クロスバイクやロードバイクに乗る際には、半ば必需品である「サイクルグローブ」ですが、一流メーカー品は5,000円程度と、結構な良い値段がするため、なかなか手が出せません。
そこで、Amazonなどで多く見かけるようになった、中国無名メーカーのサイクルグローブを買ってみました。
サイクルグローブなくてもなんとかなるものではありますが、サイクルグローブをしていた方が、やはり安全ですし、快適なサイクリングができるようになります。
実際、僕自身も、昔はサイクルグローブをしていませんでしたが、サイクリング中にハンドルから手を滑らせてしまい、危うく転倒しかけたことを切っ掛けに、サイクルグローブを着用するようになりました。
サイクルグローブの必要性については下記の記事で解説しています。
サイクルグローブを着用するメリット
サイクルグローブで快適なサイクリングができるようになる
サイクルグローブを着用するようになるまで、サイクルグローブの必要性をあまり理解していませんでした。
しかし、サイクルグローブを着用しはじめると「サイクルグローブ無しでは自転車に乗りたくない」と思うようになってきます。
その理由は、サイクルグローブを着用すると、ハンドルをしっかりとホールドできるようになり、自転車に乗るのが快適になるからです。
滑り止めの効果があるため、常にハンドルを強く握る必要がなく、リラックスした状態で乗れるようになります。
リラックスして自転車に乗れるので、長時間のサイクリングでも疲れづらくなります。
よく言われる地面からの振動もジェエルやパッド入りのサイクルグローブを着用することで、ほとんど気にならないレベルまで軽減することができ、とても快適なサイクリングが出来るようになります。
サイクルグローブを着用すると滑り止めになる
サイクルグローブを着用することにより、ハンドルから手を滑らせるということが無くなりました。
素手でクロスバイクに乗っていた時は、不意の段差などがあった場合、その弾みでハンドルを握っている手を滑らせてしまいそうになることもありました。
しかし、サイクルグローブを着用するようになってからは、ハンドルから手を滑らせて、危うい目に遭うようなことはほとんど無くなりました。
僕がサイクルグローブを着用しようと決めたのは、まさにハンドルから手を滑らせて危うく転倒しそうになったことが切っ掛けでした。
今では安全に走行する為に必要不可欠な装備だと思っています。
サイクルグローブを着用しておくと転倒時の手の怪我防止になる
万が一転倒してしまった時には、確実に怪我をすると思われる手です。
サイクルグローブをすることで、怪我の程度を最小限に留めることができるようになります。
転倒した際に、素手でアスファルトに手を付いてしまえば、手のひらが擂り下ろされてしまうでしょうが、サイクルグローブをしていれば、怪我はかなり軽く済むはずです。
中国無名メーカーの安いサイクルグローブを買ってみた
安いサイクルグローブを買ってみた
一般的な製品と比べて基本的に価格の高いのが自転車用品です。
サイクルグローブも例に漏れずで、一般的な手袋などに比べれば価格はかなり高いです。
一流メーカーのサイクルグローブになると、3,000円〜6,000円くらいが相場です。
正直、僕が普段着ている服より高いです(笑)
値段が高ければそれなりに品質も高くなるというのは理解しているところですが、いくら有名メーカーの製品とは言え、サイクルグローブに5,000円近くも出すのは勇気が必要です。
そこで、安いサイクルグローブは無いかと思い、Amazonでサイクルグローブで検索すると、見たことも聞いたことも無いような、無名メーカーがズラリと並ぶような情況になっています。
沢山出品されれば、価格競争も当然激しくなり、2,000円以下のモノが多くあり、中には1,000円以下のサイクルグローブまで販売されています。
デザインもやたらと豊富で、かなり充実しています。
あとは「品質がどうなのか?」というのが気になるところです。
「安くて品質が良い」を求めるのは少々贅沢ではありますが、せめて「そこそこ品質がまともなレベル」であれば、それで充分じゃないかと思うわけです。
