クロスバイクやロードバイクのメンテナンスの必須工具とも言える六角レンチですが、さらなる作業のしやすさを求めて、新しい六角レンチを購入しました。
L字の短い方のレンチが通常の六角レンチよりも短い、ショートヘッドタイプのボールポイント六角レンチです。
ショートヘッドタイプの六角レンチが欲しかった理由
今回購入したのはPB SWISS TOOLSのの六角レンチです。
PB SWISS TOOLSは、六角レンチやドライバーなどのツールの世界ではトップクラスで知られている有名メーカーです。
本格的なツールが欲しかった
数あるロードバイクやクロスバイクのメンテナンス用品の中でも、ダントツで使用頻度の高いツールと言えば「六角レンチ」です。
より気分良くメンテナンス作業が出来るように、「出来るだけ良い工具を使いたい」という思いがかねてからありました。
PB SWISS TOOLSのような有名なメーカーの六角レンチなどは、一般的な工具と比べると高価なのですが、工具の場合は値段が高いほど工具自体の精度も高く、使い勝手も良くなるなんてことが言われます。
また、自転車のメンテナンスを行なうくらいの範囲の使用であれば、工具が壊れてしまうなんてことは滅多にないでしょうから、大抵の場合は、一度工具を購入すれば、紛失でもしない限り、一生使い続けるものになります。
つまり、「よく使う」「ずっと使う」というわけです。
それならば、少々値段が高くても、使っていて嬉しくなれるような良い工具が欲しいと思ったわけです。
そんな中で目に留まったのが、精度、耐久性、使いやすさなどで世界トップクラスの評判を誇る「スイスのPB SWISS TOOLSの六角レンチ」だったというわけです。
ショートヘッドタイプの六角レンチが欲しかった
僕がこれまで所有していた六角レンチは、「ノーマルタイプの六角レンチ」と「ボールポイントタイプの六角レンチ」の二種類でした。
大抵の場合は、この二つがあれば用事が足りてしまいます。
しかし、サドル調整など、狭い箇所で使用する際に、六角レンチが長すぎてつっかえてしまったり、上手く六角レンチを回せなくなるような場合もあったりするのです。
その問題を解決できるのが「ショートヘッドタイプの六角レンチ」というわけです。
ショートヘッドタイプの六角レンチは、L字型の短い方のレンチが通常の六角レンチよりも短くなっているタイプの六角レンチです。
狭い場所でも使えるように短くデザインされているのです。
レインボーカラーな六角レンチが欲しかった
クロスバイクやロードバイクのメンテナンスで使用する六角レンチのサイズは、主に3mm~6mmが中心です。
六角レンチを使用していて有りがちなのが、サイズ違うレンチの取り間違いです。
どの太さのレンチを使っていたのかを忘れてしまって、六角レンチを取り間違えてしまうことが多々るのです。
些細なことではありますが、結構な頻度で取り間違えるので、それはそれでストレスになります。
その問題を「改善したい」と考えた時に便利なのが、六角レンチそれぞれのサイズごとに異なる色で分けられたレインボーカラーの六角レンチなのです。
六角レンチに色が付いていることで、見た目の太さではなく色で太さを判断出来るので、サイズ間違いを少なくできるのです。
PB SWISS TOOLSのショートヘッドボールポイント六角レンチ
PB SWISS TOOLSのショートヘッドタイプのボールポイント六角レンチはAmazonで購入しました。
僕が今まで使用していた六角レンチはKTCの六角レンチとBikeHandというメーカーの工具セットの中に含まれたいたボールポイント六角レンチで、いずれも千円以下で非常にリーズナブルな六角レンチでした。
それに対して、今回購入したPB SWISS TOOLSのショートヘッドボールポイント六角レンチは、一万円前後もする高級品です。
他にも安くて有名なメーカーの六角レンチも沢山あるので、PB SWISS TOOLSでなくても良かったのですが、やはり憧れの工具ということで、思い切って購入してみたというわけです。
PBピービー レインボーショートヘッド六角レンチせっとの第一印象
PB SWISS TOOLSのショートヘッドボールポイント六角レンチが届いて最初の印象としては「デカいなぁーーー」でした。
写真では大きさがよく判らないと思いますが、僕が今まで持っていた六角レンチと比べると大きいです。
