クロスバイクに乗り始めた時、将来的にも「絶対買わないな」と思っていたものは幾つも有りますが、結局は快適なサイクリングを追求して行く中で必要性を感じるようになり、いつの間にか買い揃えていくようになります。
スポーツサングラス(アイウェア)もその中の1つであります。
そもそも眼鏡やサングラスと言ったものがあまり好きではなく、自転車に限らずでマラソンなどでサングラスをかけている人などを見ても「あんなモノを装着してたら走りづらいだろうに」というようなことしか思わなかったのです。
ところが実際クロスバイクやロードバイクに乗り始めると「サングラスは有った方が良いなぁ」と思う事も多々有り、結局は購入に至りました。
Amazonあたりで安い自転車用サングラスを探せば2000円台でもいろいろな種類があるので、お試し程度のノリであれば、そのようなものでも良いとは思います。
参考 安い自転車用サングラス
しかしながら、クロスバイクを購入以来、クロスバイクやロードバイクで使用するアイテムは常々「安物買いの銭失い」になることが非常に多く、安いモノを買ってはみたものの、結局満足出来ずに後から必ず高い製品を買い直すことになるのです。
そんなわけで、スポーツサングラスはしっかりしたメーカーの製品を買おうと思い、スポーツサングラスの代名詞的存在であるOAKLEY(オークリー)のロード用サングラスを購入したのでレビューしてみたいと思います。
ちなみにクロスバイクやロードバイクなどで使用するサングラスのことは「アイウエア」などとも呼ばれていますね。むしろ最近ではサングラスと呼ばずにアイウェアと呼ばれるのが普通かもしれません。
ロードバイク用サングラスはOAKLEY(オークリー)
僕の中でのクロスバイクやロードバイクで使用するサングラスと言えばOAKLEY(オークリー)です。
オークリーはスポーツサングラスの老舗でアメリカのメーカーです。
イチローなどのプロ野球選手やゴルフ選手、マラソン選手やテニス選手などが装着しているサングラスとしてよく知られていると思いますが、もちろんクロスバイクやロードバイクで使用するサングラスとしても有名です。
自転車の世界で言えばカベンディッシュ選手や二バリ選手、BMCレーシング、チームSKY、Tinkoffなど名だたる選手やチームが使用しているようです。(もちろんスポンサードもあると思います。)
一流ブランドだけあって、オークリーのサングラスの価格はそれなりにしますが、僕の身の回りでもオークリーを使用している人が多く、評判の良いサングラスメーカーです。
OAKLEY(オークリー)定番の自転車用サングラス
オークリーにはジャンルごとに様々なモデルのサングラスがラインナップされています。
その中で、ロードバイク等の自転車用サングラスの基本的なモデルについてまとめると下記のような感じです。
JAWBREAKERジョウブレイカー
レンズ上部の視野が確保されたモデルで、ロードバイクなどの前傾姿勢の状態でも、視野をカバーする自転車用サングラスのフラッグシップモデル。
広い視野が特徴なので、野球などでも使用している人が多いサングラスでもあります。
RADARLOCKレーダーロック
いろいろなタイプのレンズを交換して使うことを念頭においたモデルで、様々な環境下で最適なレンズを選択して使用できるモデルです。
RADAR EV レーダーEV
オークリーの定番モデルで、縦方向の視野が広くカバーされるようなレンズが採用されています。
EVZERO
軽量モデル。自転車だけでなくランニングなどの用途にも向いているモデルです。
PRIZMプリズム(レンズ)
ロードバイクなどの自転車用に開発されたレンズで、路面のコントラストが強く見えるようになり、路面状態や小石などの障害物を認識しやすくなるという特徴があります。
コントラストが強くなるので、ゴルフや野球などの競技でもボールが見やすくなることから、愛用している人が多くいます。
アジア人の骨格に合わせたAsian Fitモデルがおすすめ
オークリーはアメリカのメーカーなので、基本的には欧米人の顔にフィットするようなデザインになっています。
欧米人は鼻が高かったりするので、鼻の低い東洋人には合わないという問題があります。
この問題を解決して、日本人などのアジア系の人にフィットするように開発された「Aisan Fitモデル」があります。
自転車用スポーツサングラスを装着する理由
スポーツサングラスなんてなくてもサイクリングは出来ます。
しかし、他の自転車用品と同様に、一度使い始めると、快適なので、なかなか手放せなくなってしまうのです。
では、何のためにスポーツサングラスを使用するのか?