そこで、ものは試しにAmazonに沢山並んでいる、格安なサイクルグローブの中から、適当なものを選択して購入してみることにしました。
とは言いつつも、中国製の安価な製品には今まで何度も痛い目を見せられているので、製品レビューを頼りに良さげなサイクルグローブを選んでみました。
購入した無名中国メーカーの安いサイクルグローブ
購入したサイクルグローブはAmazonで1,000円程度で売られていたもので、pLus aLfaというロゴが入っています。
当然、「サイクルグローブ pLus aLfa」で検索してもメーカーホームページなどは存在しませんし、2020年現在でAmazonからも商品は消えています。
格安なアパレル製品にありがちな、糸のホツレなども確認できませんでした。
全体的に見て「ちゃんとした製品だな」という印象です。
サイクルグローブの手首の部分にはマジックテープ付きのアジャスターが付いていて、手首がガバガバになることがありません。
サイクルグローブを使用していて草臥れてくると、ズレ落ちたりしやすい部分なのでアジャスター付きはポイントが高いですね。
pLus aLfaのロゴはプリントではなく、型抜きされたような立体感のある文字になっています。
このあたりも、中国製品の品質が上がってきた部分で、一昔前の粗悪な中国製品とは違ってきています。
サイクルグローブの詳細チェック
サイクルグローブの手のひら側です。
ハンドルと接触する部分にはパッドが入っています。
サイクルグローブの手のひら側の生地は、スエードのような加工がされていて、滑り止めがしっかりと効いている感じです。
サイクルグローブを装着してみました。
パッド部分も丁度良い場所にあり、具合が良さそうです。
人差し指と中指、薬指と小指の間にはサイクルグローブを外す際、便利なように引っぱる用のヒモが付いています。
格安なサイクルグローブを買ってみたのまとめ
Amazonで販売されている、無名中国メーカーの格安製品については、以前は地雷も多くて、購入するのには、お金を溝に捨てるくらいの気持ちが必要でした。
しかし、2018年あたりから品質はぐっと上がった印象で、以前の「中国の安物=粗悪品」というイメージは今ではほとんどなくなりました。
今回購入したサイクルグローブも同様で、1,000円とは思えないクオリティで、日常で使うには全く問題のないレベル品質で大変満足度が高いです。
ここ数年で、中国製の無名メーカーの製品の質は間違いなく向上していますね。
もちろん電気製品などはまだまだ粗悪品を見かけることもありますが、アパレル系では粗悪品を掴まされることが少なくなってきたと思います。
その背景には、今まで海外メーカーからODMやOEMを正業としてきた工場が、それまで培ってきたノウハウを活かして、下請けではなく「独自ブランド」で展開しようとするような動きがあるからだと思います。
サイクルグローブなどはいわば定番のモノなので、ODMやOEMを請け負うメーカーであれば、一流メーカーと同等の品質の製品を安く作るのことは、別に難しいことではありません。
それどころか、大手メーカーよりも安いコストで良い品質の製品だって作ることができてしまいます。
確かに高価なサイクルグローブは、それなりにデザインもよく、通気性やクッション性などできっと価格に見合った優れた部分があるとは思います。
しかし、今回のサイクルグローブのような品質であれば、わざわざ何倍も値段のするメーカー品を買わなくても良いなと思ってしまいます。
実際問題で、サイクルグローブは消耗品でもあるので、使用に耐えうる程度の品質があればそれで良いと思う僕のような人にとっては、中国無名メーカーの格安サイクルグローブで充分です。
本心を言えば、自転車製品に限らずで日本メーカーを応援したい気持ちもあるので、このような格安製品に関してはちょっと複雑な気持ちもあるのですが、よっぽど特徴があるとか、特定のメーカーへの強い思い入れなどがないと、ブランド力だけで勝負するにはなかなか難しい時代になっているのかもしれません。
なので、Amazonあたりで見つかる、中国無名メーカーの安いサイクルグローブでも、全く問題ないと思います。
なるべく安くサイクルグローブを購入したい人や、デザインも豊富ですし、他の人と被りたくないという人にとってもおすすめです。