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シマノの11速用ホイールに8速/9速/10速/12速のカセットスプロケットは取り付けられるのか?|クロスバイク・ロードバイク

10速用・11速用・12速用ホイールは8速用、9速用の自転車に取り付け

ロードバイク用のホイールは2021年10月現在で11速用が主流です。なので今の所ロードバイク用のホイールを購入する場合は11速対応のホイールになると思いますが2021年9月にシマノの新しいコンポーネントとしてDURA-ACE R9200シリーズとULTEGRA R8100が12速化されたので、近い将来12速が標準となるのではと思われます。

しかし問題となるのが、クロスバイクの場合、ロードバイクのように11速や12速が主流ではありません。クロスバイクは8速や9速が主流になるため、クロスバイクでロード用ホイールを購入する際には互換性の有無が気になると思います。

果たしてクロスバイクで使用されている8速や9速のカセットスプロケットは11速対応のロード用ホイールに使用できるのでしょうか?そして新しい12速用のカセットスプロケットは使用できるのでしょうか?

結論から言えば、8速用、9速用、12速用のカセットスプロケットは11速用のホイールでも使用出来ます

ただ、自転車のホイールには11速用の他に12速用、10速用、9速用などの種類があり、フリーハブの長さがそれぞれ異なりますし、カセットスプロケットも8速用、9速用、10速用、11速用、12速用でそれぞれに厚みが異なります。

そのため互換性のある組み合わせと、互換性の無い組み合わせが混在しているというのが実情です。

ホイールとスプロケットの関係は少しだけややこしいので、できるだけ詳しく解説してみます。

ホイールのフリーハブの長さとカセットスプロケットの幅で取り付けの可否が決まる

ホイールの取り付け可否はフリーハブの長さとカセットスプロケットの幅で決まる

ホイールとカセットスプロケットの取り付けの基本としてホイールのフリーハブの長さとスプロケットの幅を確認する必要があります。

ホイールにスプロケットを取り付けられるか否かは、カセットスプロケットを取り付ける軸であるホイールハブの長さと、カセットスプロケットの幅で決まるのです。

ホイールハブの長さがカセットスプロケットの幅よりも長ければ、取り付けができますが、短ければ取り付けができません。

● ホイールハブ長さ > カセットスプロケット幅 : 取付可能
● ホイールハブ長さ < カセットスプロケット幅 : 取付不可

カセットスプロケットの幅は、ギアの枚数によって決まっています。またホイールハブの長さは対応速度によって決まっています。

なので、スプロケットのギア枚数とホイールの対応速度を見ることで取り付けの可否の判断ができます。

カセットスプロケットの幅

カセットスプロケットの幅

カセットスプロケットの幅は
12速・11速 > 9速・8速 > 10速
の順になっています。

12速用と11速用が最も幅があります。
ギアの枚数が多いので必然的に幅が増すというわけです。

ややこしいのは、9速用と8速用のギアよりも、ギアの枚数の多い10速用のスプロケットの幅が薄くなっている点です。このせいでスプロケットとフリーハブの関係が少し複雑になっているのです。

フリーハブの長さ

フリーハブの長さ

ホイールのフリーハブはそれぞれのギア数に対応した長さになっています。

つまり12速用と11速用のフリーハブが最も長く、9速用・8速用対応のフリーハブは12速用・11速用のフリーハブよりも短くなっています。

10速対応のフリーハブは9速用・8速用対応のフリーハブよりもさらに短いので、12速用・11速用・9速用・8速用のスプロケットは取り付けが出来ず、取り付けられるのは10速用のスプロケットのみとなります。

ホイールとカセットスプロケットの対応表

ホイールとカセットスプロケットの対応表

8速用・9速用ホイールに10速用のカセットスプロケットを取り付ける

1mm スペーサーを使用する

8速用や9速用のホイールを10速

8速用・9速用のホイールに10速用カセットスプロケットを取り付ける際には1mmのスペーサーを入れれば取り付けられます

例外としてCS4600 Tiagraに関しては10速用ながら8速用・9速用カセットスプロケットと同じ幅があるためスペーサー無しで大丈夫です。

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8速用・9速用のホイールに11速用・12速用のカセットスプロケットは取り付けできない

8速・9速用のホイールに11速・12速のカセットスプロケットは取り付けできない

8速用・9速用のホイールに11速用・12速用カセットスプロケットは取り付けられません。8速用・9速用のホイールのフリーハブよりも、11速用・12速用カセットスプロケットの方が幅があるためです。

なので8速用・9速用のホイールを使用していて11速化するには、11速対応のホイールにする必要があり、8速用・9速用のホイールを流用することはできません。

10速用ホイールには10速用以外のスプロケットは取り付けできない

10速用ホイールにその他のカセットスプロケットを取り付けることはできません。
10速用ホイールのフリーハブの長さは8速用、9速用、11速用、12速用のスプロケットよりも短いため取り付けられないのです。

なので、元々10速だった自転車を11速化しようとすると、元々付いていた10速用ホイールが使えなくなってしまい、新たに11速に対応したホイールを買う必要が出るなどで出費が嵩むことになります。

