knog(ノグ)のOi(オイ)という自転車用ベルを購入しました。
発売前から革新的な自転車用のベルとして話題になった製品ですが、ウワサ通りにカッコ良かったのでレビューしてみます。
knog Oiの全体的な見た目はもちろん、鳴らせば澄んで心地よい音色、取り付け方などを写真と動画で紹介&解説しています。
ロードバイクやクロスバイクに乗っている人の中でも愛用者が多い、小さな自転車用ベルのキャットアイ OH-1200とも比較してみました。
knog(ノグ)Oi 革新的な自転車用ベルとは
クラウドファンディングで話題になった自転車ベル
knog Oiが発表されたのはクラウドファンディングのkickstarterでした。
発表されると、すぐにその革新的なデザインが評価され、瞬く間に目標金額に到達して話題になった自転車用のベルです。
実際にknog Oiの販売が開始されると「非常いカッコ良い自転車用ベル」ということで、発売当初は入荷されてもすぐに売り切れるという、入手困難な情況が続くほどの人気がありました。
類似品で溢れるほど人気の自転車ベル
また、発売早々に中国の無名メーカーから類似品が次々に販売されるような状態にもなり、今や、アマゾンあたりで「自転車用ベル」で検索すると、半分はknog oiと同じようなデザインのベルで埋め尽くされています。
knog Oiは自転車ベルトして、間違いなく革新的な製品と言えるでしょう。
溢れかえる類似品でも、おそらく自転車用のベルとしての性能はそれほど変わらないでしょうが、偽物とすぐ分かるような製品を付けているとそれだけで惨めな気分になりますし、かっこ悪いです。
せっかくオシャレでスタイリッシュなベルを選ぶのであれば、本物のknog Oiを付けた方が絶対に気分が良いと思います。
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目立たない自転車ベル
knog Oiが人気の理由は、従来までの自転車ベルのように見えないそのデザインに尽きるでしょう。
knog oiが登場するまでの間、自転車ベルはとてもロードバイクやクロスバイクに取り付けたいと思えるものではなかったのです。
「取り付けたくなければ取り付けなければ良い」」という訳にはいかないのが自転車のベルで、道路交通法的には自転車も車両の仲間なので、自動車などと同じくベル(警音器)の装備は必須となっています。
しかし、ロードバイクやクロスバイクの場合、ママチャリなどに装備されているようなベルだと、フレームに全くマッチしないという問題があります。
しかしながら、以前はロードバイクに似合うようなスタイリッシュなベルはなかなか有りませんでした。
そもそも、自転車のベルが鳴らせる場所も限られていて、その必要性に疑問を持つ人も多いくらいなので、「ベルを装備したくないなぁ」と思う人も多かったんですよね。
そんな感じで愛車にどのようなベルを取り付けるかで悩んでいた多くのスポーツバイク愛好家の心を鷲掴みにしたのがknog Oiだったのでした。
どうせ自転車用ベルを装備しなければいけないのであれば、ロードバイクのスタイリッシュな見た目でも違和感の無いようなカッコ良いベルを装備したいと考えるもので、ロードバイクのスタイリッシュなフレームに違和感なくマッチするknog Oiが売れない理由はないのでした。
以前の定番の自転車ベルは小さくて目立たないキャットアイのOH-2400
「なるべく目立たない小さなベルを使用したい」と考えるスポーツバイク愛好家から支持されていたのが、キャットアイの小さなベルであるOH-1200でした。
通常の自転車用ベルとデザインは同じような感じですが、半分くらいの大きさの小さなベルで。ハンドルに装備してもほとんど目立つことがないベルでした。
ロードバイクやクロスバイク用のベルトして定番中の定番の自転車用ベルでしたが、knog oiの登場で一気にシェアを奪われた感じがあります。
ダントツでおしゃれでかっこ良い自転車ベルはknog oi
オーストラリアの自転車アクセサリーメーカーの「knog」が発表した「Oi」は、スタイリッシュなデザインで「探し求めていた理想の自転車ベルはこれだ!」と、多くのサイクリストの中で話題になりました。
前述したように、クラウドファンディングでは、一瞬でサクセスを決め。販売開始後もその評判が崩れることがありませんでした。
おしゃれな自転車アクセサリーメーカーknog
ちなみに、knog(ノグ)というメーカーは「自転車用ライト」や「U字ロック」など、自転車の周辺アイテムを製造するメーカーです。
概念を覆すようなデザイン性の高い製品を数多く企画販売していて、世界中に多くのファンを持っています。
僕自身も、knogの製品が好きで使用しています。
特に、自転車用ライトのデザインが非常に気に入っていて「Blinder Road」と呼ばれるライトを、前照灯と後尾灯で愛用していたります。
【日本正規品】 KNOG(ノグ)自転車 ライト BLINDER ROAD 防水フロントライト(600ルーメン)USB充電式 ブラッ...
