ロードバイクやクロスバイクとはまた違った種類・ジャンルの自転車ですが、個人的に街乗り用として、「欲しいなぁ」と思う自転車なので、有名メーカーの自転車を中心に、オートバイ型(ビンテージバイク型)・ファットバイク型の電動アシスト自転車について調べてみました。
中国製の無名のメーカーでも、似たような見た目の自転車はたくさんありますが、今回はブランド展開されているようなモデルを中心にピックアップしています。
マーベリック S1-350
Maverick Technology社が手掛ける電動アシストバイク。
自転車とオートバイのいずれでも乗れるハイブリッドタイプのモデルの他に、免許が不要な純然たる電動アシスト自転車としてS1-350がラインナップされています。
駆動部分のアップグレードキットによって、原付一種タイプへ変更することもできます。
「カルフォルニアスタイル」をコンセプトに、サーフィンや釣り、ゴルフなど、目的に応じてキャリアをカスタマイズして楽しめるのも特徴で、専用のキャリアやフレームバッグ、パーツなども充実しています。
メーカー名から海外のメーカーのようにも思えますが、カッコ良い電動バイクが欲しくて自分たちで開発を始めたという日本人エンジニアによってスタートしたメーカーとのこと。
日本のメーカーでもカッコ良くて、カスタマイズ性の高い電動バイクを開発している会社があるというのが嬉しいですね。
マーベリック S1-350
価格: 247,500円
バッテリー:6V 10.4Ahと36V 24Ahを選択可能。
36V 10.4Ah(航続距離25-30km)
36V 24Ah(航続距離55-70km)
重量 : 31㎏
参考 マーベリック S1-350
ROCKA FLAME(ロカフレーム)
東京発のアパレルブランドのROCKA FLAMEが立ち上げた電動アシスト自転車MAKAMIとFUMA。
トップチューブを備えたバイクスタイルのMAKAMIと、トップチューブの無いスクータースタイルのFUMAの二種類があります。
このジャンルの自転車で、シマノの部品などを使用しているのにも関わらず、お手頃なのが魅力ですね。
ゴテゴテのバイクという感じでは無いですが、街なかの風景との親和性が高そうで、悪目立ちしない感じが魅力的だと思います。
価格: 219,800円
バッテリー:36V 10.4Ah
航続距離:45km - 70km
重量 : 28㎏
参考 ROCKA FLAME
MATE. BIKE
デンマーク・コペンハーゲン発の電動アシスト自転車のブランドです。
日本ではInstagramなどで、芸能人を起用してプロモーション活動をしていたので、ご存じの方も多いと思います。
宣伝の効果もあってか、街なかで見かける、e-bikeはMATE BIKEが多いですね。
折りたたみ式というところで、他の自転車と比べると、やや控えめなデザインですが、フルサスペンション、極太フラットなフレーム、大容量のバッテリーで、いかにもストリート系の方々に好まれそうなe-bikeだと思います。
MATE.X
極太タイヤを履かせたスタンダードモデル。
価格: 352,900円〜
モーター:250W
バッテリー:48V 14.5Ah / 48V 17.5Ah
航続距離:80km - 120km
重量 : 26㎏
参考MATE.X
MATE City
街乗りに適したライトモデル。
価格: 275,000円〜
モーター:250W
バッテリー:36V 14.5Ah / 36V 17.5Ah
航続距離:80km - 120km
重量 : 21.5㎏
参考MATE City
MOVE
日本発のスタイリッシュなe-bikeというコンセプトで立ち上げられたブランド。
見た目は前述したMATE BIKEと似通っていて、ぱっと見で見間違えてしまうくらい似ています。
同じく折りたたみ式の自転車なので、構造も似ているのかなと思います。
サドル一体型ライトなど、痒いところに手が届くような日本らしい細やかな便利さが随所に見られる電動アシストバイクです。
MOVE X
スタンダードモデル。
価格: 356,000円
モーター:250W