10速用ホイール対応の11速用カセットスプロケットもある

10速用のホイールには、11速のスプロケットを取り付けることは基本的にできませんが、TOKENというメーカーが通常の11速用カセットスプロケットよりも幅の狭い11速用カセットスプロケットを販売しています。

そういった一部ユーザー向けのマニアックなスプロケットであれば、本来は取り付けができないはずの10速用ホイールに11速用のスプロケットを取り付けることもできます。

11速用ホイールに10速用のカセットスプロケットを取り付ける

11速用ホイールに10速のカセットスプロケットを取り付ける

11速用のホイールのフリーハブは最も長いので、12速用、11速用、10速用、9速用、8速用のスプロケットの取り付けが可能です。

ただし、そのまま取り付けるにはフリーハブが長すぎて不具合が出るため、厚さを調整するためい、ホイールとスプロケットの間にはスペーサーを使用しなければいけません

11速用のホイールに10速用のカセットスプロケットを取り付ける場合、11速用のホイールのフリーハブは10速用のホイールのフリーハブと比べて2.85mm長くなっているため、辻褄を合わせるためにスペーサーを使用して対応させるのです。

1mm +1.85mm スペーサーを使用する

11速用ホイールを10速の自転車に取り付ける

11速用のホイールに10速用のカセットスプロケットを使用するためには、ホイールとカセットスプロケットの間に専用の1.85mm幅のスペーサーと1mmスペーサーをセットにして合計2.85mmのスペーサーを入れる必要があります。

1.85mm+1mm幅のスペーサーを入れることで、都合2.85mmの幅が調整でき、11速用のホイールでも10速用のカセットスプロケットが使用できるようになります。

大抵の場合、1.85mmスペーサーは11速用のホイールを購入した際に一緒に同梱されていますし、1mmのスペーサーは10速のカセットスプロケットを購入すると同梱されているので、後からスペーサーを購入する必要はない場合が多いですが、スモールパーツとして購入もできます。

Tiagra CS-4600だけ例外的に1.85mmのスペーサーだけで良い

※10速用では通常1.85mmのスペーサーの他に1mmのスペーサーを入れなければいけないようですが、CS-4600 Tiagraのスプロケットに関しては10速ではありますが、9速用のカセットスプロケットと同じ厚みがあるため1.85mmのスペーサーだけで良いようです。

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11速用ホイールに8速用・9速用のカセットスプロケットを取り付ける

1.85mm スペーサーを使用する

8速用や9速用のカセットスプロケットは11速用のカセットスプロケットよりも幅が狭いため、11速用のホイールに1.85mmのスペーサーを入れることで8速用や9速用のカセットスプロケットを取り付けられます

ちなみに8速用と9速用のカセットスプロケットの幅は同じです。

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11速用ホイールは8速用、9速用、10速用のカセットスプロケットに対応

11速用ホイールは8速、9速、10速のカセットスプロケットに対応

つまり、11速用ホイールにはスペーサーを入れれば8速用、9速用、10速用、スペーサー無しの状態で11速用、12速用のカセットスプロケットが使用できるということになります。

12速用ホイールには12速用以外のスプロケットは取り付けできない

11速用と12速用のスプロケットは同じ厚みなので11速用ホイールに取り付ける際には互換性がありますが、フリーハブの形状が異なっているため11速用のカセットスプロケットだけでなく、8速用、9速用、10速用のスプロケットをを12速用のホイールに取り付けることはできません。

11速用ホイールに8速用・9速用・10速用・12速用のカセットスプロケットを取り付けられるのか?のまとめ

10速用・11速用ホイールは8速や9速の自転車に取り付けられるのか

ホイールが11速対応のものであれば8速用・9速用・10速用・12速用いずれのカセットスプロケットにも対応しているので、11速対応のホイールであれば、スペーサーを入れさえすれば基本的には現在使用しているカセットスプロケットをそのまま流用できるというメリットがあります。

2021年10月現在で、販売されているホイールのほとんどは11速対応なので、11速化を考えている場合には、ホイールだけ最初に11速対応に変更して、カセットスプロケットは今まで使用してきたものを流用して、あとから11速化するというのもありかと思います。

12速用ホイール

12速用カセットスプロケット ○ スペーサーなし
11速用カセットスプロケット ×
10速用カセットスプロケット ×
8速用・9速用カセットスプロケット ×

11速用ホイール

12速用・11速用カセットスプロケット ○ スペーサーなし
10速用カセットスプロケット ◯ 1mm + 1.85mmスペーサー
8速用・9速用カセットスプロケット ◯ 1.85mmスペーサー

10速用ホイール

12速用・11速用カセットスプロケット ×
11速用カセットスプロケット ×
10速用カセットスプロケット ◯
8速用/9速用カセットスプロケット ×

8速用・9速用ホイール

12速用・11速用カセットスプロケット ×
10速用カセットスプロケット ◯ 1mmスペーサー
8速用/9速用カセットスプロケット ◯

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