クロスバイクやロードバイクのタイヤのバルブの標準である「仏式」バルブは、とても細くて華奢なので、慣れないうちはバルブをポンプで曲げてしまいそうで、空気を入れるのに神経を使います。
仏式バルブのヘッドの細い棒を曲げてしまうと、チューブ自体が駄目になってしまうんですよね。
慣れてしまえばどうってことはない作業ですが、クロスバイクやロードバイクの場合、空気は頻繁にいれなければいけないので、些細なことではありますが、意外とストレスに感じる部分でもあります。
そんなストレスが解消されると評判の、自転車のフロアポンプのバルブヘッドアダプターが「KUWAHARAのヒラメ」と呼ばれるものです。
このKUWAHARAのヒラメは、自転車ポンプの先のパーツなので、現在使用している自転車用のフロアポンプのヘッド部分と交換する必要があります。
今回、KUWAHARAのヒラメを購入したので、既に持っているフロアポンプのバルブヘッドアダプターを交換する方法をまとめてみます。
フロアポンプのバルブヘッドアダプターをヒラメへ交換する方法
準備するもの
KUWAHARAのヒラメには縦カム式と横カム式があります。
横カム式はリムハイトの高いホイールでもカムが邪魔にならないタイプのものなので、普通のホイールを使用している場合は、縦カムでも良いと思います。
僕も縦カム式のヒラメを購入しました。
ポンプヘッドアダプターを交換する自転車フロアポンプ
僕が今現在使用しているフロアポンプです。
GIANTストアではじめてクロスバイクを購入した際に、お店のスタッフに勧められるがままに購入したフロアポンプです。
GIANTのロゴ入りで当時の価格で5,000円程度だったと思います。
クロスバイクやロードバイクに空気を入れるだけであれば、特に不自由はないのですが、バルブにバルブヘッドを固定するためには、ヘッド部分にあるレバーを立てなければいけないタイプのフロアポンプです。
レバーを立てる際に「ググッ」という感じで力をかけないといけないので、力加減を間違うと、バルブを曲げて痛めてしまうかもしれない不安や、レバーを戻した際に空気が抜けてしまうので慌てて作業しなければいけないというところにストレスを感じていました。
そこで「快適に空気を入れることができる」と評判のポンプヘッドがあることを知り、さっそくそのポンプヘッドである「KUWAHARAのヒラメ」を購入したというわけです。
フロアポンプのポンプヘッドアダプターを外す
まずは、フロアポンプから、ポンプヘッドアダプターを外します。
ポンプヘッドアダプターの形状には、いろいろなタイプがあるようです。
僕が使用していたポンプヘッドアダプターは、メインの部分は簡単に外すことができましたが、根元の部分は外れないように加工がされているため外せませんでした。
回しても引っ張っても外れなかったので、最終的にはハサミでチューブをカットすることにしました。
フロアポンプによってはチューブがケーブルで補強されているものもあるようなので、ワイヤーカッターなどを使用するのも良いかもしれません。
カットする際には、できるだけ元の長さから短くならないようにカットするのが良いと思います。
当然のことながら、カットしてしまうと、後戻りできなくなりますから覚悟を決めましょう。
ホースをカットする場合、断面はポンプヘッドアダプターを交換した後でも見える部分なので、なるべく綺麗にカットしておいた方が見栄えが良いと思います。
ホースバンドにホースを通す
ポンプヘッドアダプターをカットしたら、早速ホースにヒラメのポンプヘッドアダプターを差し込んでみよう!となりますが、その前にホースにホースバンドを通してください。
ポンプヘッドアダプターを差し込んだ後だと、ホースバンドにホースを通せなくなるので手順を間違わないように気をつけましょう。
KUWAHARAヒラメのポンプヘッドアダプターをホースに挿す
次に、KUWAHARA ヒラメのポンプヘッドアダプターをホースに挿し込みます。
ポンプヘッドアダプター交換の最大の難所でもあり、クライマックスでもあります。
ホースが柔らかい場合は意外とすんなりと入りますが、それでもなかなかのキツさです。
潤滑油などで滑りをよくしたいところですが、使用する際には高圧に耐えなくてはいけない部分なので、あまり滑りを良くするのもどうかと思い、何も塗らずに気合いで挿しこみました。
ポンプヘッドアダプターの軸を痛めてしまわないように気をつけながら「グググっ」と圧力をかけていくと挿れ込めると思います。
ヒラメのポンプヘッドアダプターの軸をどこまで挿し込めば良いのかですが、おそらく太くなった根元の方まで差し込む必要は無いと思います。
公式サイトでもその他のユーザーの方のページでも根元の太くなった部分は露出しているので、細い部分がホースにハマっていれば良いはずです。
ホースバンドを閉める
ホースバンドをホースとポンプヘッドアダプターの軸がある部分に移動させて、ホースバンドのボルトを締め上げていきます。
ここでマイナスドライバーが必要です。
ボルトを締め上げると、ホースバンドが巻き上げられて、締め込まれる仕組みです。
意外と硬いので、手元が狂って怪我をしてしまわないように、軍手をしておいた方が良いでしょう。
持ち手の太いマイナスドライバーを使用した方が作業が楽です。
ホースバンドをしっかりと締めたら、ポンプヘッドアダプターが動いたりしないかを確認して作業完了です。
作業的には15分程度で完了すると思います。
ポンプヘッドアダプターをKUWAARAヒラメに交換できました。
KUWAHARAヒラメの見た目は高級感があって、なんだかオシャレな感じになり、所有欲を満たしてくれるなかなか素敵なものだと思います。
KUWAHARA ヒラメポンプヘッドアダプターの調整
さて、ヒラメのポンプヘッドアダプターに交換できましたが、このまま空気を入れようとしても空気が入れられない場合があります。
というのも、KUWAHARA HIRAMEはヘッド部分の蓋の締め付け具合を調整して空気が漏れないようにする必要があるのです。
調整の作業はそれほど難しい作業ではありませんが、文章で説明するよりも動画で説明した方が分かりやすいので動画を撮影しました。
空気が漏れてしまう場合は、レバーが完全にフリーな状態になっていて、ブラブラとしてレバーをロックしようとしても固定できません。
逆に蓋を締め過ぎると、レバーを倒せなくなりにロックできません。
レバーを倒した際に少し抵抗があるくらいのところで調整するのが良いでしょう。
言葉ではわかりづらいので、是非上記の動画を確認してください。
実際にバルブに嵌めてみると、丁度良い具合になると空気が全く漏れなくなるので、加減はすぐに理解できると思います。
KUWAHARA ヒラメ関連記事
KUWAHARA ヒラメについての解説と使用方法は下記の記事でまとめています。