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高知の高校生の乗る自転車が衝突して警察官が死亡した事故のニュース記事まとめ

公開日: ニュース・話題, 時事 ,

高知の高校生の乗る自転車が衝突して警察官が死亡

高知県高知市の県道で今年八月に起きた、高校生が無灯火で運転する自転車を制止しようとした警察官が衝突した際に頭部を強く打つなどして重体となり、後に死亡した事故。

自転車に関するマナーの問題や、道路交通法改正のすぐ後の事故だっただけに、世間の注目も大きく、個人的に詳しく知りたいニュースだったので、ニュース記事を網羅して備忘録として内容をまとめておきます。




事故の概要

概要

・事故は2015年8月14日午後9時10分ごろ発生
・高知市長浜蒔絵台1丁目付近の県道
・走っていたのは歩道
・高校生は衝突する直前、巡回中のパトカーにも停止を求められていた。
・無灯火で自転車に乗っていた高校生をパトカーが発見。職務質問をしようとしたところ、逃走

・25歳の男性巡査部長が職務質問のために抑止しようとした
・自転車は減速しないまま巡査部長に衝突
・巡査部長は路上へ転倒し後頭部を強打(頭蓋骨骨折)
・公務執行妨害や傷害容疑で書類送検

・停止を求めた巡査部長(25)から逃走しようとそのまま衝突
・少年は減速しないまま警官に向けて故意に突進していた
・少年は衝突の際に転倒し、額を打つなど軽傷
・現場は自転車の進行方向に下り坂

事故当初の供述

高校生は容疑を認め「スピードが出過ぎていてブレーキが利かなかった」

傷害などの容疑に切り替えて書類送検した理由

・少年は減速しないまま警官に向けて故意に突進していたため
・前方の巡査部長に気付いたにもかかわらず、衝突してけがを負わせたため
・速度を緩めず衝突していたことなどから、故意にぶつかったと判断

裁判

初公判

・2017年7月21日 高知地方裁判所
・少年事件の裁判員裁判は県内初
●弁護側
・警察官にめがけて自転車を走らせてはいません」と無罪を主張
・自転車が通行できるスペースが空いていたため、人影と接触することはないと考えて走行
●検察側
・突破しようという意思のもと、加速して時速約43キロの高速度を維持した

第二回公判

・2017年8月1日 高知地方裁判所
●弁護側
・暴行行為や暴行の故意は認められない
・過失致死罪または重過失致死罪に相当
・傷害致死と公務執行妨害罪については無罪を主張
●検察側
・暴行の態様が危険なものである
・懲役4年以上6年以下の不定期刑を求刑
・動機が自己中心的かつ身勝手で酌量の余地はない

第三回公判

判決が下される予定だったが地裁が検察側に訴因変更を打診する異例の手続きを取ったため判決は延期。
少年の衝突に故意があったとする検察側の立証が不十分だと判断したと思われる。

事故現場付近

時系列

2015年8月14日 午後9時10分ごろ発生
同日 17歳の少年を過失傷害容疑の現行犯で逮捕
2015年8月14日 釈放
2015年10月20日 17歳の少年を公務執行妨害や傷害容疑で書類送検
2015年10月26日 巡査部長が急性硬膜下血腫で死亡
2015年12月26日 高校3年の男子生徒(17)を、傷害致死と公務執行妨害の非行事実で高知家裁に送致
2016年6月3日 高知家裁は「刑事処分相当」と判断して逆送。
2016年6月10日 高知地検が害致死と公務執行妨害の罪で起訴
2017年7月21日 高知地方裁判所で初公判
2017年8月1日 第二回公判
2017年8月4日 高知地裁が訴因変更打診

ソース記事

自転車に衝突され警察官重体 過失傷害容疑で高校生逮捕(2015年8月15日 9時06分 産経)
自転車に衝突され警官重体、高知 過失傷害容疑で高校生逮捕(2015年8月15日 9時29分 共同通信)
自転車に衝突し高知南署の警官が重体 運転の高3逮捕(2015年8月15日 14時37分 高知新聞)
職質中の警官、自転車にはねられ意識不明の重体 高知(2015年8月15日 15時21分 朝日新聞)
17歳少年の自転車が衝突、抑止を試みた警官が重体(2015年8月18日 7時30分 朝日新聞)

