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初心者向け 自転車のこといろいろ

クロスバイクの全てのパーツを交換する魔改造の良かったこと悪かったこと

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クロスバイクを購入してからというもの、いろいろなパーツを交換し改造を繰り返した結果、ついにフレーム以外の全てのパーツを交換してしまいました。

これでクロスバイクのカスタマイズの旅が終わったわけではありませんが、いわゆる「コンプリート」と呼ばれるフレーム以外のパーツが全て交換された状態になったということで、一つの区切りを迎えたということでもあります。

そこで、クロスバイクを改造したことによる、メリットやデメリット、個人的な考えを改めてまとめました。

僕がクロスバイクを改造するようになった切っ掛け

僕がクロスバイクを改造するようになった切っ掛け

クロスバイクの改造を記録したブログの存在

クロスバイクの改造をしているので、昔から自転車に詳しかったのだろうと思う人もいるかもしれませんが、僕がクロスバイクを購入しようと考えた時点では、自転車を一台も所有しておらず、自転車に乗ることさえなかったので、自転車に対する知識はほぼゼロに近い状態でした。

そんな中で、今まで考えていた自転車とは違う高級自転車を購入しようと考えたわけですから、自転車選びに失敗しないように、インターネットなどでリサーチをすることが日課になりました。

リサーチを進めていくと、ロードバイクやクロスバイクについてブログにまとめている人たちが居ることを知ります。

そのブログには、ロードバイクやクロスバイクなど、いろいろいな情報が書かれていて、クロスバイクを購入する際の参考したものです。

そのようなブログをいろいろと読み進めていく中で、自転車のパーツを交換してチューンナップしていく様子をまとめている記事がとても楽しそうで、僕自身もスポーツバイクを購入したら、ただ乗るだけではなく、パーツの交換も楽しめたら良いなと思ったのでした。

安いクロスバイクを購入しても、その後にパーツを交換すれば性能をアップさせていくことができることを知り、無理に高いロードバイクを買わなくても、徐々に自転車をスペックアップさせて楽しみながら乗れば良いじゃないかと考えたのです。

また、それらのブログの情報で、最も改造に適している自転車がGIANT社の定番クロスバイクであるEscapeシリーズということを知り、僕自身もEscapeシリーズを購入することに決めました。

クロスバイクの改造をすることを前提に選んだ自転車です。

ロードバイクへの憧れが改造の拍車になった

当初は「ロードバイクもクロスバイクも全部同じスポーツバイク」と思っていました。

なので「見た目だけの違いなら、高いロードバイクではなく安いクロスバイクで十分」という考えもあり、最初からロードバイクを選択肢から外してクロスバイクの中から最初のスポーツバイクを選択しました。

当時はロードバイクの入門モデルで10万円くらいでしたが、当時の僕の自転車に対する考え方だと、自転車に10万円なんていうお金はとても出せるものではなかったですしね。

そんなわけで、ロードバイクではなくクロスバイクを購入したわけですが、同時期にロードバイクを購入した知人と自転車を比べると、ロードバイクとクロスバイクは似ているけれど、ロードバイクとクロスバイクでは全く違うということに気が付きます。

クロスバイクでどんなに頑張ってスピードを出そうと思っても、ロードバイクのようにはスピードが出せないのです。

例えばロードバイクの場合だと、普通に自転車に乗る感じでペダルを踏んでも25〜30km/hくらいのスピードが出せますが、クロスバイクの場合は15〜18km/hくらいだたりする(※フレームやパーツのスペックにもよる)ので、その差はとても大きいのです。

普通の人は、その事実に気がつけば、素直にロードバイクを購入するわけですが、僕の場合は、もともとクロスバイクの改造をしたくてクロスバイクを購入したという部分もあったので「クロスバイクを改造してスペックアップすればロードバイクのようにできる」と信じて、クロスバイクを改造することでロードバイクに近づけたいという思いで改造をスタートし、現在に至ります。

クロスバイクを改造カスタマイズするメリット

クロスバイクを改造カスタマイズするメリット

自転車いじりの楽しみ

自動車はバイクなどは、メンテナンスやパーツを交換する、いわゆる「弄り系」を趣味にする人も多いと思いますが、自転車の場合も同じようにメンテナンスや改造は楽しいものなのです。

