新しいクロスバイクやロードバイクを買ったなら、真っ先にすることと言えばタイヤとホイールの交換です。
理由はタイヤとホイールを交換することで、クロスバイクやロードバイクの性能が別の自転車と思えるほどに変化するからで、それだけでもう数倍も自転車に乗る楽しみがアップすることが約束されているからです。
特にホイールに関しては、劇的に自転車の性能が変わるので、クロスバイクやロードバイクを買ったなら、絶対に交換をした方が良いパーツです。
そんなわけで、クロスバイクやロードバイクなどの自転車のホイールを交換したら良い理由について解説してみます。
クロスバイクやロードバイクのホイールはすぐ交換しよう
クロスバイクやロードバイクでホイールを交換するのは当たり前?
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車について調べると、「ホイールはすぐに換えた方が良い」という情報が沢山見つかります。
実際に僕がクロスバイクの購入を検討していた際にも、ロードバイクに乗っている人から「ホイールは何にするか決めたの?」などとホイールを交換することが当たり前かのように聞かれたりしたものです。
クロスバイクやロードバイクに乗っている友達が集まって自転車のパーツの話題をする時は、主にホイールについての話題だったりするので、クロスバイクやロードバイクはホイールを交換するのが当たり前というような雰囲気があります。
ホイールを換えると性能が一気に変わる
完成車に組まれたホイールでも普通の自転車のホイールと比べると軽量なので十分に感じるので、無理して新しいホイールに交換しなくても良いものなので「絶対にホイールを換えるべきだ」といような押し付けはしませんが、それでも誰かに「ホイールを交換した方が良いか?」と聞かれれば「絶対に交換した方が良い」と答えます。
クロスバイクやロードバイクのホイールを交換することで、クロスバイクやロードバイクの性能が別の自転車と思えるほどに変化するからです。
日常の足として以上の用途でクロスバイクやロードバイクに乗ろうとするのであれば「今すぐにでもホイールを交換した方が良い」と予算と目的を聞いて勝手におすすめのホイールをピックアップしてしまいたくなるほど他人にもおすすめしたいものなのです。
少なくともホイールを交換しようと悩んでいる人に対しては「買うか買わないかで悩むよりなら何を買うかで悩むべきだ!(名言)」と全力でホイールの交換をおすすめしてその背中を押すでしょう。
それほどまでにホイールの交換はクロスバイクやロードバイクにおいては走行性能をアップするのに効果絶大なカスタマイズなのです。
クロスバイクやロードバイクのホイールの交換の決断は早いほど良い
さんざん改造カスタマイズを繰り返してきた僕のクロスバイクではありますが、実を言うと、ホイールを交換したのは、購入してから一年ほど過ぎた頃でした。
当然のようにクロスバイクやロードバイクのホイールを交換することに関しては興味が有ったのですが、せっかく完成車で買ったクロスバイクに付いて来た純正のホイールも、ボロくなるまで使わないと勿体ないと考えていたのです。
僕は貧乏性で物持ちが良い方なので、クロスバイクやロードバイク用にホイールを買うかどうかで悩んだ時も「一生懸命に乗ってガタが出始めたら、その後に買い替えればいいじゃないか」と思っていました。
特にGIANT社のクロスバイクであるESCAPEは僕自身が初めて乗るスポーツ自転車でしたから、性能の良いホイールがどういうものかも知らなかったこともあり、純正のままでも特に不満もなく乗ることが出来ていましたし、どう見ても同じようにしか見えないホイールにそんなに大きな性能の差があるとは思えなかったので、慌てて交換する必要もないなという判断でした。
しかし一年ほどクロスバイクに乗ってみて気が付いたんですが、一日換算で5kmくらいしか乗らないのであれば、自転車って意外とボロくならないんですね(笑)
一般的にタイヤの交換目安が3000km、ホイールが30,000kmなどと言われたりするようですが、月に50km〜200kmくらいしか乗らない僕のペースではタイヤはともかくとして、ホイールがダメになるのに何年掛かるんだという計算になってしまうのです。
このままだと「一生ホイールを交換することも無いかもしれないな・・・」などと思う反面「せっかくスポーツバイクに乗っているんだし、改造カスタマイズの中でも最も効果があると言われるホイールの違いも解らないまま乗り続けるのも勿体ないな」と思うようになってきたため、クロスバイクを購入して一年ほど経過したある日に思い切ってホイールの交換をしてみることにしたのでした。
結果はホイールの交換をして大正解だったわけで「どうしてもっと早くに交換しておかなかったんだろう」と逆にクロスバイクのホイールを交換しなかったことを後悔してしまうのでした。
クロスバイクのホイールを交換して思ったこと