交通事故:自転車衝突事故の高校生を書類送検 「故意」認める /高知(2015年10月21日 地方版 毎日新聞)
自転車で警官へ突っ込む、少年を書類送検(2015年10月25日 17時30分 Response)
自転車に衝突され意識不明の警察官死亡(高知県)(2015年10月26日 10時26分 高知放送)
自転車衝突の意識不明警官が死亡 高知、運転の高校生書類送検(2015年10月26日 11時10分 共同通信)
自転車わざと衝突…警官死亡で高3男子家裁送致(2015年12月26日 11時10分 Yomiuri Shimbun)

警官死亡 逆送の少年を起訴 地検 /高知(2016年6月11日 毎日新聞)
19歳、無罪を主張 裁判員裁判始まる 地裁 /高知(毎日新聞2017年7月22日 地方版)
少年に懲役6年以下を求刑 地裁公判 /高知(毎日新聞2017年8月2日 地方版)

Comment

  1. 地元民 より:

    現場道路は、
    延長3kmの元自動車道で片側1車線の車道と、2mの歩道
    この内約2kmは登りのトンネルである
    事故が起きた場所は
    元有料道路から一般道路に出た箇所で発生している

    元有料道路なので
    側道との合流が無い
    よってパトカーに制止を求められても逃げ切れる方法は無い
    ↑の事故現場付近でも見て取れるように
    片側2車線で歩道との間には柵等は無い

    よって
    パトカーが制止を求めたのは
    他の場所で見かけた自転車を該当車両と報じた可能性が高い
    逃走目的なら
    体当たりをする必要は無く
    車道に出るほうが目的達成には容易である
    警官が自転車の前に飛び出したことで
    事故につながったと考えられる

    無灯火は違反だが
    意図的に起こした事故か意図せず起きた事故かは大きな違いが有る

  2. 7774 より:

    1さんが本当の地元民かどうかは知りませんが
    あの地域の連中だけが警察を悪者にしたがっているのは事実
    この事故を受けて高知県警は自転車の無謀運転(逆走・無灯火・信号無視など)を以前より相当厳しく取り締まる様になりました
    人員も倍増で軽微な違反でも片っ端から取り締まっています
    特に以前から無謀運転の多い地域の、特に中高生には容赦なくやってるようです
    まぁちゃんと法令順守してる人には関係ないんですが
    一番の問題は、特定地域の保護者・学校が交通ルールの順守を生徒に指導しようという気が全く無い、という事実

    • escape air より:

      コメントありがとうございます。
      取り締まり強化を切っ掛けに、マナーの向上と事故の現象につながれば何よりと思います。

  3. 監視委員長 より:

    「1. 地元民」様のコメントが的確です。問題点は少年が故意に自転車を衝突させたかどうかということです。一方「2. 7774 」の言う「あの地域の連中」とは誰を指すのかわかりませんが、文章レベルから見て頭の弱い煽り厨か警察工作員でしょう。高知白バイ事故と同様、警察がらみの事件には必ずウジが湧いて来ます(笑)

    本題ですが、今月8月4日に高知地裁が訴因変更を地検に打診したことが地元の高知新聞8月5日朝刊で大きく取り上げられました。訴因変更とは極めて異例なことで、裁判所は「このまま審理すれば無罪になるから立証をやり直しなさい」ということです。警察の証拠が極めて疑わしいことが伺えます。実際、事故現場を歩いて見てきました。緩い下り坂ですが、高校生が乗るような普通の自転車で40km/h以上の速度を出すのは無理があると思われます。

    今回の事件での警察の主張「速度を緩めず衝突していたことなどから、故意にぶつかったと判断」には笑えます。高知白バイ事件は、白バイが速度を緩めず漫然と直進してバス側面に衝突しています。警察の主張をスライドすれば、後者の事件では白バイが故意にバスと衝突したことになります。

    警察がらみの事故を特定事故事件と言います。今回の事件の“被害者”は、県内有数の進学校の高校生だったのでしょう。この特定事故事件で人生が奪われることになりましたが、果たして妥当な処遇であったか気になります。高知白バイ事件に関わってきましたが、この事件でも高知県警のブラックさが浮き彫りにされつつあり、第2の高知白バイ事件として注目しています。

    • escape air より:

      監視委員長さま 貴重な情報有り難うございます。亡くなられた方がいるのは大変残念な事ではありますが、いろいろな意味で注目していきたい事件だと思います。

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