子供が成長するにつれて、いろいろと出来ることが増えてきます。
子供の成長を感じる出来事は日々沢山あるわけですが、その中でも特に感慨深いのは子供が自転車に乗れるようになること(自転車デビュー)かと思います。
自転車に乗れるようになれば、行動範囲も一気に広がりますし、新しい冒険の始まりを感じさせるワクワクに向かって走り出す瞬間でもあります。
我が家では子供の4歳の誕生日に初めての自転車を購入しました。
自転車デビューを4歳に決めたのにはそれなりに理由がありました。
いろいろと考えた結果、子供の自転車デビューには4歳が「最適なタイミング」と思えたからです。
これから子供に自転車デビューをさせようと考えている方の参考になればと思い、子供を自転車デビューさせるタイミングについてまとめてみました。
子供の自転車デビューは4歳がベストだと思うお理由
4歳の誕生日に自転車を買ってもらうお友達が多い
僕の子供が通う保育園のお友達の多くが、4歳になるタイミングで自転車の練習を開始しています。
4歳で自転車はまだ少し早い気もしますが、補助輪があれば上手にペダルを踏んで自転車に乗れる年齢ですし、早い子では4歳でも補助輪無しで乗れる子もいたりします。
保育園でも三輪車などの乗り物で遊ぶようになり、乗り物に自分の意思でしっかり乗ることができるようになる年齢でもあります。
そして今まで乗ってきたストライダーに代表されるランニングバイクを卒業して、いよいよ次の乗り物へと進む段階でもあります。
ストライダーは5歳あたりまで適正年齢ですが、よっぽど乗りこなして大会に出るとかでなければ、4歳あたりでサイズアウトしてしまう感じにもなるのですよね。
そんなこともあってか、4歳の誕生日のタイミングで自転車を買ってもらう子も多く、自然と自転車の練習を始めるのが4歳あたりになるというわけです。
実際問題で、誕生日に自転車を買ってもらったりすると、子供同士の間でも自転車の話題が出るようで、子供自体も自転車に興味を持ち始める年齢でもあるわけですね。
4歳はストライダーを卒業して自転車に乗り始める年齢
僕自身が自転車に乗り始めた記憶を振り返ると、年長さんあたりでようやく補助輪無しで乗れたような記憶があるのですが、ストライダーに代表されるランニングバイクと呼ばれる遊具が流行している最近では、自転車に乗り始める以前からバランス感覚が身に付くため、補助輪無しでいきなり自転車に乗り始める子供も多いようです。
実際のところで、我が家でも早い段階から自転車に乗れるようになればと思い、ランニングバイクの代名詞とも言えるストライダーを2歳の誕生日にプレゼントしました。
ストライダーの対象年齢は2歳〜5歳
ストライダーの対象年齢は2歳〜5歳です。
しかし公園で見かけるストライダーに乗っている子供は2歳から3歳くらいが中心で、5歳くらいの大きな子がストライダーに乗っているのを見かけることは殆どありません。
身の回りの友達を見ても、2歳の間はストライダーに跨がって歩く練習して、3歳で足を浮かせてストライダーに乗れるようになって、4歳になる頃にはストライダーは卒業というのが標準的なパターンのように思います。
その理由として、4歳になれば身体が大きくなって、ストライダーが窮屈になってくるんですよね。
そうすると4歳あたりが「そろそろ自転車に乗り換える時期かな」などと思い始めるタイミングでもあります。
そんな事情も4歳から自転車デビューする人が多い理由でもあるように思います。
ストライダーは子供の自転車のトレーニングに良い?
余談になりますが、ストライダーが「子供の自転車のトレーニングに良い」という話はよく聞くところですが、実際のところはどうなのでしょうか?
我が子の経験から考えれば、三輪車に乗るよりもバランス感覚が早く身に付くというのは間違いなくあると思います。
バランス感覚が身に付いていれば自転車に乗るのは当然有利になるでしょうから、ストライダーは自転車のトレーニングに良いと言われるのだと思います。
しかし、自転車に乗るのに必要な能力は2つあるため、ストライダーに上手に乗れるからと言って、すぐに自転車に補助輪なしで乗れるようになるかと言えば、そうでもないというのが実際のところです。
自転車に乗るための必要な二つの能力とは?
