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クロスバイクをブルホーン化するための仕様とパーツ選びのポイント

公開日: ブルホーン, 自転車メンテ・改造

クロスバイクをブルホーン化するためのパーツの選び方

クロスバイクをブルホーン化するにあたっては、最終的な仕様をどうするかによって選ぶパーツが変わってきます。

また、ただ闇雲にパーツを揃えてしまうと、互換性の問題などで使用出来ない場合も出て来る可能性もあるので、ブルホーン化する以前に、どのような仕様にするのか、どのパーツを選択するのかについては一通り検討する必要があります。

どのタイプのシフターとブレーキを選択するかで、基本ポジションや乗り心地、操作性等が変わるので、シフターとブレーキをどうするかをしっかり検討することがポイントになります。

ここでは、クロスバイクのブルホーン化の基本形態とも言える、ブルホーンハンドルの先にバーコントローラーやエアロブレーキを装着する仕様で、必要と思われるパーツをまとめてみました。

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バーコントローラー仕様にする場合

シマノ SL-BS64 左右レバーセット 2/3(フリクション)X8S SL-BS64

ブルホーンバーのバーエンドにレバー式のシフター(バーコントローラー)を装着する仕様で、タイムトライアルバイクのDHバーのようなイメージになります。

操作性は悪くなく、この仕様を採用した改造例も多くあります。
ポイントとなるのはブレーキ選びで、いくつかの種類のブレーキから選ぶ事になりますが、どのタイプのブレーキを選択するかで乗る時の基本的なポジジョンが決まってくると思われます。

というのも、市街地などを走る際においては、シフターよりもブレーキにすぐに手が届く位置に手を置くようになるため、ブレーキの種類と取付ける位置がその後の基本的なポジションを決める大きなポイントとなるのです。

必要なパーツ
● バーコントローラー(シフター)
● ブレーキレバー(補助ブレーキまたはギトネットレバー)
● ブルホーンハンドル
● ケーブルアジャスター(リア・フロント)
● バーテープ
● ブレーキワイヤー(インナー・アウター)
● シフトワイヤー(インナー・アウター)

パーツ選びのポイント:ブレーキ

バーコントローラーをバーエンドに使用するため、エアロブレーキは使用できなくなります。
ブレーキ選びは下記の3つのタイプになります。

バーエンド固定用ブレーキ

テクトロ RL720などのようなブレーキで、バーエンドに差し込むエアロブレーキなどとは違い、固定パーツで固定して使用するブレーキです。

ブルホーンなどに取付けることが前提のブレーキなので、通常のブレーキレバーとは逆にワイヤーを配置できるため、バーエンドに取付けてもワイヤー類が前に飛び出さない構造になっています。

ギトネットレバー

補助ブレーキ

ドロップハンドルなどは通常STIなので、ブレーキを掛ける際にはブラケット部分を持つ必要がありますが、初心者などは前傾姿勢がきついためハンドルの手前部分を持つことが多いかと思いますが、その際にでもブレーキが掛けられるようにするためにハンドル手前に付ける予備的ブレーキです。

パーツ選びのポイント:バーコントローラー

バーコントローラーもいくつか種類がありますが、定番はShimano SL-BSR1 か、ダイアコンペの製品を選択することになると思います。

どちらもフリクションタイプなので調整は非常に簡単ですが、変速時はヌルヌルと手探りになるため、ラピッドファイヤーのようなレバーを引けば1段ごとに切り替わるインデックスタイプと比べると多少不便に感じる部分があるかと思いますが、個人的には慣れの問題と個人の好みで分れる部分かと思います。

SL-BSR1

シマノのDURA-ACEグレードのバーコントローラー。
DURA-ACEグレードなので質感はダイアコンペよりも上かと思います。また重量的にもかなり軽量化されていて平均重量(ペア) 153gなので、軽量化を意識している人にもお勧めです。11速にも対応しています。

ダイアコンペ グランコンペ ENE バーエンドコントロール

表向きなスペックは7・8・9・10速の対応ですが11速も対応していると思います。フリクションタイプです。

エアロブレーキ&Wレバー仕様にする場合

DIACOMPE シルバー W-シフト レバー DES00400

ブルホーンバーの先にエアロブレーキを装着する仕様です。
ブルホーンバーとエアロブレーキの相性が良く、見た目もブルホーンバーらしく尖ったイメージになるので、おすすめの仕様の1つです。

Wシフトと呼ばれる前後のシフターが一対になったシフターを使用するため、取付け位置はコラム部分か、アダプターを使用してフレーム部分に取付けるため、ハンドルがスッキリして見える反面、ブレーキとシフターとの間が遠くなる点をどう判断するが大きなポイントになります。

シフターをフレームに装着するというのは、今の感覚からすると違和感があるかもしれませんが、一昔前のSTI登場以前の自転車などでは、フレーム部分にシフターが設置されるのが普通だったのでそれほどおかしなものではありません。

必要なパーツ
● Wレバー
● シフトマウンター(コラムマウンター/ハンドルマウンター)
● ブレーキレバー(エアロブレーキ)
● ブルホーンハンドル
● マウントアジャスター(フロント/リア)
● ケーブルアジャスター(リア・フロント)
● バーテープ
● ケーブルアジャスター(リア・フロント)
● ブレーキワイヤー(インナー・アウター)
● シフトワイヤー(インナー・アウター)