そんな「デザインに自信有り」のknogが、満を持して発売した自転車ベルがknog oiですから、カッコ悪い訳がありません。
knog Oi LUXE
通常版の「knog Oi(CLASSIC)」が発売されてから、しばらく後になって新たに発売されたのが「knog Oi LUXE」です。
LUXEの名前から想像できる通り、贅沢版ということで、プラスチックがベースになっていたknog Oi(CLASSIC)に対して、ボディ全体にステンレススチールを採用したり、シムにはレザーを使用されていたりしています。
価格も当然高くなるわけですが、その分贅沢な印象になり、ミニベロなどのオシャレなイメージの自転車にも似合うような自転車ベルになっています。
【日本正規品】 KNOG(ノグ)自転車 ベル Oi LUXE リング型(内径:23.8-31.8mm) LARGE シルバー |2年保証|
knogの自転車ベルOiを購入&開封
knogらしい秀逸でシンプルなパッケージ
knogノグの自転車ベルOiのパッケージです。
knogの製品らしく、シンプルなパッケージながら、しっかりとデザインされた素敵なパッケージです。
knogの製品は、このような所有欲を満たしてくれるようなデザインが多いです。
自転車ベルknog oiの色とサイズ
カラーは4種類
自転車用ベル「knog Oi」のカラーは4色。
後から販売された上位グレード版の「Oi LUXE」のカラーは3色となります。
僕は、ハンドルの色と同じBLACKを選択しましたが、ワンポイントのアクセントとしても良さげなので「もう少し目立つ色でも良かったかも」と取り付けた後に思ったりもしました。
例えば、僕のクロスバイクはアクセントカラーとして赤を使っているので、赤の製品が出れば買い直しても良いかなと思います。
とにもかくにもデザインが良いので、まさしくアクセサリーとして、ロードバイクやクロスバイクを飾り付けるということができる自転車ベルなのです。
サイズは2種類
サイズはknog Oi、knog OiLUXEともに2種類です。
● LARGE Oi 23.8mm / 25.4mm / 26mm / 31.8mm対応。
● SMALL Oi 22.2mm対応。
knog Oiはハンドルに嵌めて使うタイプのベルなので、ハンドル径の対応サイズを間違って購入すると取り付けができないので注意が必要です。
● LARGE Oiが一般的なドロップハンドル用
● SMALL Oiがクロスバイクなどのストレートハンドル用
になるとなると思います。(購入前にご自身の自転車のハンドル径「ステムと結合している部分の太さ」の確認をお勧めします。)
ご参考までに、僕のクロスバイクの場合、購入した時点では、一般的なクロスバイクと同じフラットバーの22.2mm径のハンドルが使用されていましたが、ハンドルを交換した後はロードバイクなどのドロップハンドルで採用されることの多い23.8mm径のハンドルになっているのでLARGEサイズを購入しました。
自転車ベルknog oiの同梱物
自転車ベルknog Oiをパッケージから出した状態です。
二重底になっていて、付属品が格納されています。
同梱物は下記の通りです。
● ハンドルの太さを調整するシム
● 取扱説明書
● 取付け用のアーレンキー
ハンドルの太さを調整するためのシムの入り方がオシャレです。
自転車ベルknog Oiの外観
自転車ベルのknog Oiの外観の写真です。
knog Oiの販売当初は、この形状を見てもknog Oiが自転車用のベルとは思えないものでした。
それくらいに今までの自転車のベルのイメージを完全に覆す革新的なデザインだったのですが、今ではむしろこの形が自転車ベルの形として定着してきた感がありますね。