クロスバイクのホイールを交換して最初に思ったことは「もっと早くに交換しておけば良かった!」でした(笑)
世の中のロードバイクやクロスバイクを乗っている多くの人たちがどうしてクロスバイクやロードバイクの初心者に対してホイールの交換をお勧めしている理由がいまいち理解できなかった僕でしたが、ホイールを換えたクロスバイクに乗った瞬間に「あぁ、こういうことだったのか!」と理解できてしまうほどホイールを交換するだけで全く別の自転車に生まれ変わるのです。
そしてホイールを交換した後のあまりの快適さに「どうしてもっと早くに交換しておかなかったのだろう」と思ってしまうのです。「もっと早くに交換しておけば、もっと早い時期から自転車を思い切りエンジョイできていたのに!」と後悔してしまうというわけです。
すぐに手に入れられるものであれば、あれこれ我慢したり悩んだりせずに欲しいモノに向けて最短距離で走り抜けるのが絶対に正しいと改めて思うのでした。人生は短いんです。欲しいと思ったものはすぐにでも手に入れるべきなのです。
欲しい装備を全力で取りに行けば何倍もロードバイクやクロスバイクは楽しくなります。自転車に乗れる時間も限られているわけですから、その限られた時間を出来るだけMAXに楽しい状態にして乗ることの方が大切です。
僕自身がクロスバイクのホールをなかなか交換しなかったことに対して後悔もあるからこそ、クロスバイクやロードバイクのホイールを交換しようかどうかで悩んでいるような人を見かければ「買っちゃいなよ!絶対に買った方が良いって!!」と強くお勧めしたくなってしまうのです。
クロスバイクやロードバイクのホイールの購入の背中を押す魔法の言い訳
クロスバイクやロードバイクを買ったなら「ホイールもすぐに交換しちゃいなよ!」というのが僕のアドバイスですが、ホイールの値段を見ると、クロスバイクを買った値段よりも高いホイールもゴロゴロ見つかるので、思わず怯んでしまう人も多いかと思います。
そんなわけで、せっかくホイールの交換に興味があるのに、価格で悩んだり、導入に思い留まっている人の背中を押す魔法の言い訳を教えてあげましょう。
ホイールはどうせいつか買うものだ。だから購入は早い方が良い
クロスバイクやロードバイクのホイールを高スペックのホイールに交換することに興味を持ったのなら、間違いなく将来的にホイールを買うことになります。要するにロード用ホイールを購入するのはもう時間の問題です。
遅かれ早かれでロード用ホイールを買わずにはいられなくなるのは間違いないので、たとえ今我慢したとしても、近い将来のいつかはホイールを買ってしまうのです。
どうせいつかホイールを購入するのであれば、今買っても、先延ばしにしても同じじゃないでしょうか?だったらなるべく早くホイールをロード用に交換した方が、より長い時間自転車を楽しめるようになります。買って満足するか、買わずに後悔するか、どちらが良いかは考えるまでもありません。
クロスバイクやロードバイクのホイールは財産
フレームが変わっても流用できる
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車のホイールは資産です。
よく写真を趣味にしている人が「レンズは資産」と言いながら次々に新しいレンズを購入したりするのと同じ理由です。
レンズはカメラのマウントが同じであれば、カメラが変わっても買い直す必要がなく使用し続けることができます。そして高価なレンズは中古市場でも高く売れるので、劣化して価格が下る一方の本体と比べると、レンズは資産価値が高いために「レンズは資産」と呼ばれたりします。
クロスバイクやロードバイクのホイールもカメラのレンズと同じで、取り付けの規格さえ同じであれば、新しくクロスバイクやロードバイクを購入した時には、既に持っているホイールを流用して使用することができるのです。
用途に応じて何種類も持って良いもの
カメラのレンズは撮影する被写体や目的によってレンズを使い分けます。風景を撮るなら広角レンズ、スナップなら標準レンズ、野鳥なら望遠レンズと言った具合です。
これもまた自転車のホールでも同じことが言えるのです。
例えば、坂道を登るヒルクライムには外周が軽いホイールが好まれますし、長距離を走りやすくする場合は慣性の力を利用するためにとホイールの周辺部は重量があったり、タイヤやホイールはそれぞれの用途に適した設計がされているものなのです。
なのでカメラのレンズと同様に、ロードバイクやクロスバイクに乗る用途に応じて使い分けるために、違う種類のロード用ホイールを何本も持っていても良いものですし、電化製品のように新製品が出たからと言って陳腐化するものでもありません。
古いホイールで既に廃番になっているような製品でも名作などと言われたりしてより価値が出ることも珍しくないのです。
つまりは、クロスバイクやロードバイクのホイールは資産なのです。
ロード用ホイールでガンガン攻めるのは今しかない
