6歳になる僕の子供が補助輪無しで自転車に乗れるようになりました。
周りのお友達でも「補助輪無しで乗れるようになった」という話をチラホラと聞くようになり、小学校に入る前までにはどうにか補助輪無しで自転車に乗れるようになって欲しいと思っていたので、目標を達成し一安心という感じです。
補助輪無しで自転車に乗れるようになるのに随分と苦戦しましたが、一度コツを掴んで乗れるようになってしまえば一気に乗れるようになるのが自転車で、近いうちに公道デビューも出来そうです。
そんなわけで、子供が補助輪無しで自転車に乗れるようになるまでの期間と練習方法についてまとめてみました。
Contents
子供に自転車を買い与えた時期
4歳の誕生日プレゼントとして自転車を購入
子供の4歳の誕生日にプレゼントとして自転車を購入しました。
4歳で自転車は時期尚早な気もしましたが、周りのお友達でも早い子は既に補助輪無しで自転車に乗れていたので、我が子も練習をすればきっとすぐに乗れるようになるだろうという思いがありました。
4歳から乗れる自転車は16インチから始めるのが良いと思います。
自転車好きとしては子供用の自転車もそれなりにスポーティで格好良い自転車が良いなと思っていて、BMX系の自転車を探すと子供用の自転車でも本格的なものも多く、なかなか選び甲斐がありました。
有名自転車メーカーの自転車を中心にいろいろと検討したものを下記のリンクにまとめているので参考にしてみてください。
参考 → 4歳から乗れる16インチの子供用自転車とBMX一覧
2歳から乗れる自転車もある
4歳で自転車は早い気もしますが、トイザらスなどでも扱っている「いきなり自転車」と呼ばれる自転車は2歳から乗れる自転車です。
息子のお友達も2歳の時点でこの自転車に乗っていて、ちゃんと自分でペダルを踏んで前に進むことが出来ていました。
もちろん補助輪付きではありますが、2歳児が自転車に乗っている姿はかなり衝撃的でした。
いきなり自転車は、サドル下に差し込むタイプの長いハンドルで親が舵取り出来るほか、サドルやハンドルの高さも余裕をもって調整出来るようになっていて、2歳から6歳まで乗り続けられるというコンセプトのもとにデザインされた自転車で、非常にコストパフォーマンスの良い子供用自転車だと思います。
自転車に乗る下地作りに有利なのは三輪車かストライダーか
一昔前は子供が最初に自分で乗る乗り物と言えば三輪車でしたが、近頃は三輪車よりもランニングバイクと呼ばれるものが圧倒的に多いです。
そのランニングバイクの代名詞的な存在と言えばストライダーで、公園に出かけると、3歳くらいの子はみんなストライダーに乗っています。
ストライダーは自転車と同じ二輪の乗り物で、小さい頃から補助輪無しでバランスを取る練習が出来るため、ストライダーから自転車へ乗り換える際にもスムーズに移行できて自転車に乗れるのが早くなる、と言われていたりします。
その点についての見解を少し述べさせてもらうと、確かにストライダーに乗るのが上手な子は自転車に乗れるのも早いと思います。
しかし、ストライダーが苦手な子は自転車に乗れるのも苦手、というのが正直な感想で、ストライダーに乗っていたからと言って、自転車に乗れるのが早くなるかと言われると、あまり関係無いようにも思います。
実際問題で、ストライダーを買い与えた我が家の息子よりも、ストライダーを買ってもらえなかった子の方が息子よりも短い期間で自転車に乗れるというような実例もあります。
思うに、ストライダーはバランスを取る練習にはなりますが、ペダルがないのでペダルを踏む練習は出来ません。一方、三輪車の方は、バランスを取る練習は出来ませんが、ペダルを踏む練習は出来るわけで、一長一短なのです。
バランスとペダルの療法を練習するのがベスト
自転車に乗るためには、ペダルを踏むことと、バランスを取ることの2つの要素が大切になります。なのでどちらかが欠ければ上手く乗れないということになります。
可能であるならば、三輪車でペダルを踏む練習(あるいは自転車に補助輪を着けてペダルを踏む練習)をして、ストライダーでバランスを取る練習をするというのがベストだと思います。
自転車に補助輪無しで乗れるようになるまでの期間
4歳の誕生日に自転車をプレゼントして、補助輪無しで自転車に乗れるようになったのが6歳2ヶ月、というわけで足掛け2年2ヶ月掛かりました。