バッテリー:48V 10Ah
航続距離:80km
重量 : 27㎏
参考MOVE X
MOVE XS
街乗りなどに適したライトモデル。
適応身長も158cm~で、女性でも乗ることができそうなサイズになっています。
価格: 356,000円
モーター:250W
バッテリー:48V 10Ah
航続距離:80km
重量 : 25㎏
参考MOVE
BRONX BUGGY
ファットバイクメーカーとして知られているBRONX BICYCLEが手掛ける電動アシストファットバイクのシリーズ。
ヴィンテージバイクをイメージさせるオートバイクのような見た目と、太いタイヤが特徴で、街なかで乗るのに映えるデザインが魅力の電動アシスト自転車です。
ハンドルやバッグなど、カスタマイズできるアクセサリーも充実しています。
価格: 242,000円
バッテリー:6V/8.7A
重量 : 29㎏
参考BRONX BUGGY
ZEFILL EZ-Rider
「一人一人の好みに合わせたカスタマイズができるe-bike」というコンセプトで、数あるe-bikeメーカーの中でも、一際こだわりの強さが伝わってきます。
カスタムパーツは豊富で、シートやシートレスト、ハンドル、グリップ、ヘッドライトカバーに、ウインドシールド、柄を選択できるシートカバー・バッテリーカバー、サイドバッグなどが揃えられていて、本格的なモータサイクルのような見た目にカスタマイズすることができます。
バイク好き。カスタマイズ好きにはおすすめの電動アシスト自転車だと思います。
EZ-Rider 01とEZ-Rider 02があり、EZ-Rider 01は標準サイズのフレームなのに対して、EZ-Rider 02はラージフレームを採用したモデルとなっていて、サイズ以外のスペックは基本的に同じです。
価格:330,000円
モーター:48V 350W
航続距離:60~70km
重量:35kg
バッテリー:48V 15Ah
参考ZEFILL
COASTCYCLES Buzzraw
シンガポール発の電動アシスト自転車で、モトクロスバイク風のBUZZRAWシリーズを展開しています。
フェンダーや荷台、タイヤなどをカスタマイズでき、用途に応じたe-bikeに仕上げることが可能です。
BUZZRAW X
スタンダードモデル。
価格:385,000円
モーター:250W
航続距離:50m
重量:30.8kg
バッテリー:48V 16Ah
参考BUZZRAW X
BUZZRAW Pro
ラージフレームモデル。
価格:330,000円
モーター:250W
航続距離:50m
重量:32.7kg
バッテリー:48V 16Ah
参考BUZZRAW Pro
BUZZRAW Classic
小型モデル。
価格:275,000円
モーター:250W
航続距離:50m
重量:26kg
バッテリー:48V 16Ah
参考 COASTCYCLES
RideUp REVV 1
2018年アメリカで創業した電動自転車専門メーカーRideUoのラインナップの中のファットバイクモデルです。
サスペンションはフルサスかハードテイルかを選択でき、カゴやバッテリー、二台、コントローラーなどアクセサリーの類も豊富で、用途に応じたカスタマイズができる自転車です。
残念ながら、2023年3月現在で、日本での販売はありません。
価格:2,395ドル
参考RideUp REVV1
SUPER 73
オートバイのような見た目の電動アシスト自転車の先駆け的な存在なのが、SUPER 73でしょう。
このジャンルの電動アシスト自転車のアイコン的存在でもありますね。
70年代に流行したミニバイク「カワサキ コヨーテ」をモチーフにして開発されたと言われるこの電動アシスト自転車は、デビューと同時に、世界中のヴィンテージバイク愛好家に対して強烈な印象を与え話題になりました。
バイクファンだけでなく、ストリート系の方々にもウケが良く、おしゃれな街乗り電動アシスト自転車として人気が出るようになりました。
日本でも、街で見かけるオートバイ系電動アシスト自転車の半数くらいは、このSUPER 73ですね。
