僕は、クロスバイクのメンテナンスをする際に使用する「メンテナンススタンド」を二つ持っています。
一つは「フック式のMINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド DS-52」で、もう一つは「ハブ固定式のMINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド DS-30BLT」 で、いずれも折りたたみ式のディスプレイスタンドです。
この二つのディスプレイスタンドについて、それぞれの違いを解説しつつ、特徴などをレビューしてみます。
フック式 MINOURA ディスプレイスタンド DS-520
フック式で簡単に自転車を自立させられる
フック式のディスプレイスタンドです。
スタンドの支柱には赤い2つのフックが備わっています。
このフックを、フレームのシートステーとチェンステーの2カ所に引っ掛けて、自転車を固定するディスプレイスタンドです。
特徴としては、自転車の後輪をヒョイと持ち上げて、リア三角をフックに引っ掛けるだけで自転車を自立させることができます。
室内でのメンテナンス作業で非常に重宝するディスプレイスタンドです。
安定性はそれほど期待できない
気になる点としては、リア三角を使用して引っ掛けているだけなので、カーボンフレームだとフレームへの負荷がちょっと不安かもしれません。
あと、自転車自体の固定に関しては、ガッチリした感じではなく緩さがあるので、メンテナンス作業中に自転車が斜めになってしまったり、動いてしまうことも多いのが難点かと思います。
実際問題で、チェーンの清掃の時など、油を拭き取りたくてペダルを回そうとすると、自転車も一緒に動いてしまいます。
倒れてしまうまではいきませんが、安定感に関しては「それなり」で、あまり期待しない方が良いでしょう。
折りたたみ時
使わない時は、支柱の根元部分が折り畳めるようになり、狭い場所にでも置けるので、収納場所には困りません。
より詳しいレビューはこちらの記事をご参考ください。
ハブ固定式 MINOURA ディスプレイスタンド DS-30CFB
後輪のハブで固定して自立させるメンテナンススタンド
後輪のクイックリリースを挟んで、リアハブで固定するメンテナンススタンドです。
メンテナンススタンドを開いて、後輪のハブ部分にハメると、かなりしっかり固定されます。
安定感がある
特徴として、フック式のスタンドに比べて安定感があり、横の揺れにも強いです。
ペダルをグルグル回しても抜群の安定感があり、チェーンやスプロケット周りのメンテナンスがしやすいです。
簡易さと安定度があるので、自転車屋さんで簡易なメンテナンスをする時などにもよく使われているのも頷けます。
気になる点としては、自転車を固定しながら挟み込まなければいけないので、一人だとアタフタしてしまい、毎度、挟み込む際には苦労をします。
途中で自転車を抑えきれず前輪が動いて暴れてしまったりで、固定するには意外とコツが必要なのです。
折りたたみ時
使わない時は折りたたみイスのように畳めます。
より詳しいレビューはこちらの記事をご参考ください。
ミノウラのディスプレイスタンドとメンテナンススタンド比較
ディスプレイスタンド DS-520と、メンテナンススタンド DS-30CFBの比較をした感想は、どちらも一長一短ですね。
しっかりと固定してメンテナンスを行いたい場合は、リアハブ固定式のDS-30CFBの方が優れていますが、最近は出番がなくなり、もっぱらDS-520の方を使用しています。
その理由として、DS-30CFBはしっかりと固定できてメンテナンス作業自体はしやすいのですが、自転車を固定するのが面倒なため、自立させるのが簡単なフック式のディスプレイスタンドDS-520の方を使ってしまうのです。
毎回のことなので、ちょっとしたストレスでも塵も積もれば山となるで、ストレスの少ない方を使用してしまうんですよね。
新しいメンテナンススタンドが欲しい
とは言え、完璧なメンテナンススタンドではないので、まだまだ物色している最中です。
最近注目しているメンテナンススタンドは、トップチューブで固定するメンテナンススタンドである「ミノウラ(MINOURA) RS-500」あたりを検討しています。
あとは、メンテナンスのしやすさを考えると、自転車屋さんでもよく見かける宙に浮かせるタイプのメンテナンススタンドあたりが良いなと思っています。