一つは、ストライダーに乗ることで養われるバランスを取る能力。
そしてもう一つはペダルを踏んで前に進む能力です。
これを考えた時に、ストライダーでバランス感覚が身に付いていると、ストライダーのように勢いをつけて走ったり、下り坂などでは上手に乗れるようになります。
しかし、ストライダーではペダルを踏んで前に進むという練習は出来ません。
ペダルを踏む練習をしていないので、ペダルを踏もうとするとバランスを崩してしまうのです。
一方、三輪車の場合は、バランス感覚を養うことは出来ませんが、ペダルを踏んで前に進む練習は出来ます。
つまり、自転車に乗れるようになるためのプロセスが違うだけで、三輪車かストライダーかどちらが自転車に有利かは特に言えないと僕は思います。
理想を言えば、ストライダーも三輪車もどちらも練習する、ということになりそうです。
● ストライダーはバランス感覚
● 三輪車はペダルを踏む練習
子供の自転車の練習方法については下記の記事でまとめていますので参考にしてください。
4歳から乗れる16インチ自転車だと就学前まで乗れる
4歳と言えば身体も乳児から幼児という感じになり、身長は100cmくらいになります。
身長が100cmになると1、6インチの自転車が乗れるようにもなります。
16インチの自転車の適正な身長がだいたい100cm~110cmくらいに設定されているので、だいたい4〜6歳くらいの間で乗ることができる感じです。
つまり、小学校に入る前までは 、16インチの自転車に乗ることができると考えられるわけです。
子供用の自転車と言ってもけして安くはありません。むしろ大人用の自転車よりも高い場合もあります。
親としては、せっかく購入した自転車であれば、できるだけ長い間乗って欲しいと思うものです。
なので、購入した自転車をできるだけ長く乗るという観点から考えても、4歳という年齢は自転車デビューに丁度良い年齢なのだと考えることができます。
16インチの自転車と言っても、様々なメーカーから販売されていて、そのデザインはいろいろで、子供の自転車であっても、なかなか本格的でカッコ良いデザインの自転車が多いです。
下記の記事では有名メーカーの16インチ自転車を特集しています。
子供の自転車デビューに4歳が最適な理由まとめ
子供が自転車デビューするには4歳が最適な理由として、周りのお友達も自転車に乗り始め、子供たちも自転車に興味が出るようになること。
身長も伸びて、ランニングバイクのストライダーなどがサイズアウトしてくること。
16インチ自転車に乗ることができるようになり、小学校に入るくらいまではその自転車に乗れること。
などが挙げられます。
● 4歳は自転車デビューする子が多い
● ストライダーを卒業する年齢
● 16インチ自転車の適正サイズが4〜6歳
スムーズに自転車に乗れるようになるためには14インチ自転車が理想
せっかく自転車を買うなら、就学前まで無駄なく自転車に乗ってもらいたいものです。
なので16インチの自転車が選択としてもベストになるわけですが、それはあくま「できるだけ乗ってもらいたい」という親の希望でのお話です。
子供の視点から考えると、今まで乗っていた乗り物(ストライダー)からあまりサイズが変わらない自転車にした方が、恐怖心もストレスもなく、スムーズに自転車に移行することができます。
実のところでストライダーのタイヤが12インチなので、理想的には自転車デビューのための自転車は14インチがベストとなります。
更に言うなら、まずはいきなりペダルを踏んで乗り始めるのではなく、ストライダーと同じ感覚でランニングバイクとしても乗れる自転車が理想的です。
最初はランニングバイクのように乗ってから、まずは大きく、重くなった自転車に慣れて、ペダルを踏む練習に移行した方が、スムーズに自転車に乗れるようになるのです。
ストライダーからスムーズに移行できる14インチの自転車
ストライダー14x
ストライダーから販売されているストライダー。
14xは14インチのペダルユニット付きのランニングバイクで、ストライダーからスムーズに自転車に移行できるように考えられています。
まずはペダルユニットを取り外した状態でストライダーと同じ様に乗り、14インチの大きさに慣れてから、ペダルユニットを装着して自転車として乗るようになります。
ケッターサイクル
子供用自転車を販売するピープルの新しい子供用自転車で、上記のストライダー14xと同じコンセプトで、まずはランニングバイクと同じ感覚で乗り、慣れてきてからペダルを取り付けて乗る練習ができる自転車です。
子供が自転車デビューするのに適正な年齢に決まりはない
子供が自転車デビューするのに理想的な年齢は4歳だと思いますが、子供の成長や発育の程度、興味の有無で、自転車に乗れるようになる年齢はまちまちというのが実際のところだと思います。
我が家でも長男には4歳で自転車を買い与えましたが、本人は自転車に興味を持たなかったため4歳の間はほとんど自転車に乗ることがありませんでした。
5歳になって少し乗るようになりましたが、天性の運動音痴でなかなか上手には乗れず、小学校に入る直前で乗れるようになりました。
一方で、次男は早くからストライダーにも乗るようになり、3歳から補助輪なしで自転車に乗れるようになりました。
身の回りを見ても、それぞれな感じなので、自転車に乗れないからと言って焦る必要は全くないと思います。
つまりは、本人が自転車に乗りたいと思った時が、ベストなタイミングというわけですね。
本人の興味に任せて、親は協力をしてあげるだけで十分かな。