とっても長い時間が掛かってしまいましたが、それには下記のような理由があります。
子供自身が自転車に興味が無かった
子供に自転車をプレゼントした時には流石に喜びましたが、息子的には自転車にはあまり興味が無かったようで、自分から進んで自転車の練習をすることは全くありませんでした。
公園で自転車の練習をしようとしても5分も乗れば飽きてしまい、すぐに別の遊びを始めてしまうような状態でした。
僕自身もスパルタではないので、本人が「乗りたい」と言い出すまでは特に無理強いすることなく様子を見ていた結果、2年以上の時間が掛かってしまいました。
自転車の練習をほとんどしていない
本人があまり自転車に乗りたがらない他に、自転車の練習をする頻度が非常に少なかったのも時間が掛かってしまった理由の一つです。
子供自身が自転車に興味が無いので、公園に行くような時にも自転車を持って行かなかったり、公園以外で遊ぶことが好きだったりすることもあり、自転車を購入した後もほとんど自転車に乗っていませんでした。
自転車に乗る頻度は月に1度あるかないかくらいでしたし、たまに乗っても、ほんの少しの時間しか乗らないわけですから、上達するはずがないのです。
子供の性格や運動神経と自転車の関係
同じ時間練習するのであれば自転車に乗れるようになるまでの期間は運動神経の良い子の方が断然早いと思います。
しかし、実際問題で子供が自転車に乗れるようになるまでの期間は、運動神経が良いから早く自転車に乗れるというよりも、練習時間の差が上達の早さの違いになると思います。
つまり、運動神経が悪い子でも、短期間で沢山練習すれば早く乗れるようになりますし、運動神経が良い子でも練習しなければ乗れるようになるまでの期間は長くなります。
ただ、一般的に運動神経の良い子は運動することが好きですし、ストライダーや自転車などの乗り物に乗るのも大好きです。
そうすると必然的に自転車の練習時間は多くなり、運動神経が良いのも相まって、どんどん上達してすぐに自転車に乗れるようになるのだと思います。
一方、僕の息子はと言えば、運動神経も良くはありませんし、運動も好きではありません。公園に行っても走り回るのではなく、虫を観察したりするのが好きだったりします。
ストライダーは2歳の誕生日にプレゼントしましたが、興味が無いのでほとんど乗らないままでした。四歳になる直前くらいで、ようやく両足を浮かせたりするようなストライダーらしい乗り方がが出来るようになった程度です。
そんな調子でストライダーも自転車もほとんど乗る練習していないので上達するわけはなく、乗れるようになるまで長い時間が掛かってしまうのです。
親としてはどんどん練習してあっという間に上達してくれると嬉しいのですが、子供のペースや性格に合わせて長い目で見守るというのも大切なんじゃないかと思い、特に強制することも無かったため、人一倍時間が掛かってしまったのかなと思います。
ちなみに次男は長男よりも運動神経が良いということもあり、少ない時間で自転車に乗れるようになり、4歳10ヶ月くらいで乗れるようになりました。
自転車のおすすめの練習方法
補助輪無し・ペダル無しから練習
自転車の練習を開始する前にはストライダーに乗っていて、両足を浮かせてバランスを取ることは出来ていたので、自転車も補助輪無しから練習をスタートさせました。
その際、ペダルが邪魔になってしまってストライダーのようには乗れないので、まずはペダルを取り外してランニングバイクのように乗れるようにして自転車自体に慣れさせるところから始めました。
ペダルはペダルレンチという工具を使うことで簡単に取り外すことができます。ペダルの取り外し方法については下記の記事を参考にしてください。
参考 → ペダルの交換方法(ペダルの取り外し方と取り付け方)
しかしながら、ストライダーと比べると車体が大きく重くなったこともあり、なかなかストライダーと同じ感覚では乗る事が出来ませんでした。
ポイント!理論よりも本人が楽しいと思う方法を選択すべし
自転車に乗れるようになるために絶対的に必要なのは練習です。練習量さえ増やせれば自転車はすぐに乗れるようになります。
そこで大切なのは本人が楽しい方法で練習するということです。子供が楽しいと思う方法を選択した方が、練習量は必然的に増えると思うのです。
