クロスバイクやロードバイクに乗っていると、自転車本体だけでなく、メンテナンス用の「工具」や「携帯用のツール」などの、必需品や有れば便利なアイテムが沢山あります。
僕は工具が好きですから、自転車系の工具やツールなどを、Amazonあたりで眺めていたりして、気になるアイテムがあるとついついポチポチッと購入してしまうことも少なくありません。
そんなわけで、ここ最近もいくつかの自転車用の工具やツールなどを購入しているのですが、購入して届いた工具を見て「おや?」と思ったことがありました。
というのも、気になる工具をあまり深く考えずに適当に買ってしまった結果、届いた工具の中に自転車系のツールブランドであるTOPEAK(トピーク)の工具が3つも含まれていたのです。
これらの工具はTOPEAKだからと意識して買ったわけではなく、どうやらTOPEAKの製品が僕の琴線に触れたようで、気が付くとTOPEAKの製品を選んでいたというわけです。
TOPEAK(トピーク)とは
TOPEAK(トピーク)は、台湾を拠点にするTOPEAK INC.が製造販売する自転車用用品ブランドです。
自転車用工具セットを販売したところからスタートし、その後バッグや携帯ポンプ、携帯ツールなど自転車メンテナンスなどに自転車用品を扱うようになったようです。
僕の個人的なTOPEAKの印象としては、携帯ツールや携帯ポンプ、サドルバッグのメーカーというイメージが強いですが、荷台やサイクルコンピューターなど、自転車関連商品を幅広く網羅しているブランドです。
僕自身もいくつかのTOPEAK製品を使用していて、その中の1つが、携帯ツールのヘキサス2で、タイヤレバーやチェーンカッターまでついているて非常に気に入っています。
新しく手に入れたTOPEAK(トピーク)の製品たち
そんなわけで、今回手に入れたTOPEAK(トピーク)の製品について、何が魅力だったのか、どんな用途で使用するのかなどについてサラリと紹介してみます。
フラッシュスタンドスリム
ロードバイクやクロスバイクには、サイドスタンドを装備しないことが多いです。
一度乗り始めると、目的地まで降りなかったり、コンビニに立ち寄る程度だったりすることから、スタンドが必要な場面が少ないほか、「少しでも重量を軽くしたい」というのがスタンドを装備しない理由かと思います。
僕自身もそんなスタンドを装備しない一人ですが、「携帯できるようなスタンドがあればきっと使うし便利だろうな・・・・」と常々感じていた際に、あれこれ調べて見つけたのがこのフラッシュスタンドスリムでした。
手のひらサイズに折り畳めて、コンパクトに収納出来るスタンドで、最大の特徴はクランクを使用してスタンドにしてしまうアイディア商品というところ。
携帯スタンド全般に言えることですが、安定感はそれほど無さそうなので、どこかに長時間停めておくようなことには向かなさそうですが、自転車を立て掛けられないような場所で一休憩するようなことがあれば「便利だろうな」と思った次第です。
シマノの11速対応クランクと新ティアグラ(4700系)のクランクはサイズが太くなっている関係で取り付けられないようなので、この点は注意が必要です。
僕のクロスバイクのクランクは105の10速モデルなので、使用可能ということで購入してみました。
NANO トルクバー DX
こちらはTOPEAKのトルクレンチです。
僕は別のメーカーのトルクレンチも持っているのですが、「出先でトルク管理のできる小型のトルクレンチが欲しい」と思っていたところ、TOPEAKから小型のトルクレンチであるTOPEAK ナノ トルクバー DXが販売されていることを知り購入してみました。
アルミフレームのクロスバイクの場合は、あまりトルクに関してシビアになる必要はないですが、カーボンフレームの場合は、締め付けトルクには慎重にならないとカーボンを割ってしまう可能性もあります。
そこでトルクを管理するのにトルクレンチが必要となるわけですが、一般的にトルクレンチは大きなモノが多く、小型のモノでも自転車で気軽に携帯するほど小さくはありません。
しかしながら、出先でちょっとしたポジション調整したいと思うことも少なからずあるわけで、カーボンフレームやカーボンシートポストだったりすると、トルクレンチがないとちょっと困った状態になってしまうのです。
そこで便利なのが、TOPEAK ナノ トルクバー DXのような小型で携帯できる簡易的なトルクレンチです。
カーボンフレームのサイクリストにとっては、マストな感じのする非常に有り難いツールだと思います。
ハンドルやステム、シートポストで指定されることの多い4Nm、5Nm、6Nmのソケットと、自転車のメンテナンスでよく使う3ミリ、4ミリ、5ミリの六角ヘッドが備わったセットになっているので、出先のちょっとした調整であれば必要十分なはずです。
重量が62gとかなり軽量なのも購入を決定したポイントの1つでした。
ラチェットロケット ライト DX
最後が小型のラチェットレンチです。
六角レンチもいくつも持っているので、今更買う必要もない工具なのですが、自転車のメンテナンスをする際に、狭い場所に六角レンチを差し込まなくてはいけない場合も意外と多いのです。
そうなると六角レンチをクルクルと回すことができずに何度も抜き差しを繰り返す必要があったりして、不便を感じていて、個人的にはそれが非常にストレスに感じる部分でした。
ご存知の通りで、ラチェットレンチはレンチを完全に回転させられないような狭い場所でもレンチの抜き差しの必要がない便利な工具です。
ラチェットレンチがあれば効率よくメンテナンスが出来るようになると考え、TOPEAKのラチェットロケット ライト DXを購入してみた次第です。
セットの中にはタイヤレバーなども含まれているので、今後携帯する携帯ツールはヘキサス2よりもこちらの方がメインになりそうな気もします。
TOPEAKの製品が気になるのまとめ
今まで、TOPEAKというブランドにはあまり意識をしたことがなかったというのが正直なところで、連続してTOPEAKの工具などを購入していたことに自分でも少し驚きました。
改めてホームページで製品を確認してみると、以前よりもデザインがカッコ良い製品が増えたようにも思えるので、もしかしたら、同じ自転車用品ブランドのLEZYNEやKnogCrank Brothersなどのカッコ良いブランドに対抗すべく「新しいデザイナーを入れるなどしてデザイン方面にも力を入れているのかな」などと思いました。
プロダクトデザインの賞でもある「red dot design award」に応募しているようですし、デザインを強く意識をして開発しているのは間違い無さそうです。
自転車用パーツや工具と言った、ややニッチな世界であっても、自転車用ベルのknogのoiのようにデザインが画期的でかつ実用的なモノが開発できれば、大ヒットすることも充分有り得ることなので、デザイン的に優れた製品が多くなってくるというのは必然的なのでししょう。
そんな中でTOPEAKに限らず、他の多くのブランドがどのように発展し、魅力的な製品を出してくるのか非常に楽しみだったりもしますね。