自転車で使用するバッグについて悩みがいろいろありましたが、ヒップバッグ（ウエストポーチ）が最適なんじゃないかというお話です。
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクの場合、荷台やカゴを装備していないことがほとんどです。
なので、荷物を極力減らして、サイクルジャージのポケットに収まる程度にしてしまうか、バックパックやメッセンジャーバッグなどを使用することになります。
しかし、それぞれに一長一短あるもので、なかなかコレといったバッグが見つかりませんでした。
いろいろ試してみた結果、自転車に乗る際のバッグは、ヒップバッグ（ウエストポーチ）に落ち着いているという感じです。
自転車にヒップバッグ（ウエストポーチ）が最適と思う理由
背中が蒸れない
自転車で荷物を持ち運ぶ際のバッグの定番は、「バックパック（リュックサック）」か「メッセンジャーバッグ」になると思います。
バックパックやメッセンジャーバッグは背中に密着して不快になる
しかし、背中に固定できるタイプのバッグは「背中が蒸れる」「背中が汗でビチョビチョになる」という問題があります。
ロードバイクやクロスバイクの場合、前傾姿勢で自転車に乗ることが多いです。
そのため、体の熱は背中から抜けることになります。
しかし、バックパックやメッセンジャーバッグを背負っていると、バッグが背中と密着して放熱できないので、熱が籠ってしまい、背中が蒸れてとても不快に感じてしまうんですよね。
背中からバッグを引き剥がしたくなってしまうほど、とても不快な感じがするのです。
しかも、汗が蒸発しないので、バッグと密着している部分はビチャビチャに濡れてしまいます。
ひどい時にはバッグの中身も汗で濡れてしまいますし、バッグやシャツに塩を吹いてしまうようになります。
例外的なバッグとして、背中と密着しない構造になっている「ドイター（deuter）のRACE EXP AIRシリーズ」や、後付けで背中と密着しないようにする「汗とおる君」などくらいしかありません。
ヒップバッグ（ウエストポーチ）はほとんど蒸れない
ヒップバッグも密着している部分は当然ありますが、熱が抜ける背中と密着しているわけではないですし、前傾姿勢の時には隙間ができて、良い感じで放熱できるので、バックパックやメッセンジャーバッグなどのように、熱が籠って不快になるというようなことはありません。
蒸れづらいので、汗でビチャビチャになることもバックパックに比べれば少ないですね。
必要最低限以上の荷物も収納できる
最低限の荷物
ロードバイクに乗る際の荷物を極力減らしたとしても、常に携帯しておきたいものもいくつかあります。
理想はサイクルジャージの背中のポケットの中に収まるくらいであれば良いのですが、相当割り切らないと実現できないというのが実際のところでしょう。
スマートフォンや自宅などの鍵、多少の現金と交通カード、あとは、万が一の保険証などもあった方が良い、などと考えると、どんどん荷物が増えていきます。
ヒップバッグがあれば、上記のものはもちろん、補給食やバッテリーなども持ち運べます。
道中で気になるお店を見つけた場合、サイクルジャージしか収納できなければ、余計な荷物を増やせないので諦めてしまうこともありますが、ヒップバッグであれば、ちょとした物であれば購入できるようになります。
長距離でも負担が少ない
メッセンジャーバッグなどの肩掛けは負担が多きい
メッセンジャーバッグのような肩掛けタイプのバッグは、左右のバランスが悪くて、身体への負担が大きいので、長時間自転車に乗るには不向きなバッグです。
自転車に乗る際には、なるべく軽量で左右のバランスがとりやすいバッグが適しています。
その点、ヒップバッグは、バランスに影響することもなく、軽量なので、身体への負担も少なくて快適なサイクリングができます。
まとめ
上記のように、個人的には、ロードバイクやクロスバイクに乗る際のバッグはヒップバッグが最適だと考えるようになりました。
もちろん、バッグの類は用途によって大きく変わるので、一概に「このサイズが良い」とは言えない部分がありますが、ヒップバッグにもサイズはいろいろありますし、自転車用途で使用するバッグとしては、やっぱりヒップバッグが一番だと思います。
実際問題で、自転車用のバッグはいくつも購入してきましたが、背中に背負うバッグは容量が入る分、重さは負担になりますし、何よりも背中に密着するのは、かなり不快に感じる部分です。
ヒップバッグであれば、その不快さからも解放されます。
背中に熱が籠らないといヒップバッグの快適さを知ってしまうと、ヒップバッグ以外は使いたく無いなぁというくらいになるはずです。
