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自転車シェアリング

中国をはじめとして世界中でで大体的に展開されている自転車シェアリングですが、その波が日本にも押し寄せた結果です。

今後自転車シェアリングを利用することもあるかもしれないので、日本の自転車シェアリングについて調べてみることにしました。

日本の自転車シェアリング

日本の自転車シェアリングの先駆けはNTTドコモ

自転車シェアリングとは

自転車シェアリングについてよく知らない人もいるかと思うので簡単に説明すると、レンタルサイクルの発展形です。

通常のレンタサイクルはレンタルする際には身分証等を提出して自転車を借りて、利用が終われば借りた場所に返すのに対して、自転車シェアリングは利用者登録そしていれば、ポートと呼ばれるシャアサイクル用の自転車が駐輪されたポイントから自転車をレンタルすることができるというもので、同一サービスのポートであれば借りた場所のポートに返す必要はありません。いわゆる乗り捨て方式で自転車をレンタルできるようになっています。

利用料金は時間単位で課金されるのが一般的で、30分程度の利用であれば数百円で利用できるようになっています。

日本の自転車シェアリングの先駆けはNTTドコモ

NTTドコモ・ドコモ・バイクシェアと東京都が提携してたサービスが日本の自転車シェアリングでは先駆けで2014年くらいから「自転車シェアリング広域実験」として試験的にサービスが開始されていました。

自転車シェアリング広域実験

千代田区、港区、新宿区、中央区、文京区、江東区、渋谷区、および東京都と協力して自転車シェアリングの利便性向上を図るため、相互利用の実現に向けた自転車シェアリング広域実験を行っている事業。

https://docomo-cycle.jp/tokyo-project/index.html

株式会社ドコモ・バイクシェア

株式会社NTTドコモ、NTT都市開発株式会社、株式会社NTTデータ、株式会社NTTファシリティーズの4社によって設立された合弁会社。2015年2月2日に設立。
ドコモ・バイクシェア

サイクルポート

利用料金

1回会員

基本料金:0円/月
最初の30分:150円/回 30分超過ごとに100円
支払い方法:クレジットカード

月額会員

基本料金:2,000円/月
最初の30分:0円/回 30分超過ごとに100円
支払い方法:クレジットカード

一日パス

当日のみ有効
有人窓口での購入 1500円+専用ICカード発行手数料500円
無人登録機での購入 1500円
支払い方法:有人窓口:現金
      無人登録機:クレジットカード 交通系ICカード

自転車と保険

自転車シェアリングPhoto via:http://docomo-cycle.jp/minato/whatiscs/

設置されている自転車はブリヂストンのBIKKE。このサービス用にカスタマイズされたドコモカラーの赤い車体が特徴です。フードデリバリーサービスのUBER EATSの配達員の間でもよく利用される自転車で、通称「赤チャリ」として知られています。

サービス利用中に怪我をしたりした場合に備えて、自転車保険も付帯しています。

日本で自転車シェアリングに参入している企業など

日本で自転車シェアリングに参入している企業など

日本でのシェアサイクルの先駆けは上記のドコモ・バイクシェアでしたが、中国のシェアサイクル企業なども参入するようになり、2019年6月現在ではいくつかのサービスが日本でも展開されています。

参入企業やサービス

LINE(中国Mobikeと提携)
ソフトバンクグループ(中国ofoと協業) / 2018年10月31日でサービス終了
セブン-イレブン(HELLO CYCLING/エコモビ
阪神電気鉄道グループ(HELLO CYCLING
メルカリ(メルチャリ
Suicle(スイクル)(小金井・国立方面)
シェアサイクルCOGICOGI(渋谷・恵比寿方面)
シェアサイクルのりすけ(府中・国立・国分寺・小金井)
ecobike
PiPPA

その他

一般社団法人 日本シェアサイクル協会

自転車シェアリングについての私感

自転車シェアリングについての私感

個人的にはどちらかと言えば否定的です

中国で急激に普及した自転車シェアリングは、アジア周辺諸国だけでなく世界中各国にも広がっていて、ついに日本にも入ってきたかという感じです。

自転車乗りの一人として、自転車が便利に活用されるというのは喜ばしいことでもあるのですが、中国に行った際に自転車シェアリングサービスの現状を目の当たりにした時の僕の感想は「確かに便利だ。でもあまりにマナーが酷くて日本では無理だろうな」というものでした。