パーツ選びのポイント:Wレバー

Wレバーを取付ける為にはマウンターが必要で、シフターが取付けられるタイプのフレームであればWレバーだけを購入しても取付け可能です。

しかし今現在一般的に販売されているクロスバイクの場合は、そのような仕様ではないので、Wレバーの他にマウントアダプターを購入する必要があります。

Wシフター自体はシマノやダイアコンペなどから販売されているものが基本となり、いずれもフリクションタイプになると思います。

パーツ選びのポイント:マウントアダプター

マウンターはディズナやミスターコントロールなどのメーカーからコラム用やハンドル用などいろいろなタイプのものが販売されています。

取付ける場所としては、コラム、ハンドル、ダウンチューブなどがあり、好みの場所を選択することになりますが、ブレーキから近い程、操作が楽になると思います。


エアロブレーキ&サムシフター仕様にする場合

エアロブレーキ&サムシフター仕様

Wレバー仕様と似ていいますが、Wレバーとは違いそれぞれのシフターが独立したもので、金具を使用してシフターをハンドルに固定するタイプのシフターです。

オーバーサイズ(31.8mm径)のハンドルであっても、ハンドルのどの部分でも取付けられると思われますが、シフターをどこに配置するかで、変速時の操作性が変わるため、通常はブレーキに近い位置に配置することになると思います。

ブレーキはエアロブレーキを使用してバーエンドに装着するため、エアロブレーキとシフターが一体化できて、見た目もシンプルになる仕様になります。

必要なパーツ
● サムシフター
● バーテープ
● ブルホーンハンドル
● ケーブルアジャスター(リア・フロント)
● エアロブレーキ
● ブレーキワイヤー(インナー・アウター)
● シフトワイヤー(インナー・アウター)

パーツ選びのポイント:サムシフター

ハンドル固定タイプのサムシフターはシマノ、ダイアコンペ、マイクロシフトの3つの選択になると思いますが、シマノはこの分野にあまり積極的ではないようで10速対応のモノがないため、実質ダイアコンペ、マイクロシフトの二択になると思います。

DIA-COMPE ENE サムシフター

僕がクロスバイクをブルホーン化する際に採用したサムシフターです。
コンパクトなサムシフターなので見た目もシンプルで気に入っています。

操作性はフリクションタイプなので慣れの問題があると思いますが、慣れてしまえばヌルヌルと気持ちが良い変速ができます。

スペック的には10速までの対応ですが、11速でも使用できています。

microShift サムシフター

サムシフターと言えばマイクロシフトを思い浮かべる人も多いかもしれません。僕自身も当初はデザインの良さからもダイアコンペではなくマイクロシフトで検討していましたが、僕が購入した当初は11速対応のものが無かったので、ダイアコンペを選択しました。

しかし、今現在では11速対応のものも出ているようなので、今だとマイクロシフトのサムシフターを選択していると思います。

インデックスとフリクションを切り替えられるため、カチカチと正確なシフトチェンジをしたい人はマイクロシフトを選択すると良いと思います。その際には変速数によって選択する型番が異なるので、買い間違いに注意が必要です。
商品名の末尾が変速数を表しているようです。

デュアルコントロールレバー仕様にする・・・

TEKTRO(テクトロ) RL520 SILVER BR-TK-162

ロードバイクなどのドロップハンドルに採用されているブラケットの付いたブレーキとシフターが一緒になったタイプのデュアルコントロールレバーを採用する場合、Vブレーキに対応しているかどうかが大きなポイントになります。

僕が知る範囲ではVブレーキに対応したデュアルコントロールレバーが有るかどうかが不明です。ただ、クロスバイクをドロップハンドル化されている方の多くがそのあたりをどうにかクリアしているようなので、取付けられるかどうかで言えば取付けられるのだと思います。

仮に取付けられたとして考えれば、操作感覚や乗り心地は最もロードバイクに近くなるため操作性は悪くないと思います。

ただ、ブルホーンハンドルにデュアルコントロールレバーを付けると存在感が大きく、頭でっかちな印象になってしまうため好みが分れる所だと思います。

必要なパーツ
● デュアルコントロールレバー
● ブルホーンハンドル
● ケーブルアジャスター(リア・フロント)
● バーテープ
● ブレーキワイヤー(インナー・アウター)
● シフトワイヤー(インナー・アウター)

パーツ選びのポイント:デュアルコントロールレバー

クロスバイクにはロードバイクなどで採用されているキャリパーブレーキが取付けられないため、通常のデュアルコントロールレバーではブレーキが引ききれません。

そのため、Vブレーキ対応のデュアルコントロールレバーを選択する必要がありますが、上にも書いたように僕の知る範囲ではVブレーキと互換性のあるデュアルコントロールレバーを知りません。

見た目だけであれば、テクトロのRL520あたりのブラケット付きのブレーキレバーと、Wシフターなどを併用するかDIA-COMPE 287Vとバーコントローラーを併用するのが良いかもしれません。


クロスバイクをブルホーン化する際のシフターとブレーキの組み合わせによる違いとパーツ選びのポイントまとめ

クロスバイクをブルホーン化する際のシフターとブレーキの組み合わせによる違いとパーツ選びのポイン

冒頭にも書きましたが、どのシフターとブレーキを選択するか、また、どの場所に設置するかで、見た目や操作性、乗り心地が変わってきますので、ブルホーン化した後のことをしっかりとイメージして、パーツ選択をするのが良いと思います。

個人的には、バーエンドバーを使用した時の経験から、走行中の基本的なポジションはブレーキの有る場所に手を置くようになることが分っていたので、自分が基本的にどの位置に手を置いて走りたいのかを考えてブレーキ選びをするのが良いと思います。

結果として、僕はシフト操作とブレーキが同じ場所でできて、かつブルホーンの先端を持つ事のできるエアロブレーキ&サムシフター仕様を選択しました。

またエアロブレーキのほとんどは、一応Vブレーキにも対応しているようですが、ワイヤーを調整するアジャスターがないため、ケーブルアジャスターを別途用意する必要があるので気をつけて下さい。

ブルホーン化に関する記事はこちらにまとめてありますので参考にしてください。

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