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電動アシスト自転車のバッテリー容量と走行距離の目安

電動アシスト自転車の性能を判断する際に、最も重要となるのが「バッテリー容量」と「電動アシスト機能の有効な走行距離」になるかと思います。

一般的にはバッテリーの容量が大きいほど、走行距離は長くなります。
そこで、電動アシスト自転車のバッテリー容量と走行距離について調べてみました。

電動アシスト自転車のバッテリー容量と走行距離の目安

電動アシスト自転車

電動アシスト自転車のバッテリーの容量と走行距離の目安

日本の電動アシスト自転車の三大メーカーである、パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンの主な電動アシスト自転車のバッテリー容量と走行距離を調べてみたところ、各社だいたい同じような数値になっています。

バッテリー容量

25.2V-16Ah程度

2023年4月現在で25V-16Ah前後が主流になっていると思います。

十年くらい前は、バッテリーの進歩は目覚ましく一年ごとにどんどん容量が増えていた記憶がありますが、ここ数年は容量の増加はあまり見られない感じです。

形状的にも互換性を持たせるために制限がありますし、現状の技術ではこのあたりが最大容量という感じでしょうか。

実際問題で、家の近所しか乗らないような乗り方だと、充電は一ヶ月に一度程度で十分だったりするので、今以上に容量を増やす必要がない、というのもあるでしょう。

バッテリーの電圧について

子乗せ自転車やシティサイクルの場合、バッテリーの電圧は25.2V程度が一般的ですが、電圧が35V程度のバッテリーも見かけます。

電圧が高いと、より効率的な走行ができるようになることから、電動アシストスポーツバイクの場合や、後述するブリヂストンのデュアルドライブを採用した電動アシスト自転車などで36Vが採用されていることが多いです。

電動アシスト自転車のバッテリー容量の表記について(ボルト・アンペア・ワット)

バッテリー容量と走行距離の目安

バッテリー容量と走行距離の関係を調べてみたところ、バッテリー容量がが大きくても小さくても、1Ahあたりで走れる距離には違いは出ないようです。

つまり、大きなバッテリーを選択したとしても、長持ちはしますが、1Ahあたりの走行距離で考えた場合はお得になるというわけではないということですね。

1Ahあたりの走行距離

パワーモードで1Ahあたりで3km前後
省エネモードで1Ahあたり6km前後

バッテリー容量が大きくても、小さくても、1Ahあたりで走れる距離に違いがでるわけではありません。

なので、バッテリー容量が小さいモデルの方が安く購入できて良いようにも思いますが、予算的な縛りがないのであれば、バッテリー容量が大きなモデルを選択した方が良いでしょう。

大きなバッテリー容量を選ぶメリット

電動アシスト自転車を選ぶ際に、重要なポイントとなるのがバッテリー容量ですが、日常で使用することを考えれば、1日で走行できる距離は10kmもあれば十分かと思います。

なので、バッテリー容量が小さなモデルでも、一回の充電で20km~50km程度は走行できるので、不満を感じることはあまりないと思います。

しかしながら、バッテリーの容量が少ないと、充電頻度が増えることになります。

感覚的には8Ah程度のバッテリーだと、1日に5キロ程度走行すると、週に1度は充電をしなければいけませんが、16Ahだと半分で済みます。

充電をすること自体は、バッテリーを外して受電機に置けば良いことなので、気にするほどの手間ではないのですが問題はバッテリーの劣化です。

バッテリーの充電回数はバッテリーの劣化スピードに影響しています。充電頻度が高いほどバッテリーの劣化も早まるのです。

ということは、容量の大きなバッテリーの方が充電頻度が少なくなるため劣化スピードも遅くなるということになります。

そういう視点で考えると、容量の大きなバッテリーの方がコストが安くなると考えることができます。

バッテリーの持続距離は条件によって異なる

バッテリー容量と走行距離は様々な要素で変わってくるため一概には言えない部分があります。
下記のような条件が走行距離に影響を与えます。

走行モード(アシストのパワーレベル)
車両重量
荷物の量や運転者の体重
走行する道路状況
タイヤの空気圧
など

なので、メーカーが公表している値はあくまで目安として考えることになります。

ブリヂストンのデュアルドライブ(両輪駆動)

ブリヂストンは車種によって「デュアルドライブ」と呼ばれる「両輪駆動」のシステムを搭載した自転車があります。

一般的な電動アシスト自転車のように、クランク部分のドライブのパワーだけでなく、前輪のハブにもドライブが装備されていて、下り坂などペダルを踏まなくて良いような場面では、走行中にハブが回ることで発電し、充電ができるようなシステムが採用されています。

これにより、一般的な電動アシスト自転車に比べて、バッテリーが長持ちして、走行距離が倍以上に伸びているのです。

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