「とりあえず今あるホイールを使い倒して・・・」と僕自身も考えていました。しかしそのホイールがダメになるまでクロスバイクやロードバイクに乗ると考えると月間で300km走るような人ですら次のホイールを購入できるのが一年後です。
新しいホイールに換えてしまえば、今の何倍も楽しめることが判っているのにそれまで我慢しておくのは非常に勿体ないと思います。
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車は年輩の方でも楽しめる趣味ではありますが、ガンガン乗れるのは今しかないのです。時間は待ってくれません。趣味は今を楽しむからこそ楽しいのです。
ホイールを交換すれば自転車に気分良く乗れる(最高の贅沢)
クロスバイクやロードバイクのホイールを性能が高いものに交換すれば、純正のホイールを使用していた時と比べてクロスバイクやロードバイクに乗っている時の気分は圧倒的に良くなります。
それは、ホイールの性能がアップして快適にクロスバイクやロードバイクにに乗れるようになったという物理的な理由だけではありません。やはり「自分が気に入ったホイールを装着したクロスバイクやロードバイクに乗って走っている」というのはそれだけで価値があり非常に贅沢なものなので、とても気分が良いものです。
自己満足な部分ではありますが、クロスバイクやロードバイクに乗るたびに気分が良くなれるのであれば、それだけでもホイールを交換する価値が充分にあると僕は思います。むしろそれこそが最高の贅沢なのです。
考えてみてください「早くクロスバイク(ロードバイク)のホイールを交換したいなぁ・・・」と思いながら走るのと「クロスバイク(ロードバイク)のホイールを交換して良かったぁ!」と思いながら走るのとでは同じ自転車に乗るにしてもその気分は全く違うのです。
それだけではありません、道路ですれ違うロードバイクやクロスバイクのホイールを見るたびに、羨んだり、買わない理由を考えたりすることになるのです。
おすすめのホイール
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クロスバイクやロードバイクに使用するロード用のホイールの性能は「ホイールの値段が10万円を越えたあたりから一気に性能が上がる」などと言われています。
確かにいろいろなメーカーのホイールを調べてみると、各メーカーのハイグレードなホイールの価格の相場は約10万円程度になっています。そのことからも、本格的なロード用ホイールの目安は10万円以上、というのが一つの目安になります。
高級なホイールを探すとカーボンホイールなど20万円を超えるものも多々ありますが、それらは特定の用途のためのホイールなので、日常使いでは不便だったりすることも多いので、無難にオールラウンドモデルなロード用ホイールから選択するのが良いと思います。
価格は自転車の本体価格が目安
しかし、実際問題で単純に高いホイールを買えば良いというわけでもなく、フレームのスペックとホイールのスペックとのバランスを考えることも重要だと僕は思います。
本体とホイールのバランスが良くなる価格の目安は概ね本体価格=ホイールの価格です。
例えばクロスバイクのESAPEの本体価格は5万円くらいですからホイールもそのあたりを上限に考えるのが良いでしょう。エントリークラスのロードバイクなら10万円くらいですから、やはりそのあたりの価格のホイールから選択するのが総合的なバランスが良くなります。
クロスバイクの定番ホイール シマノWH-RS500
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そんな中でクロスバイクに最もおすすめのホイールは、多くのクロスバイク愛好家からの評判も良く、クロスバイクの純正ホイールからステップアップする際に交換する定番のホイールとして圧倒的な指示を得ているWH-RS500になります。
105グレードでコストパフォーマンスも良く、価格的にもクロスバイクとのバランスが非常に良いホイールです。
WH-RS500はクロスバイクの価格とも非常にバランスが良いのでおすすめではありますが、もう一踏ん張りできるのであれば、WH-RS700あたりを検討しても良いかもしれません。
とにかくもスペックが高いホイールほど乗っていて楽しいのは間違いありませんから、悩めるだけ悩んで最高の選択をしてください。
カンパニョーロ シロッコとフルクラム レーシング5
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「シマノはあまりに定番すぎる。もう少し個性的なホイールが欲しい」という方は、カンパニョーロのシロッコやフルクラムレーシング5あたりを検討してみるのも良いかもしれません。
上記の他にもおすすめのホイールはたくさんあります。