自転車ベルknog Oiの厚みは15mmほど。
小さなベルではありますが「意外と大きさがあるな」というのが第一印象でした。
ベルを鳴らすためのハンマーの裏側に締め付け用の六角ネジがあり、この六角ネジを締め上げることによりベルがハンドルに固定されます。(写真ではボケてます。すみません。)
knog Oiを立てて置くとカタツムリのようにも見えます。
腕輪のようにハンドルに嵌めて固定するの、でこのような独特な形状をしています。
自転車ベルknog Oiの重量
knog Oiの重量は25gでした。
見た目の大きさの印象とは違って、重量はかなり軽いです。
ちなみに小さくてコンパクトな自転車ベルとして人気の「キャットアイのOH-1200」の重量も同じく25gでした。
自転車用ベルの中でもかなり軽い部類になると思うので、自転車の軽量化をしたい人にとっても嬉しい自転車ベルだと思います。
自転車ベルknog Oiとキャットアイ OH-1200の比較
僕が今現在愛用している「CATEYEの小型ベルOH-1200」と「knog Oi」を並べてみました。
大きさはCATEYEの自転車用ベルOH-1200の方が小さいですが、デザイン的には圧倒的にknog Oiが良いですね。
自転車ベルknog Oiを自転車に取付ける
自転車ベルknog Oiの取り付け方
自転車ベルknog Oiの取り付け方はシンプルで簡単です。
ハンマー下にあるボルトを外すと、輪っかの一部が開くようになります。
そこからハンドルを挟んで、位置を調整してから再びボルトを締めて固定するだけです。
だだし、取り付け方法は簡単ですが、径が太いハンドルに取り付けようと思うと、想像するよりもかなり「グググッ」と輪っかを開かなくてはいけません。
購入して早々に割って壊してしまうのではないかと、不安でちょっとドキドキするかもしれませんが、びびらずに思い切ることができれば簡単に嵌められると思います。
自転車ベルknog Oiの取り付け場所
自転車ベルknog Oiを、クロスバイクのハンドルに取付けてみました。
いろいろと取り付ける場所を変えてみましたが、ステムの横が一番しっくりきました。
knog Oiの出っ張りが、ステムのボルトの高さと揃うので、パーツの一部に溶け込むような感じで自然に馴染んでくれます。
knog Oiが一般的な自転車用のベルの形状ではないこともあり、自転車ベルを装備していことも忘れてしまいそうです。
実際問題で上記の写真でも「あれ?どこに取り付けているの?」と思った人も多いと思います。
キャットアイの自転車用ベルのOH-1200も、取り付けベルトをサイクルコンピューターと共用すれば、ほとんど目立ちはしませんが、knogのOiの場合はベルうまくパーツの中にカモフラージュされる感じでより自然な感じで馴染むのです。
上記の写真を見ても判るように、knog Oiは違和感無く馴染んでいるのに対して、キャットアイのOH-1200は「取り付けた感」が出てしまっているのが判るかと思います。
クロスバイクやロードバイクなどスポーティーでスタイリッシュな自転車にとって違和感なく車体に馴染むというのは重要なポイントですね。
カメレオンのようにパーツに溶け込む自転車ベル
自転車ベルのKnog Oiをハンドルに取り付ける前は「意外と大きいな」と思ったので、もう少し目立つのかと思いましたが、いざクロスバイクのハンドルに取り付けてみると思っていた以上に目立たなくなりました。
黒いハンドルに黒いベルだと、パーツの一部に自然に馴染んでしまい、存在感をほとんど感じさせません。
ベルのサイドに付けられたアールがあるお陰でより自然に馴染むようになっているのだと思います。
製造時のコストは高くなってしまう加工ですが、デザインへのこだわりがあってこその、馴染み方なのだと思います。