自分の好みの自転車に近づけていくために、パーツを選び、その交換方法を調べたり、そのための工具を買い揃えたりすることも、自転車に乗ること以上に楽しい部分だったりもするのですよね。

小さなパーツでも、その違いを実感することができるんです。そうすると「今度はこのパーツに変更してみたい」という探究心がより強くなり、次から次へと新しいパーツを試したくなってしまうのです。

実際のところで、終わりなくエンドレスで楽しめる趣味でもあるのです。

自分で自転車をメンテナンスできる強み

自転車を改造していると、当然ですが、自転車に関する知識が増えていきます。

もちろん、最初はチェーン交換はおろか、チェーン清掃すら躊躇するレベルの知識しかありませんでしたが、自分ができそうな改造から手をつけはじめて、メンテナンスブックやインターネットの情報などを参考にしつつ、少しずつ新しい改造に挑戦していく中で、どんどん自転車の知識が増えていくのです。

そんな中で、例えば遠出してサイクリングの途中で何かトラブルがあったとしても、パンク修理はもちろん、いろいろな対処方法のパターンが考えられるようになり「サイクリング中に何かあったらどうしよう」という不安もなくなりました。

安価なパーツで気兼ねなくテストできる

自転車のパーツもピンキリなので、興味があってもどんな風に変わるのか全く想像つかないまま高いパーツを購入するのは冒険です。

特にポジション出しにも影響するようなステムのようなパーツは、実際どれくらいの長さや角度がベストなのかは、取り付けてしばらく乗ってみないと判断ができません。

自分自身でパーツ交換ができれば、まずは安価なパーツを購入してポジションを調整したりテストしたりして、しっくりくれば高いパーツを購入するという方法もとれるのです。

実際のところで、僕のクロスバイクはハンドルをブルホーンバーにしたこともあって、ステムを使用してのポジションの調整にはとても苦労したこともあり、4本ほど調整のために購入をしました。

ステムでも高いパーツは数万円もするので、何本も買い替えるようなことはしたくないですし、毎回、自転車屋さんにお願いするのも気が引けますよね。

自分自身でパーツを交換できるからこそ、自分が思ったカタチを目指してパーツを何度も交換できるんです。

もちろん、いろいろ試してみたいという興味本位でパーツを交換することもできますし、探究心がある限り、エンドレスで楽しめるというわけです。

型にはまらない自由さ

ロードバイクなどでレースに出るためには、規定に添わなくてはいけないので、変則的なカスタマイズはできませんが、レースに出たり、法律に抵触したりするものでなければ、カスタマイズは自由であれば良いと思うんですよね。

実際のところで、いろいろカスタマイズしていた頃に見た、ロードバイク通の人が書いたブログで「ロードバイクには歴とした形式がある。型から外れたようなものはロードバイクへの侮辱である」なんていう記事を見て「そういうものなんだな」と思い、無難なカスタマイズばかりをしていた時期がありました。

しかし自転車文化のあるヨーロッパへ行った際に、街で見かけるいろいろな形にカスタマイズされた自転車を見て「あれ?」と思ったものです。

みんなそれぞれに自分の目指す自転車、乗りやすい自転車にカスタマイズしているんですよね。それを見た時に「自転車はもっと自由で良いんだ」と気づいたのです。

それ以来、興味のあるカスタマイズは積極的にやってみるようになりました。変則的でもやってみると意外と調子が良かったり、なんとなくカッコよく見えたりすることもあり、型にとらわれないカスタマイズは自転車弄りの楽しさや可能性を一気に広げるものでした。

いろいろ試してみて「なんか違うな」「これはダメだな」ということも勿論ありますが、そういう場合は元に戻せば良いだけですからね。

まぁ、いろいろ弄ってみても、一番調子が良いと感じるカスタマイズにしていくと、自然とスタンダードな形に近づいていくんですけどね(笑)

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クロスバイクを改造カスタマイズするデメリット

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価値観の問題が大きい

前述の「ロードバイクはこうあるべき」という考え方にも通じるのですが、そういう堅苦しい考え方の人からすると、クロスバイクはのカスタマイズは邪道と思うような人がいるのもまた事実です。