まず、スポーツサングラスの大きな役割として「目の保護」があります。
例えば、マウンテンバイやシクロクロスなどで山道を走っていたりすれば、木の枝などで目を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
そのような時に、スポーツサングラスを装備していれば、目を守ることができるわけです。
一般道路を走っている時には、枝などに遭遇することはありませんが、虫が目に入ってしまうことはしょっちゅうですし、時として飛び石なんかもあるかもしれません。
また、太陽の照り返しが眩しくて走行しづらい時もあり、そんな時に自転車用のスポーツサングラスを装着していれば、視界良好で快適に安全なサイクリングが出来るというわけです。
OAKLEY(オークリー)のスポーツサングラスを選んだ理由
世界トップクラスの定番メーカー
数有る自転車用スポーツサングラスの中から、オークリーの製品を選んだのには理由があります。
自転車用品は安物を買うと、必ず後からちゃんとしたモノを再購入するハメになることが多いのです。
そのため、自転車用スポーツサングラスの購入を検討しはじめた際に「スポーツサングラスの老舗メーカーとして評価の高いオークリーを選択しておけば間違いないだろう」というところでオークリーに決めました。
少々値段の張るスポーツサングラスであはりますが、僕の身の回りのサイクリストでも使用している人が多いですし、評判の良いサングあすなので、まず間違いはありません。
身近な愛用者の例を挙げると、最初に大手眼鏡チェーン店でスポーツサングラスを購入して使用していましたが、なかなか満足出来ず、その後セミオーダー品などいくつか試した後、最終的にオークリーに辿り着きました。
結果として「最初からオークリーにしておけば良かった」と言うくらいで、ロードバイクやクロスバイクに乗る際に非常に調子が良く出来たサングラスなのです。
自転車用サングラスを選択すべし
スポーツサングラスなら、ランニング用やその他のスポーツ用など、いろいろな種類があります。
どれも微妙な差だったりするので、自転車用でなくても良いような気もしますが、やっぱり自転車用を選んだ方が絶対に良いです。
例えば、ロードバイクなどの場合は、基本の乗車姿勢が前傾姿勢になるため、やや上目遣い、つまりはサングラスの上の方をメインにして景色を見ることになります。
そうすると、普通のサングラスなどでは肝心な上部が空いてしまい、サングラスとしての役目を果たしてくれないのです。
その点、オークリーの自転車用のスポーツサングラスは、グラスの縦が長くなっているため、視野の上部までカバーでき、前傾姿勢になってもしっかりとグラスを通して景色を見ることができるようになっています。
また、左右の視野も確保できるデザインになっていて、実際に装着してみると判るのですが、フレームが邪魔で視野が遮られるという感じがほとんど有りません。
OAKLEY(オークリー) JAWBREAKER PRIZM ROAD
開封
長い長い前振りになってしまいましたが、購入したークリーOAKLEY JAWBREAKER PRIZM ROADを開封していきたいと思います。
まずはオークリーOAKLEY JAWBREAKER PRIZM ROADの外箱です。
説明書とケース
オークリーの箱の中身は、サングラスケースと説明書と保証書類が同梱されていました。
同梱物
サングラスケースの中には、OAKLEY JAWBREAKER PRIZM ROAD本体と、ノーズブリッジ、それからサイクリングウェアのような材質のサングラス袋が入っていました。
ノーズブリッジは、欧米人に比べて鼻の低い日本人がサングラスを装着した際に隙間が出来てしまわないようにするためのアダプターです。
ちなみにアダプター無しでもフィットするのがAsian fitと呼ばれるモデルになります。
サングラス本体
OAKLEY JAWBREAKER PRIZM ROAD本体。
紫色の縦横ともに広い偏光レンズが特徴です。
ちょうど眉間のあたりにOAKLEYのプリントがされています。
レンズの右下にはPRIZM ROADのステッカーが貼られていますが、当然剥がして使用します。
オークリーOAKLEY JAWBREAKER PRIZM ROADを横からのフォルム。
なかなかスポーティな感じです。
しかも軽い。
ステーの長さを調節できる
最大の特徴はステーの長さを調整できる機構になっている点。
ヘルメットを装着した際に邪魔になるようであれば、長さを調節して良い感じに出来るものです。
どちらかと言えば顔が大きな僕ですが、ステーを短くしたからと言ってフィット感やホールド感が損なわれることはありませんでした。
実のところで安い中国製のスポーツサングラスでも良いんじゃないかと思っていました。
似たようなデザインのものもありますし、目を保護するだけであれば、別にオークリーでなくても目的は果たせそうですし・・・。
しかし、実際こうしてモノをよく観察してみると、細かな造作の部分まできちんと成形されていて「あぁ。良く出来ているなぁ」と感動してしまうほどで、安っぽさは微塵もありません。
単純にブランド価値だけで価格が高くなっているわけではないことがすぐに理解出来ると思います。
当然このあたりは使用感や気分にも大きく影響するところですから、非常に重要な部分だと思います。
広い視野を確保できるレンズ
もう1つの特徴は縦に長いレンズ。
アーチ状のフレームになっていて、視野の上の方までしっかりとカバーしてくれるデザインです。
この縦に長いレンズのお陰で、前傾姿勢の状態でも視野を確保できるようになっています。
他のサングラスには無い自転車専用のスポーツサングラスの最大の特徴だと思います。
OAKLEY(オークリー) JAWBREAKER PRIZM ROADまとめ
今回は、ネットで購入したので、手元に届くまでは品質などが気になるところでしたが、上記の通りでしっかりとした造作で所有欲を満たしてくれ、気分良く使用できそうです。
自転車用サングラスをすることにより、虫などの飛来物に対して目を保護出来ることや、強い日差しで見づらくなった路面でもハッキリと見えるようになったことで、今まで以上に快適なサイクリングが出来そうです。
個人的には信号待ちなどの停車時に、ドライバーと目が合ったりするのが何とも気まずい気分になるのが嫌だったのですが、サングラスをすることによってその問題も解決出来たのは余剰効果とは言え、サングラスを買って良かったなと思います。
こうして気が付けばサイクリストとしての三種の神器でもある「サイクルウェア」「ヘルメット」「サングラス」の3点セットも揃えてしまい、クロスバイクに購入当初の僕では想像できなかったサイクリスト的な見た目で自転車に乗るようになっているのでした。(笑)