クロスバイクの乗り心地が良くならず、どうしたものかと悩んでいたところ、コメント欄で「サドルのポジションを調整しなさい」との助言をいただきました。
お恥ずかしい話、それまでの僕はポジションと言うものをまともに考えずに、クロスバイクに乗っていたので、購入した後も一切ポジションの調整をせずに乗り続けていて、「乗り心地が悪いなぁ」と考えていたのでした。
そんなわけで、助言通りにサドルのポジション調整をした結果、乗り心地が随分変わって快適になったというお話です。
これは僕に限らず、クロスバイクを購入した後そのまま乗り続けている人には起こり得る問題です。
というのも、クロスバイクの場合、ショップで購入した時に通常のポジションよりも低い位置にサドルをセットされている可能性があるからです。
クロスバイクを購入した後はサドルの高さを確認しよう
クロスバイクのサドルは低目にセットされているかも
上記の写真はクロスバイクをブルホーン化した直後の写真です。
この写真をブログに掲載していたところ、写真を見た方から「サドル位置がどう見ても低い、低過ぎる。さっさとポジション調整をしなさい」という指摘を受けました。
僕としては、この状態が正しいサドルの位置だと思っていたので、サドルが低いと言われても、いまいちピンと来なかったのが正直なところでした。
というのも、僕がクロスバイクをGIANTストアで購入した時に、サドルの高さについても教えてもらい、その場で自転車に跨がって、サドルの高さを調整してもらっていたのでした。
なので、そのサドルの高さが正しいものだと思い込んでいたのです。
そのサドルの高さは、サドルに跨った状態で、両足のつま先が地面に届いて、なんとか自立できるくらいの高さで、シティサイクルの標準的なサドルの高さと比べれば、十分に高い位置になるので、僕自身もサドルが低いとは感じていなかったのです。
初心者向けにサドルが低目にセットされているかもしれない
サドルの高さについて調べてみると、僕のクロスバイクのサドルの高さは、理想的なポジションよりもかなり低い位置にセットされていたことが判りました。
もともとGIANTストアで言われた通りにセットしていたサドルの高さなので「それが絶対正しい」と信じていましたが、実はかなり低い位置だったのです。
どうしてこのようなことがおきたのでしょうか?
GIANTストアのスタッフも素人ではないですから、正しいサドルのポジションを知らなかったはずはありません。
そう考えると、あえて低い位置にサドルをセットしていたものと思われます。
クロスバイクと言えども、一般的なシティサイクルと比べるとサドルの位置は相当高いので、初心者がいきなり通常のサドル位置で乗ってしまうと、バランスが取れなくて危険です。
なので、初心者用にかなり低い位置にサドルをセットするようにしているのかもしれません。
そう言えば「乗っているうちに徐々にサドルの位置を高くしたくなるかもしれませんが、好みに応じて調整してください」というようなことも言っていたようにも思います。
正しいサドルの高さ(サドルポジション)に調整しよう
サドルの基本ポジションとは
ペダルを踵で踏んで足が伸びる高さ
ロードバイクやクロスバイクのサドルの高さは、一般的にサドルに跨がった状態で、ペダルの上にかかとを乗せて足が真っ直ぐになるくらいの位置だと言われています。(ペダルの位置は下にあります。)
足がつかない自転車で乗り降りする方法
ペダルを基本のポジションにセットすると、両足を地面につくことができなくなります。
足がつかないなら、停車しようと思うと転倒してしまうしかありません。。。
「え?それじゃあどうやって停車しているの?」という疑問が沸いてしまいます。
答えは簡単で「停車する前にサドルから腰を降ろして、停車時にはトップチューブを跨ぐ感じで立てば良い」のです。
当然のことではありますが、そんなことは教えてもらわないとなかなか気付くことはできませんよね。
クロスバイクのサドルの高さを調整した結果
乗り心地と見た目が変わる
サドルの高さを調整したことにより、クロスバイクの乗り心地も変わり、より自然なポジションで無理なくペダルを踏む力を伝えられるようになったようにも感じます。
結果として、速度が出やすくなっただけでなく、長距離を走行する際にも疲れづらくなり、ポジション調整の大切さを実感することとなりました。
変わったのは乗り心地だけでなく、今まで「あまりカッコよく無いなぁ」と思っていたクロスバイクの見た目も、一気にスポーティでカッコ良くなりました。
ポジションのちょっとした違いでも、はっきりと乗り心地や見た目の違いを体感できるのは、自転車の楽しいところでもあり、奥が深いと感じる部分でもありますね。
サドルのポジション調整のポイント
● サドルの基本と言われる高さで調整する。(サドルに跨った上体で足をピンと伸ばした状態で、踵でペダルが踏めるくらいの高さ)
● サドルの取り付け角度は、サドルの上面が水平になるようにセットする。
● 調整した後にしばらく走ってみて様子を見る。調整したては正しいポジションでも違和感を感じやすい。
基本を踏まえた上で調整をする
クロスバイクやロードバイクのサドルは、「サドルに跨った状態で、踵をペダルの上に置いて脚が真っ直ぐに伸びるくらいの高さ」が基準と言われていたりします。
しかし、基本はあくまで基本として考える必要があるようです。
つまり、絶対的な位置ではなく、ハンドルなどのポジションやフレーム、そして体格差があるので、人それぞれに微調整しながらベストな高さを探すのが正しいかと思います。