例えば、クロスバイクにドロップハンドルを装備するようなカスタマイズは「邪道」「失笑もの」というような扱いをされていた時代もありました。ドロップハンドルは本来ロードバイク用のハンドルなので、それをクロスバイクに装備するなんてことはナンセンスという感じです。

まぁこのドロップハンドルのクロスバイクも自転車大手のGIANTが販売したことで、その界隈の人たちも黙るしかなくなったのですが、ちょっと変則的なカスタマイズだと否定的な意見を持つ人も少なくはないのですよね。

前述したように、ルールや法律に抵触するようなものは問題ですが、そうでなければ個人の価値観でカスタマイズして良いもののはずなのですけどね。

コストを掛けてもロードバイクにはならない

カスタマイズを始めた当初は、クロスバイクをロードバイクのようにしたいという思いもありましたが、クロスバイクをいくら弄ったところで、クロスバイクはクロスバイクであり、ロードバイクにはなりません。

なので、ロードバイクが欲しい人は、素直にロードバイクを買うのが良いでしょう。

ただ、クロスバイクをカスタマイズすることで、ホイールやコンポーネントなどのパーツをグレードアップさせれば、ロードバイクに近い性能を持たせることはできます。

実際、僕のクロスバイクは普通に走っても24~27km/hくらいのスピードが出ますし、本気でペダルを踏めば40km/h以上のスピードで走ることができます。

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クロスバイクを改造カスタマイズについて

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個人的には楽しいでも人には無理にすすめない

クロスバイクのカスタマイズはとても楽しいものです。

とは言え、誰にでもおすすめできるというものではないんですよね。

カスタマイズには時間も必要なので、自転車に乗りたいだけの人だとその時間が無駄に思えたりもするかもしれません。

逆に言うと、道具を揃えたり、細々と弄ったりするような盆栽的なことが好きな人にとっては、クロスバイクのカスタマイズは最高に楽しいものとも言えますが、そうでなければ、ただの作業に感じてしまうでしょう。

実際問題で、プロの世界でもメカニック担当の人がいるわけで、メンテナンスや調整をする人と、自転車に乗る人とはまた別と考えることもできるので、自転車に乗りたい人、乗れるだけで十分な人は、プロショップなどでメンテナンスやカスタマイズをお任せするのが良いかもしれませんん。

愛車に対しての愛着が大きくなる

クロスバイクのカスタマイズを始めると「次はこうしよう」「こうするとどうかな?」「やっぱり元に戻そう」などと、常に自転車のことばかり考えるようになります。

もちろん、カスタマイズをしなくても自転車にハマれば同じだとは思いますが、一つ一つのパーツを交換し、自分の好きなようにカスタマイズしていくと、乗るだけのクロスバイクとは違い、思い入れがとても強くなります。

このあたりは自転車に限らず、自動車やバイクでも同じだと思いますが、自身でカスタマイズをすることで、世界に一台だけの自分だけの自転車を創り上げていくわけですから、自転車に乗っている時の気分はとても良いですね。

この気分は自分でカスタマイズする人じゃないとなかなか味わえない気分だと思いますし、この部分が自転車弄りにハマってしまう一番の理由かなとも思います。

クロスバイクおカスタマイズはもっと自由で良いんじゃないかと思う

クロスバイクのカスタマイズに関しては賛否両論があったりする部分でもありますが、自転車に決まった形はないわけですから法律やルールに抵触するようなものでなければ、形にとらわれず、もっと自由な発想でいろいろと試してみるのが良いのではと思います。

ドイツに行った際には、街なかにたくさんの個性的な自転車が並んでいる光景を見て、それぞれが、それぞれの用途や好みに応じてカスタマイズしていくことが本来の姿なのではないかなと思いましたし、自転車を楽しむという点においても大切なことのように思いますね。

ドイツの自転車事情(ミュンヘン・ニュルンベルグ・ライプツィヒ)

というわけで、クロスバイクの全てのパーツを交換する間改造をした結果として、良かったことの方が圧倒的に多かったというのが実際のところです。

なので、全てのパーツを交換したこれからも、もっと自由にやりたいようにをモットーに、自転車弄りを楽しんでいきたいと思います。

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