。
代表的なところで、「コンチネンタルのフォーシーズン」あたりが、天候や路面状況に左右されずに、安定した性能を発揮するタイヤです。
【国内正規代理店品】 Continental(コンチネンタル) Grand Prix 4-SEASON(グランプリ 4シーズン) 2本セッ...
自転車のタイヤは消耗品なのでいろいろ試すのも良い
クロスバイクのタイヤは価格もピンキリで、安いタイヤは前後で3,000円程度、高いタイヤは15,000円くらいの幅がありますし、用途もメーカーも様々です。
結局は「用途」や「相性」で選ぶ部分でもあるのと、自転車のタイヤは消耗品でもあるので、タイヤの交換時期がくれば、気分転換にいろいろ試してみるのも良いと思います。
タイヤの寿命は走行距離で判断することが多く、一般的にタイヤの寿命は3,000km、寿命の長いタイヤでも5,000kmなどと言われています
通勤通学で使用している人などであれば、半年〜1年くらいの間に交換するようなイメージになり、自転車のパーツの中では、交換頻度が高いパーツでもあるので、あまり深く考えずに、気になるタイヤを試してみて、違いを楽しむくらいの気軽な気持ちで選んでみるのも、自転車の楽しみ方の一つでしょう。