2021年7月31日に有明アーバンスポーツパークで行われた自転車BMX男子フリースタイルに出場したアメリカのニック・ブルースが全く演技をせず競技を終了したことが話題になりました。
BMX男子 シーディングラン
シーディングランとは
決勝の滑走順を決めるエキシビジョン的な滑走
シーディングランには競技の順位とは全く関係がないエキシビジョン的な滑走のことで、得点の低い順に決勝での滑走順序が決まるもので、今回のように、ほとんど得点をすることができなくても決勝には進めるようです。
つまりは、決勝での滑走順にこだわりがないのであれば、シーディングラン無理に演技をしたり滑走する必要はないということになります。
とは言え、実際は演技されることがほとんどのようなので、今回のように全く演技されないというのは非常に珍しく「あれ?」「どうして?」「何があった?」という感じで一部がザワザワした感じになりました。
観客的には全ての演技でベストを尽くして欲しい気もしますが、演技をしないのにはしないなりの理由があるようです。
決勝まで見せたくない技があるかも
シーディングランであえて演技をしなかったのは「何か見せたくないスペシャルな技があるのでは?」という見方ができるようです。
無理して怪我をしたり、何か技を見せて対策を練られるよりは、たとえ決勝で一番走者になったとしても、リスク回避や駆け引き的には演技をしないという選択肢も有りなのかもしれません。
そんなわけで「BMX男子フリースタイル決勝ではどんな技が出るのか?」というところで非常に注目される結果となりましたし、駆け引きとしてなかなか面白いものだなと思います。
ニック・ブルース Nick Bruce
ニック・ブルースは1992年5月16日生まれのアメリカ代表のBMXフリースタイルの選手。
BMX男子フリースタイル決勝の放送予定
そんな注目のBMX男子フリースタイルの決勝は下記のメディアで観戦可能です。
● gorin.jp 10:10~
● NHK Eテレ 午後1:00(録画)
日本代表の中村輪夢選手の演技やメダルにも期待したいところですが、まずは第一走者のニック・ブルースがどんな滑走をしてくれるのかに注目したいですね。
結果
結局、オリンピック前の練習で怪我をしていたようで、決勝に出場するために無理を避けたというのが正解だったようです。