僕はストライダーに乗ってバランスは取れるのだから補助輪は要らないという判断のもと補助輪無しで自転車の練習開始させました。その方が自転車に乗れるまでの近道で合理的だと思ったのです。
しかし子供にとってはそんなことはどうでも良いのです。だから子供としては最初は自転車に補助輪を付けて欲しかったようです。その方が自転車が倒れなくて怖くないですし、ペダルを踏めば前に進むので乗り物としては補助輪があった方が楽しいと思ったのでしょう。
後になって気がついたことですが、子供に積極的に自転車に乗ってもらおうと思うのであれば、子供が乗りたい方法や楽しいと思う方法を選択してあげるべきで「補助輪を付けてからスタートしてあげればよかった・・・」と思います。
せっかくストライダーでバランスも取れるのに補助輪付きから始めるのは遠回りなような気もしますが、自転車に乗る為の一つの壁である、
● ペダルの上に足を乗せる
● ペダルを踏んで前に進む
などの練習は、補助輪付きの方がしっかりと出来ると思うので、けして遠回りではないのです。
補助輪付きで乗り始めても、本人が補助輪を外したいと思えば「外したい」と言うでしょうし、そのタイミングがきっとベストなタイミングなのだと思います。
この点で、親の価値観を子供に押し付け過ぎてしまったかなと反省です。
ペダルに足を乗せる練習
補助輪無しの自転車をストライダーのように乗れるようになれば、次のステップは走りながらペダルに両足を乗せることです。
再び自転車にペダルを装着して練習を開始しましたが、最初はペダルの位置を探すのも難しいですし、両足が着かない状態は子供にとては恐いもののようでなかなか上手く出来ません。
最初の段階ではペダルの上に足を乗せることが出来ても、ペダルを踏もうとするとバランスを崩してしまうので、まずはペダルの上に足を乗せるだけの練習から始めました。
ペダルを踏まずに足を乗せた状態でストライダーのようにバランスをとりながら惰性で自転車に乗れるようになるのが目標です。緩やかな下り坂などを利用して練習をすると上手く出来ると思います。
上手になってくると下り坂でなくても自分で勢いをつけてから乗れるようになると思います。
ペダルを踏んで前に進む練習
ペダルに足を乗せられるようになれば、次のステップはペダルを踏んで前に進む練習です。
ここまで来ればあとは時間の問題だと思います。
というのも、ペダルに足を乗せた状態で走るといところで自転車の楽しさが解るようになりますし、ペダルを踏んで前に進むということに成功すると、自転車に乗ること自体が一気に楽しくなるので、もう親が練習を促さなくても自ら進んで自転車の練習をするようになります。
実際問題で、僕の子供もそれまではあまり積極的に自転車の練習をしたがる子ではありませんでしたが、ペダルを踏んで10メートルほど進めたのを切っ掛けに、どんどん自分から進んで自転車に乗るようになりました。
最終的には初めて自転車のペダルを踏んで前に進めるようになったその日のうちに一周500メートルほどの公園を何周もするほどで、今まで自転車に乗れなかったのがウソのように上達したのでした。
子供が補助輪無しで自転車に乗れるようになるまでの期間と練習方法のまとめ
僕の子供は自転車を購入してから2年以上自転車に乗れませんでした。
周りのお友達が自転車に乗れるようになったという話を聞いたりして、ちょっとした焦りも感じたこともありました。「この子は自転車に乗れるようになるのかな?」と心配したりもしました。
しかし基本的にのんびりペースの子供なので、焦る気持ちを抑えて、「小学校に入る前までには乗れるようになると良いな」というくらいののんびりした気持ちで見守るようにしていました。
結構な時間は掛かってしまいましたが、練習量からすると意外とアッサリと乗れるようになったなというのが正直な感想です。
自転車に補助輪無しで乗れるようになるということは、人生の中でも一つの大きな出来事として記録しておきたいくらいの事だと思います。
自転車に乗れるようになるのを切っ掛けに一気に子供自身の世界も広がっていくわけですから、補助輪無しで自転車に乗ってい姿を見るのは、親としても非常に嬉しく、感慨深いものがありました。
「這えば立て、立てば歩めの親心」ではありませんが、早く公道デビューして、子供と一緒にサイクリングを楽しむのが次の目標です。