このあたりは類似品で安い中国製品は全く考えられていないので、同じ様に取り付けたとしても、ハンドルに馴染むのではなく、取って付けたようなブサイクな存在感になってしまうでしょう。
このあたりのお金がかかる処理がされているかどうかが、価格の差や品質の差になるわけですね。
類似品である格安な自転車用ベルの場合、面取りなどはされていない角張ったデザインのため、似たように見えても佇まいなど、全体に与える雰囲気は全く違うはずです。
自転車ベルのknog Oiをハンドルに装着した後でも、それが自転車用のベルであるとは全く思えない見た目です。
左右対称ではなくなってしまうのが嫌な人は、二つ買って左右に付けるのも有りかもしれません。
ちょと太めのクランプ部だと思えば何の違和感もありません。
自転車用のベルknog Oiの外観は、他の自転車用ベルと比べると別次元で美しく、今までロードバイクやクロスバイクにベルを取り付けたくないと思っていた人達が、むしろ喜んで取り付けたいと思うようなデザインです。
自転車ベルknog Oiの音色比較
自転車ベルのknog Oiの音色です。
動画で音を確認してみてください。高音で澄んだ音がします。
knog Oiの公式の解説でもデザイン以外のこだわりのポイントとして音色を挙げていますが、それも納得出来る嫌味のない品の良い音だと思います。
キャットアイのベルも鳴らしているので、動画を見て聞き比べてください。
knogの自転車ベルOi購入レビューのまとめ
ロードバイクやクロスバイクに乗っている人でも知らない人も多いのですが、実は自転車のベルは法令を遵守すれば鳴らす機会はほとんどありません。
むしろ無闇矢鱈に鳴らしてはいけないものなのです。
例えば、歩道を歩く歩行者に自分の存在を教えるために、後ろから「チリンチリン」と鳴らすことがあるかと思います。
ドラマなどでも良く出くるくらいに見慣れた行為も実は道路交通法違反なのです。
なので、そのあたりを理解している人からすると「自転車にベルを取り付ける意味はほとんど無い」という意見も多いようですし、僕自身もそう思っているのですが、道路交通法では自転車にもベルを取り付ける義務があります。
いくら無駄に思えても、ルールはルールなので、ロードバイクやクロスバイクなどでも車体のどこかにベルを装備しなければ整備不良になってしまいますから、取り付けないわけにはいきません。
そんなわけで、あまり使う機会のないものであれば、機能面よりも「デザインが良くて取り付けても出来るだけ目立たない」のが理想のベルということになります。
knog Oiはまさに理想的なベルと言えるもので、自転車ベルとは思えない革新的な形状なので、ロードバイクやクロスバイクのスポーティなフレームに装備しても見た目を損なうことがありません。
もちろん見た目だけでなく、しっかりとベルとしての性能も優れている秀逸な自転車ベルなのです。
キャットアイのOH-1200もコンパクトで良いベルだと思いますが、それでもステムの影などに隠して存在感を失くすような工夫が必要になり、デザイン的にはもう一歩及ばないというのが正直な感想でした。
一方、knog Oiに関しては、ベル自体の大きさこそはあるものの、自転車パーツの一部として違和感なくハンドルに馴染ませることが出来るので、ステム横の最も目立つ部分に取り付けたとしても、自転車の印象に全く影響を与えないベルなのです。
本当に素晴らしい、買って良かったと思える自転車ベルでした。
そんなわけで従来の自転車用ベルのデザインが気に入らず不満に感じていた方は、このknogの自転車用ベルのOiは買いで間違いないでしょう。
きっと大満足するはずの超オススメの自転車ベルです。
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