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自転車通勤に適正な距離はどのくらい?|ロードバイク・クロスバイク

自転車通勤をするのに適正な距離はどのくらい?

自転車にハマると、できるだけ多くの時間、自転車に乗りたいと思うようになりますが、学校や仕事のある平日には自転車のための時間をとるのが難しく、思うほど自転車に乗れないというのが実際のところです。

毎日の生活の中で「自転車に乗る時間をできるだけ増やしたい」と考えた時に、一番良い方法は自転車通勤(通学)をすることだと思います。

もしも自転車通勤(通学)ができれば、毎日の通勤(通学)時間を自転車に乗る時間に変えられるわけですから、一気に自転車に乗る時間を増やすことができます。

しかし、自転車通勤(通学)は、時間と距離との戦いでもあります。

あまりに遠すぎると、時間が多くかかりすぎてしまったり、負担が大きくなるので、持続が難しくなるのです。

自転車通勤(通学)をするには、適正な距離があるんです。

そこで、無理なく自転車通勤(通学)を持続するための、自転車通勤(通学)をするのに最適な距離について考えてみました。

自転車通勤(通学)のポイントは距離と時間

僕自身も自転車通勤を考えたことがありますが、自転車通勤を続けていくための条件が揃わなかったこともあり、今現在で自転車通勤は断念しています。

自転車通勤を持続出来なかった理由の一つが距離と時間の問題でした。

実は、自転車通勤(通学)するにあたって、最も大きなポイントとなるのが自宅から職場までの距離なのです。

遠過ぎると体力的、時間的な負担が大きくなり、自転車通勤(通学)を持続するのは現実的ではなくなってきます。

僕の場合を例に挙げると、自宅から職場までの距離が片道27kmというのが最大の問題でした。

日頃ロードバイクなどに乗っている人からすれば「27kmはそれほど遠い距離ではない」と思うはずです。実際、僕自身も最初はそう思っていました。「27kmなら順調にいけば1時間を切れるかもしれない」と。

しかし、都心など市街地を走るのであれば、信号待ちで停車する時間も長くなるため、想像するよりも時間が掛かる場合がほとんどです。

例えば、信号の無いサイクリングロードを走る場合の所要時間の目安は1kmで3分程度ですが、信号の多い市街地の場合は1kmで4分〜5程度になってしまいます。

僕の場合は信号が65箇所もありましたし、幹線道路の信号に引っ掛かれば、2分近く待たなければいけません。

結果として、27kmの道のりでも、通勤時間は約2時間程度になってしまっていました。

一方で、電車を利用した通勤の場合の通勤時間は約1時間という感じで、電車に比べて自転車の方が倍の時間が掛かってしまうという状態でした。

そうすると、自転車通勤を続けていくのはメリットよりも負担の方が大きくなってしまうため、自転車通勤は断念することになりました。

距離と時間の問題は、自転車通勤(通学)を続けていく上で、とても大きな条件になるのです。

自転車通勤(通学)するのに最適な距離とは

自転車通勤するのに最適な距離とは

自転車通勤(通学)に最適な距離は片道10km〜15kmが目安

結論から言えば、自転車通勤(通学)で、無理なく持続できる距離は片道10km〜15km程度です。

以下、その理由です。

所要時間が丁度良い

自転車通勤で片道10km〜15kmくらいで必要な通勤(通学)時間は、信号の多い都心であっても、30分〜40分程度です。

このくらいの所要時間だと、電車や自動車、バスなど、その他の交通手段を使った時と比較しても、ほぼ同じ程度か自転車の方が早く着く感じになる人が多いのではないでしょうか。

この「他の交通手段と比べて同等もしくは速い」というのは、自転車通勤(通学)にとって、とても重要なポイントなのです。

というのも、自転車通勤(通学)は電車通勤(通学)のように音楽を聴いたり、読書したり、勉強したり、あるいは仮眠をとるようなことができません。

自転車に乗るしかできないのです。

それでもなお、自転車通勤(通学)を選択するメリットは「通勤(通学)時間の短縮」にあります。

通勤時間を短くできれば出来るほど「電車の時間を気にしなくてよい」「通勤時間を短く出来る」「満員電車に乗らなくて良い」など、自転車通勤をするメリットがグッと大きくなるのです。