パーツも充実していて、それぞれの個性を出したカスタマイズができるのも嬉しいですが、先駆けだけあって、ブランド化されてしまったのか、残念ながら価格がかなり高いですねぇ。
70万円もするのであれば、普通のオートバイを買ってしまった方が幸せになれそうでもあります。
しかしながら、価格を除けば圧倒的な魅力のある自転車なのですよね。
街なかでショップの前に立てかけてあるSuper 73を見ても「良い自転車だなぁ」と思ってしまいます。
一般サイズのSUPER73 S2、本格的な仕様のSUPER73 S2 RX MOJAVE、小型で乗りやすいSUPER73-ZGなどがあります。
SUPER73 RX MOJAVE
フラッグシップモデルで、重厚なフレームと極太タイヤが特徴できですね。
フルサスペンションでどんな悪路も走破できそうな、本格モトクロス仕様の電動アシスト自転車と言えそうです。
価格:616,000円
モーター:250W
航続距離:120m
バッテリー:48V 3Ah
参考SUPER73 RX MOJAVE
SUPER73 S2
SUPER 73のスタンダードタイプの電動アシスト自転車で、街なかでスタイリッシュに乗りこなすのに最高の一台ですね。
装備も本格的なので、カスタマイズまで考えるなら、このモデルが最高だと思います。
価格:616,000円
モーター:250W
航続距離:120k
バッテリー:48V 3Ah
参考SUPER73 S2
SUPER73 SUPER73-ZX
エントリーモデルで、スタンダードなサイズになっていて、スクーター的な気軽さがあります。
カスタマイズなどをあまり考えないようであれば選びたい一台。
価格:484,000円
モーター:250W
航続距離:80km
重量:30kg
バッテリー:48V 3Ah
参考SUPER73 ZX
SUPER73 スーパー73 Z MIAMI
ミニサイズのフレームでコマ割りが効く電動アシスト自転車です。
価格:429,000円
モーター:250W
航続距離:80km
重量:30kg
バッテリー:48V 3Ah
参考SUPER73 Z MIAMI
SUPER73 スーパー73 ZG
最軽量モデルで、コンパクトで街乗り用途に特化したようなモデルです。
軽量化するためにバッテリーは小さめですが、街乗り用途なら必要十分だと思われます。
価格:275,000円
モーター:250W
航続距離:32-45km
重量:29kg
バッテリー:48V 3Ah
参考SUPER73 ZG
オートバイみたいな電動アシスト自転車・電動ファットバイクまとめ
日本の場合、電動アシスト自転車と言えば、ママチャリの印象が強かったこともあり、初めてSUPER 73を見たときには、ちょっとした衝撃のようなものがありました。
電動アシスト自転車でもデザイン次第で、ここまでカッコ良く、そしてカスタマイズ性も高い自転車にすることができるのだなと思いましたね。
一般的なシティサイクルではないBMXなどの競技用自転車は意外と日本の町工場的なメーカーが多く存在していて、このタイプの電動アシスト自転車のジャンルでは日本のメーカーの製品もあるのが嬉しいところですね。
また、重量が重くなりがちなファットバイクなどでは、電動アシストとの相性も良いですし、街乗りだけでなく、荒れ地などを軽快に走る楽しみも得られそうです。
実物を見ても、自転車でありながらもオートバイのような精悍さがありますし、電動アシスト機能がついてることもあり、オートバイ的な雰囲気が備わっているのも違和感が無い理由かもしれませんね。
走ってヨシ、見た目ヨシ、目的や用途に応じtカスタマイズしてヨシということで、今後も定番のジャンルとして人気がありそうですね。
願わくば、値段がもう少しお手頃になってくれれば良いんですけどね。
平均で30万円程度ですから、普通のスクーターやバイクも買えてしまう金額になるので、単純にカッコ良い電動アシスト自転車が欲しいという理由だけでは、なかなか手が出る金額ではありません。
オートバイ好きとか、お金に余裕のある方が、趣味の範疇で購入するような感じで、我々一般市民が気軽に乗れる感じのものではないですね。
うーん、でもカッコ良い!