クロスバイクに最適な10万円以下で買えるロード用ホイールについては下記の記事でまとめていますので、興味のある方は参考にしてください。
ロードバイクにおすすめのホイール
ロードバイク用のおすすめホイールはつきつめるとキリがなくなってしまうので、どんな用途でもそれなりの性能を発揮する10万円前後のオールラウンドモデルで考えてみたいと思います。
オールラウンドモデルと言っても、10万円を超えてくるようなホイールはそれ以下のロード用ホイールとは一線を画した性能があり、日常用とや日々の練習用などでかなり活用できるホイールになります。
質実剛健なシマノ DURA ACE(デュラエース)WH-R9100
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10万円クラスのハイスペックなロード用ホイールと言えば、やはりシマノのDURA ACE(デュラエース)WH-R9100あたりが定番です。
ホイールのデザインは地味であまり評判が良いとは言えませんが、性能に関しては信頼の日本を代表する自転車パーツメーカーのシマノですから間違いがありません。
憧れのホイール FULCRUM(フルクラム)Racing Zero
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個人的に大好きなロード用ホイールと言えばFULCRUM(フルクラム)のハイエンドホイールであるRacing Zero(レーシングゼロ)。レーゼロとも呼ばれ、多くのロードバイク乗りが憧れるホイールのひとつです。イタリアメーカーらしくデザインも良いです。
FULCRUM (フルクラム) RACING ZERO C17 クリンチャーホイール 前後セットシマノ10 11S 0329860002
中華カーボンホイールもおすすめ
MAVICのカーボンホイールなどはとても手が出せませんが、やっぱり魅力的なカーボンホイールです。
中華カーボンホイールならミドルクラスのアルミリムのホイールと同じ値段で手に入れられることから、中華カーボンホイールを導入する人も増えています。品質も価格からは考えられないくらい良いものが多く、レビューも悪くはないので、カーボンホイールに興味のある人は中華カーボンホイールを検討してみるのも良いと思います。
中華カーボンホイールメーカーについては下記の記事で解説していますので参考にしてください。
おすすめのタイヤ
せっかくホイールを交換したのであれば、タイヤもできるだけ高性能なタイヤを選択するべきだと思います。
多くのサイクリストの中でも評価の高いコンチネンタルグランプリ 5000を選択しておけば、軽量かつ高性能で耐パンク性も高く三拍子揃ったタイヤと評判で間違いのない選択になると思います。
コンチネンタルグランプリ5000は、ロードバイク用タイヤの革命と言っても過言ではない高性能なコンチネンタルグランプリ4000Sの後継モデルになるタイヤで、コンチネンタルグランプリ4000Sの性能をさらにブラッシュアップした最高のタイヤとも言えるでしょう。
他のタイヤと比べると値段が高くて高級なタイヤになりますが、高級なホイールに履かせるタイヤと考えれば、これくらいの性能が高いタイヤでないと却ってもったいない選択になると思います。
僕自身も使用しているタイヤになりますが、かなり満足しています。
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 (700×25c) [並行輸入品]
クロスバイクやロードバイクのホイールの交換を激しくお勧めする理由のまとめ
僕の場合、クロスバイクを購入して約一年間はホイールを交換することなく純正のホイールのまま乗り続けていました。
そのホイールは格安なクロスバイクに装備されている程度のものなのでスペックはけして高いものではなく、かなり程度の低いものだったと思います。
その乗り心地に慣れていたせいもあって、ホイールをロード用ホイールに交換した時に「何故もっと早く交換しておかなかったのか」「何故あんなに我慢してまで純正ホイールにこだわって乗り続けていたのか」と後悔してしまう結果となりました。
それほどまでに衝撃的な性能の違いがありましたし、もしももっと早くにタイヤとホイールを交換していたならば、自転車ライフの充実度合いが全く違っていたのだろうなと考えると、後悔せずにはいられないのでした。
そんな経験もあり、クロスバイクやロードバイクのタイヤやホイールの交換に興味があるのであれば、躊躇せずになるべく早く交換した方が良いと思うようになりました。おそらく今、新しいクロスバイクを購入したなら、同時に新しいホイールも購入すると思います。もうホイール交換は絶対の決定事項なのです。
そんなわけで、もし、ホイール交換に興味がある、もしくは迷っているのであれば、是非思い切ってホイール沼へ飛び込んでみてください。きっとそこから新しい自転車ライフが始まるはずです。