この点も考慮して、自転車通勤(通学)が可能かどうかを検討してみるのも良いでしょう。

10km〜15kmは遠過ぎず近過ぎずの距離

自転車通勤(通学)も立派な運動ですから、毎日続けていると疲労が蓄積します。

距離が遠過ぎると、自転車通勤で疲れてしまい、肝心の仕事ができないなど、本末転倒なことにもなりかねませんし、実際問題として、週末が近付くに従って疲れが蓄積されるようになります。

そうすると、自転車に乗ること自体が億劫になり、体調を崩したり、雨が続いたりしたのを切っ掛けに、自転車通勤(通学)を止めてしまうというパターンも結構有りがちです。

逆に距離が近ければ、自転車通勤(通学)を続けるのは容易ですが、5km程度の距離だと必然的に通勤(通学)に自転車を利用することになると思いますが、あまりに近過ぎて、通勤を自転車の時間に充てるというような感じではなくなってしまいます。

また、5km程度はママチャリだと良い感じの距離ですが、ロードバイクやクロスバイクのように乗車前にいろいろと準備が必要な乗り物の場合だと面倒さが先に立ちます。

ロードバイクやクロスバイクに乗る為の支度をしなければいけないにも関わらず、15分程度しか自転車に乗る時間がないとなると、物足りないと感じるようになるのです。

また、ランナーズハイのような感じで「自転車ってめっちゃ楽しい!」という高揚感を得られるには、ある程度の距離を走行することが必要ですから、近過ぎるとそういう部分の楽しい感覚も得られません。

自転車通勤の距離として適正と思われる、片道10km〜15kmという距離は、それなりの満足感が得られる距離だろうというのが、私個人の経験としてもあります。

「自転車って楽しいな!もう少し乗っていたな!」と思える程度のちょっと足りないという感じは、毎日自転車通勤(通学)を続けるには重要なポイントだと思います。

長距離の自転車通勤を実践する人たちもいます

長距離の自転車通勤
個人的には、自転車通勤(通学)で片道10km〜15kmというのが最適な距離だと感じていますが、自転車に対する価値観や意気込み、それぞれの環境などによって、かなり違ってくるもののようです。

例えば、僕の身の回りでも片道25km〜30km程度の自転車通勤をしている人も何人か居ますし、「慣れてしまえばそれほど大変な距離ではない」と言っていたりもします。

また、ネットで調べると、片道50kmとか80kmなどという、僕からするとちょっと信じられないような距離で自転車通勤しているような人も見つかったりするので、最終的には本人のやる気次第なのかもしれません。

しかしながら、一般的には通勤(通学)の場合は時間に制約がありますから、上記のような長距離の自転車通勤をするような人は例外と考えて良いかと思います。

長距離の自転車通勤(通学)のポイント

上記のようなパワフルな人はともかくとして、普通の人だと長距離の自転車通勤(通学)を続けるのは難しいことだと思います。

そこで、ちょっと長距離だけど自転車通勤に挑戦してみたい場合のポイントを考えてみました。

無理せず自転車通勤を続ける、という点で考えれば、長距離に限らず、適正距離の自転車通勤(通学)の場合でも取り入れられる方法になります。

片道だけの自転車通勤にする

自転車通勤をすると基本的に往復で自転車通勤することになります。

片道15kmだと1日で走行する距離は往復で30kmってことですが、距離が長いと往復の距離も長くなるので、毎日続けるのは大変です。

そこで、自転車で出勤したら、帰りは会社や近隣に自転車を置いて、公共交通機関で帰宅します。翌日は公共交通機関で出勤して、帰宅する際に自転車で帰るという方法です。

そうすると、片道30kmを超えるような長距離の自転車通勤でも、時間の問題さえクリアできれば、無理無く持続できると思います。

週2〜3程度の自転車通勤にする

長距離だと毎日自転車通勤するのは、疲労なども蓄積されて大変です。

毎日乗ろうとは考えずに、一日置きや、週2〜3日程度の緩い計画で自転車通勤を考えるのも良いかと思います。

以上、自転車通勤や自転車通学に適した距離とその理由についてでした。
今後、自転車通勤をしていたいと考えている人に参考にしていただければ幸いです。

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