参考 → 中国(深圳)の自転車事情 シェアリングサイクルなど

中国の自転車シェアリングの最大のメリットは、基本的にどこにでも乗り捨てられる本当の意味で乗り捨てが可能という点でした。

乗り捨て方式は自転車を借りる人にとっては自宅前まで乗って乗り捨てることが出来て便利ですし、新しく自転車を手に入れる時にもわざわざポートまで行かなくても目の前に乗り捨ててある自転車をそのまま乗り出すことができるため、非常に利便性が良いのです。

しかしその便利さは諸刃の剣で、街中に乱暴に乗り捨てられた放置自転車が溢れてしまうような状況になってしまい、利用者のマナーが追いついていなければ絶対に日本では受け入れられないサービスだと思ったのでした。

個人的にはこの利便性がなければシェアリングサイクルの魅力はほとんど無いと思っています。実際に中国でも乗り捨て等が社会問題となり、乗り捨てが規制されるようになってきているようですが、規制が強まる(利便性が低くなる)につれてシェアリングサイクル自体も衰退の一途を辿っているという感じです。

僕がシェアリングサイクルを利用しない理由

借りられる場所が限定的で不便

さて、この自転車シェアリングを僕自身が使うか?と考えると、恐らく使わないかな・・・と思います。

NTTドコモのサービスを例に考えてみると月額会員になろうと思うと利用頻度が高くないと損をしてしまいます。

つまりサービス提供エリアに日常的に出没しているような人で、かつ日常的に自転車で移動しているような人でないと月額会員になるメリットが無いかなと思います。しかしそこまで自転車移動をするのであれば、近くの月極駐輪場にマイ自転車を準備した方がシェアリングサイクルよりも便利で安上がりかなと思ってしまいます。

ちなみに港区の「浜松町駅北口自転車等駐車場」の月極料金が一般で1,800円です。

借りられるまでの手続きが面倒

一番便利に使えそうだと思う1回会員にしても、自転車シェアリングを使いたいなと思うのは、目的地まで歩くにはちょっと遠いとか、バスやタクシーでは行きづらい場合や、ちょっとサイクリングを楽しみたいなと思うような衝動的な理由が多いと思うのです。

しかし、1回利用でも会員登録が必要でその点が最大のネックかなと思うのです。

スマートフォンにアプリをダウンロードすれば登録は出来るでしょうが、やっぱり面倒ですから「やっぱりいいや」と思ってしまう人が圧倒的に多いんじゃ無いでしょうか。

実際問題で、国際展示場に用事があって出向いた際に、NTTドコモの自転車シェアリングポートを発見したので、レンタサイクルを利用してプラプラと帰りたいなと思ったことがありましたが、会員登録が必要ということでやめたことがあります。

登録が面倒で、かつ定期的な利用も無いような人は一日パスを利用すれば良いのですが、この場合は一般的なレンタサイクルに近いものになり、利用するのは時間に余裕のある観光客くらいになるんじゃないかな・・・と思います。まぁそれが想定される利用客かと思うので間違ってはいないとは思います。

借りる時も返す時もポートを探さなくてはいけない

最大のネックは、自転車シェアリングサービスを利用したいと思っても、中国の自転車シェアリングサービスのようにすぐ近くに自転車があるわけではなく、自転車が停めてあるポートを見つける必要があります。

返す時も同じで、用事が済んだ場所に乗り捨てられるのではなく、返却するためのポート探しをしなくてはいけません。

実際問題でそれは非常に煩わしく感じますから、それらの面倒さを乗り越えてまで利用したいサービスかと言われれば、そこまでの魅力は感じないというのが正直な感想です。

利便性がシェアリングサイクルの価値を決める

カーシェアリングにしても自転車シェアリグにしても普及の鍵はすぐに借りれてすぐに返せる利便性です。

中国のように自分で自転車を持つよりも圧倒的に便利で安上がりになれば爆発的に普及していくようになるでしょうし、僕自身も利用してみたいと思ったりもします。

日本でも普段生活している範囲で自転車シェアリングを利用している人を見かけることも増えてきたので、少しずつ浸透はしてきてるものと思われます。日本は土地が狭いですし、基本的にマナーのレベルも高いと思われるので、中国のような自由度の高い乗り捨てなどが出来るようなサービスにはならないでしょうから普及に期待したいところもあります。

中国では既に飽和状態というニュースでビジネス自体が崩壊しはじめているという話も聞くようになり、海外に進出した企業も撤退が多くなっているようです。

とは言いつつも、シェアリングサイクルは昔ながらのレンタサイクルがあるように便利なものであることは間違いないので、正しい発展をすれば素晴らしいものになるのは間違いないでしょう。そんなわけで今後どのような展開をしていくのか非常に楽しみな分野でもあります。

以上、日本の自転車シェアリグサービスの事情についてまとめてみました。

書籍 → シェアリングエコノミーに関する本

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