クロスバイクやロードバイクで快適な走りを追求するなら必需品とも言えるビンディングペダルです。
ビンディングペダルにはいくつもの種類があり、メーカーが違うとクリートと呼ばれるペダルとシューズを接合するパーツの形状も異なります。
形状が異なればもちろん互換性は無く、違うメーカー同士のビンディングペダルとクリートは使用出来ないなどの問題があります。
さらにはシューズにもクリートを取付け出来る出来ないの違いがあり、ビンディングペダル選びの際は意外と悩むことが多いです。
また、同じメーカーでもクリートに種類がある場合もあり、同じメーカーだからと言って必ずしも互換性があるわけでも無いため、システム自体に慣れないうちは一体どのビンディングペダルを選べば良いのか迷ってしまうことになります。
というわけで、ビンディングペダルとクリートの互換性についてまとめてみたいと思います。
ビンディングペダルとクリートの互換表
ビンディングシューズのメーカーは4代メーカーと呼ばれる、シマノ、LOOK、Speedplay、TIMEを筆頭にいくつかのメーカーがあります。
世界的なシェアを考えると、概ねシマノのSPD-SLとSPD、それからLOOKになるかと思います。
サードパーティ製は、それぞれのメーカーに対応している感じですが、やはり圧倒的なシェアを誇るシマノの製品と互換性を持たせているメーカーが多いです。
シマノ SPD-SL
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シマノのビンディングペダルにはSPD-SLとSPDの二種類があり、SPD-SLはロードバイクなどで多く採用されるビンディングペダルです。
多く普及しているだけあって、互換性のあるモデルが多数のメーカーから出されています。
以下、シマノのSPD-SLと互換性のあるビンディングペダルを取り扱っているメーカーです。
Lixada
アウトドア系のグッズを扱うメーカーのSPD-SL互換ペダル。
モバイルバッテリーで有名なANKERのような感じで、自社ブランド名を付けて雑多な製品を販売するメーカーの1つだと思います。
LifeLine ライフライン
海外自転車用品の格安ショップとして有名なWiggle(ウィグル)のプライベートブランドからもSPD-SLに対応したペダルが販売されています。
Exustar エグザスター
台湾の自転車用品メーカー。
ペダルの他シューズやヘルメット、ウエアなど幅広く扱っています。
調べた中では唯一、シマノSPD-SL、シマノSPD、LOOKに対応したビンディングペダルを製造しているメーカーでもあります。
Xpedo エクスペド
台湾のペダルメーカーで、創業30年以上の老舗です。
シマノ SPD
Photo via:https://amzn.to/3crfTdr
マウンテンバイク用に開発されたシマノのもう1つのビンディングペダルがSPDになります。
特徴としてクリートが小さく利便性が良いため、クロスバイクなどでも多用されるビンディングペダルです。
上級者向きがSPD-SLなのに対して、ビンディングペダル初心者にオススメされることが多いのがこのSPDになります。
スポーティなデザインのビンディングシューズが多い中で、CHROMEクロームやDZRディージーアールなどのメーカーなどもSPDに対応したシューズを販売していて、カジュアルなビンディングシューズが選べるため、街乗り用途として人気のあるビンディングシステムです。
もちろん定番のSPDペダルなので、SPDと互換性のあるビンディングペダルを製造しているメーカーもいくつか存在します。
GORIX ゴリックス
Amazonなどで自転車用品を多数販売するごっつプライスのプライベートブランドのビンディングペダル。
Exustar エグザスター
Exustarは台湾の自転車用品メーカーで、ペダルの他シューズやヘルメット、ウエアなど幅広く扱っています。
シマノSPD、シマノSPD-SL、LOOK KEOに対応したビンディングペダルを製造しています。
DIXNA ディズナ
東京サンエス株式会社が取り扱う自転車パーツブランド。
デザインが良いので個人的には好きなブランドです。
Wellgo ウェルゴ
主に自転車用ペダルを製造している1980年創業の台湾の自転車パーツメーカー。
片面がシマノのSPDで、もう片面がLOOKに対応したE-148Bなどのちょっと変わったビンディングペダルも扱っています。
MKS 三ヶ島製作所
自転車用ペダルを中心に製造する日本のメーカー。
https://www.mkspedal.com/?q=ja
Xpedo エクスペド
台湾のペダルメーカーで、創業30年以上の老舗です。
iSSi イッシー
ミネアポリスに拠点を置く自転車パーツメーカー。
シマノのSPDとLOOKのKEOに対応したビンディングペダルを販売しています。
LOOK ルック
Photo via:https://amzn.to/2VJwbIE
ビンディングペダルの老舗のLOOKのビンディングペダルと言えばKEO.
元々はLOOKの特許を使用してシマノのペダルが作られていた歴史もあり、シマノのSPD-SLと似ていますが元祖はLOOKになります。形は似てはいるものの互換性はありません。
iSSi イッシー
ミネアポリスに拠点を置く自転車パーツメーカー。
シマノのSPDとLOOKのKEOに対応したビンディングペダルを販売しています。
Wellgo ウェルゴ
主に自転車用ペダルを製造している1980年創業の台湾の自転車パーツメーカー。
片面がシマノのSPDともう片面がLOOKのKEOに対応したE-148Bなどが有名かもしれません。
Exustar エグザスター
Exustarは台湾の自転車用品メーカーで、ペダルの他シューズやヘルメット、ウエアなど幅広く扱っています。
シマノSPD-SLの他、シマノSPD、LOOKに対応したビンディングペダルを製造しています。
DIXNA ディズナ
東京サンエス株式会社が取り扱う自転車パーツブランド。
珍しい片面タイプのルック対応ペダルがあります。
MKS 三ヶ島製作所
自転車用ペダルを中心に製造する日本のメーカー。
US-Lというモデルが一部のLOOK製品(KEOクリート グレー4.5°/ブラック0°)に対応。
https://www.mkspedal.com/?q=ja
その他の主要ペダルメーカーの互換製品
LOOKのマウンテンバイク用ビンディングペダルである「S-TRACK」や「SPEEDPLAY」、「TIME」および、TIMEのマウンテンバイク用ビンディングペダルの「TIME ATAC」、「クランクブラザース」などと互換性のあるビンディングペダルは見つかりませんでした。
サードバーティ製品が登場するには、それなりに普及する必要があると思われるので、シマノのSPD-SL、SPD、LOOKのKEOあたりに偏ってしまうのは仕方のないところかもしれませんね。
ちなみにクリート受けを取り付けるための取付穴もまたメーカーによって形状が異なります。
そのため、ビンディングシューズによってはクリート受けを取付けられるものと取付けられないものがあるので、ビンディングシューズでまた互換性を確認しながら検討する必要があります。
以上、ビンディングペダルとクリートの互換性についてのまとめについてでした。