僕が所有している六角レンチとの大きさの比較です。
長さが倍くらい違います。
六角レンチの価格差も納得出来るくらいに、見た目や質感の違いが歴然としています。
所有していて嬉しくなるような工具なのは間違いありません。
刻印が格好良い
PB SWISS TOOLSのショートヘッドボールポイント六角レンチには、一番細い1.5mmのモノ以外の全ての六角レンチにシリアルナンバーなどがレーザ刻印されていて、他の工具とはちょっと違うんだゼというような雰囲気を漂わしてします。
サイズは1.5mmから10mmまでの9本セットで、クロスバイクやロードバイクのメンテナンスで頻繁に使う3mmから6mmも当然含まれています。
これだけサイズが揃っていれば、大抵の場合は用事が足りるのでしょう。
ショートヘッド六角レンチ
最大の特徴は、L字の短い方のレンチが一般的な六角レンチよりも短くなっている点。
このL字の部分が短いおかかげで、狭い場所でもレンチが使用できるようになります。
もちろん、用途やシチュエーションによって一長一短で、ノーマルタイプでないと不便な場面もありますが、「狭い場所」での取り回しは、圧倒的にショートヘッドタイプの方が扱いやすいです。
一般的なタイプの六角レンチとの比較です。
L字の短いレンチが半分程度の長さになっています。
また、直角ではなく、少しだけ角度が付いているのも特徴です。
角度が付いているのには勿論理由があります。
例えばステムなどのボルトを回そうと思った時に、L字の短い方のレンチが一般的な長さであれば、ハンドルが邪魔にならずに済みます。
しかし、ショートヘッドタイプの場合、一般的な六角レンチと同じように直角になっていると、ハンドルに当たってしまい効率よく使用できません。
そのため、角度を付けて近くのモノに当たらないような工夫がされているというわけで、ショートヘッドタイプの六角レンチ独特の仕様というわけです。
ボールポイント六角レンチ
もう1つの特徴が、「ボールポイント」タイプの六角レンチになっている点。
通常の六角レンチは、ボルト穴に対して垂直でないとレンチを入れることができませんが、先端がボール状になったボールポイント六角レンチの場合は、レンチを斜めにしてもボルトを回せるため、狭い場所や、回しづらい場所にあるボルトを回すのに適した六角レンチです。
ボールポイントの六角レンチは通常の六角レンチに比べると、破断しやすいという弱点もあり、本締めの際には使用できません。
持ち手の長い六角レンチ
持ち手が長いのも、この六角レンチの特徴です。
持ち手が長いおかげで、テコの原理をより大きく効かせられるため、少ない力で締め付けたり緩めたリが出来るようになります。
例えば、ペダルの取り外しは、ペダルが固着していたりで、固いことも多いです。
ペダルを外すためには、ペダルレンチを使用したりしますが、このPB SWISS TOOLSのショートヘッドボールポイント六角レンチの場合は、大きなトルクを掛けられるため、ペダルレンチを使用しなくてもペダルを取り外せそうです。
PB SWISS TOOLSのショートヘッドボールポイント六角レンチまとめ
PB SWISS TOOLSのショートヘッドボールポイント六角レンチを実際に使用してみた感想としては、最初に「長い」と思った持ち手の長さが、実は手のひらサイズで丁度良く、非常に持ちやすい長さであることに気が付きました。
そのお陰で、しっかりと六角レンチを持つことができ、六角レンチの扱い易さも、今までの六角レンチと比べると数段良くなったように感じました。
見た目はほとんど同じでも、使ってみるとやっぱりよく考えられていて、使用勝手が良いなと実感できます。
使っていると自然と嬉しくなってしまうそんな素敵な工具ですね。
けして安くはないツールだとは思いますが、「買って良かったな」と思える六角レンチであるのは間違いなく、通常の六角レンチもこのPB SWISS TOOLSの六角レンチに買い替えようかなと思ってしまうくらいの魅力は確実にあります。
良い工具を使えば作業自体も楽しくなりますし、何よりも扱いやすいので作業の効率も上がるのでおすすめです。
PB SWISS TOOLSの他に有名な工具メーカーとしてWeraなんかも有名です。どちらも素敵な工具です。
PB SWISS TOOLSの携帯用工具のPB 470について、下記の記事でまとめています。とても格好良い工具で大変気に入っています。