自転車専用レーンを走って来たので、その感想です。
旧玉川水道道路(自転車レーン)
旧玉川水道道路にある自転車専用レーンは、幡ヶ谷不動尊入口交差点(山手通り付近)から、環七通り付近までの、約2.3キロメートルの自転車レーンです。
甲州街道に併行するように整備された自転車レーンですが、この区間は、甲州街道も自転車で走行しやすいため、あまり利用する人が居ない自転車レーンでもあります。
旧玉川水道道路の自転車専用レーン
旧玉川水道道路の自転車専用レーンについて、行政の資料等などを調べてみると、山手通り付近から環七道路付近までの、約2.3キロメートルの区間に整備にされた自転車専用通行帯です。
この区間には、約幅1メートルで青く塗られており、路肩と含めて約幅1.5メートルの自転車レーンが整備されています。
以前より運用されていた区間が約1.2キロメートルあり、そこに平成22年3月31日より、1.1キロメートルが延長されたことで、総距離約2.3キロメートルの自転車専用レーンとして運用されています。
都心の道路に整備された自転車レーンとしては、比較的長い自転車レーンかと思われます。
旧玉川水道道路の自転車レーンの概要(pdf)
自転車専用レーンって何?
自転車だけが通行できる道路
自転車専用レーンは、正規には自転車専用通行帯と呼ばれ、自転車だけが通行できる道です。
なので、自動車はもちろん、オートバイや原付バイクなども通行できない道となります。
片側通行で逆走禁止
自転車レーンでの自転車の通行ルールとしては、道路標識・道路標示で指定された車両通行帯を、自動車と同じ方向に走行しなければならず、双方向通行ができる歩道と違って、逆走は禁止になっています。
自転車専用レーンは自転車乗りのとって最高の走行環境である
東京は2020年の東京オリンピックに併せて、自転車専用レーンを増やす製作を行いました。
実際には自転車専用レーンの整備が間に合わない、物理的に無理などの理由があったかと思いますが、自転車ナビマークや、自転車の通行区分のように見える青い矢羽マークが、東京都内の車道にペイントされることになりました。
結果として、東京都内の多くの場所で、自転車専用レーンや、自転車ナビマークが整備され、東京オリンピック以前と以後とでは、自転車の走行環境も大きく変わったように思えます。
特に、自転車で車道を走る時は、背後の自動車に気を使いながら走る小心者の僕にとっては、自転車専用レーンが増えたことで、車道走行中のストレスがかなり軽減されるようになりました。
自転車で堂々と走れる道は気持ちが良い
自転車が車道を走る場合、自動車やバイクなどからは邪魔者扱いされ、嫌なプレッシャーを感じながら走ることが多いです。
見の危険を感じるほどギリギリを走行する自動車も少なくないため、常に自動車の存在を意識しなければならず、車道を走るのを苦手に感じている人も多いのではないかと思います。
そんな人にとって救いとなるのが自転車専用レーンです。
自動車やバイクの存在を意識する必要もなく、まるでサイクリングロードを走るような感覚で走行できるので、日頃、車道を走行して自動車からのプレッシャーからストレスを感じているような人にとっては、最高の走行環境となります。
自転車専用レーンの無い道と比べると、自動車の幅寄せで冷やっとするようなこともありません。
実際に、自転車専用レーンを走行してみると分かりますが、「自転車専用道路がこんなにも走りやすいとは・・」・と驚くはずです。
自転車専用レーンに駐停車している自動車の問題
自転車で走行するには、非常に快適で、もっと増えて欲しい自転車専用レーンですが、残念ながら自転車専用レーンに駐停車している自動車が多く存在し、快適な環境を奪っているというのが実際のところだと思います。
自転車専用レーンに自動車が駐車されていると、駐車されている自動車を避けるために、自転車が自転車専用レーンからはみ出して車道を走るしかないため、交通量の多い道路だと、却って危ない状況になってしまうこともあるかと思います。
自転車が駐車されているせいで、せっかくの自転車専用レーンがその役割を果たせなくなっているのであれば。せっかくの自転車専用レーンの意味がありません。
このあたり、日本の道路事情の構造的な問題もあるのですが、行政がしっかりと指導するなどを期待したいところですよね。。。
アメリカあたりは、道路も広くてスペースが十分に確保できることもあり、車道の横には駐車スペースがあり、さらにその外側に自転車レーンが設けられていたりして、日本に見られるような自転車レーンが駐車車両で選挙されているといような問題がなかったりします。
参考までに、下記の記事は、僕がアメリカに行った際に、自転車事情について観察したことをまとめた記事で、自転車専用レーンについても触れています。