自転車の乗車マナーの悪さが目立ちます。僕自身も自転車に乗りますが、そんな自転車乗りですら最悪だと思う自転車のマナー違反やルール違反について考えてみました。
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マナー最悪の交通ルール無視の自転車だらけ
自転車は自動車やバイクなどと違って免許が必要ないことや取り締まり対象にもなりづらいため、信号無視や逆走など日常茶飯事で見かけるレベルでやりたい放題の無法状態です。
実際問題で、免許を持たない人は交通ルールを「信号は守るもの」程度しか知らないでしょうし、取り締まりをしなければ、路上喫煙と同様にルールを守らない人の多くが改めようとは思わないでしょう。
大部分の自転車はマナーが良いと思いたいものですが、ルールを守らない人が非常に多いのもまた事実で、日々の生活の中で当たり前のように交通ルールを無視する自転車を見かけます。
というわけで、少しでも自転車マナーが向上することを願って、自転車乗りの僕が思う最悪な自転車マナーや交通ルール違反についてまとめてみました。
信号無視する自転車
自転車は免許制ではないので、細かな交通ルールを知らない人がいるのはある程度仕方がないことだと思いますが、「信号は守るもの」「赤信号は停まれ」などということは、三歳の子供だって知っています。
なのに信号を守らない人が非常に多いです。
信号無視は自転車乗りの評判を落としている代表的な行為だと思いますが、老若男女、自転車の種類問わずで信号無視をする人はものすごく多いです。日常的に目にする交通ルール違反のほとんどは信号無視ですね。
みなさん当たり前のように信号無視をします。特に交差点ではない直線道路の信号では歩行者が横断歩道を渡っている間を平気で横切ったりして、守るべきものとすら思っていない感じすらあります。
「ルールは守るもの」という前提のもとにバイクや自動車のドライバーは運転していると思います。青信号なら進めですし赤信号なら停まれということをみんなが守るという大前提があるからこそ、自動車などは時速六十キロでも交差点に入る事ができるわけです。
ところがその大前提を守らず「車が来ていないから」などという理由で自分勝手に走られたのでは危なくてしょうがありません。
最近では一部の自治体などで、見せしめ的に自転車の交通ルール違反も取り締まりが行なわれていたりしているようですが、一般的には放置されているような状態です。信号無視は言い訳の出来ない完全な道路交法違反なので、警察にももっと積極的に取り締まって欲しいものですが何故だかあまり積極的ではありません。
ルールを守れないなら乗るべきじゃありませんし、子供でも知っているルールを守れないことを恥ずかしいと思っていただきたいものですが、信号無視をするような人には恥というものが無いのかもしれません。
参考 自転車の交通違反(信号無視や逆走など)で赤キップは前科がつく可能性
参考 【道路交通法】自転車は歩道の信号と車道の信号のどちらに従うべきか?
無灯火の自転車
夜間に自転車に乗る場合は、前照灯の点灯および、リア反射板か後尾灯の装備は義務となっていますが、無灯火で走行している人も非常に多いです。
無灯火で走っている人の理由としては「(自分から)見えてるから安全で問題無い。」という感じのようですが、残念ながら無灯火で走られると他人からは見えません。
街灯の無い真っ暗な田舎道はもちろん、街灯で明るい幹線道路でも無灯火で走られていては存在に気が付くのが遅れてしまいます。
バイクですら昼間でもライトを点灯して自分の存在を自動車にアピールしているくらいなのに、バイクよりも遥かに小さい自転車が夜間に無灯火で走るなんてことは相手からは全く見えず自殺行為と言っても過言ではありません。自身の身を守る為にも必ず前照灯は点灯して走るようにしてもらいたいものです。
ちなみに前照灯を点滅にして走っている人がいますが点滅ではなく点灯しないと道路交通法違反になります。点滅させた方が視認性が良くなると個人的には思いますが決まりは決まりなので点灯して走るようにしましょう。
逆走する自転車
道路交通法の改正で、路肩の逆走などは取り締まり対象となりましたが、やはりまだまだ多いのが逆走です。
逆走する人の多くは「逆走した方が対向車が良く見える」「逆走しないと遠回りになる」というような自分勝手な考え方をしているようです。
基本はみんな正しい方向を走っているという大前提のもとに左側の車道を走っていますから、逆走してくる自転車に対しての反応は当然遅れてしまいますし、事故に遭う時には正面衝突で衝撃が上乗せされるわけですから、逆走はかなり危険な行為と言えると思います。
時々出くわすのが逆走かつ無灯火の自転車ですが、どう考えても死にたくて走行しているとしか思えない、かなりクレイジーな行動であることを自覚すべきでしょう。
そのような行為を平気で出来てしまう人は基本的に自己中心的で周りの事には微塵も興味が無いような人達なので、いくら「逆走禁止!」などと注意喚起の看板を立てた所で全く見ていないのが困ったところです。
僕自身も何度も危ない思いをさせられたことがあるのですが、最も徹底して取り締まって欲しいと思うことかもしれません。
飲酒運転の自転車
金曜日や土曜日に夜中のサイクリングを楽しんでいると、車道をフラフラ走行している酔っぱらい自転車を多数見かけます。飲み屋から出て来てそのまま自転車に乗って帰ろうとする人もいて唖然としてしまうことも珍しくありません。
そんな酔っ払い自転車を観察しているとフラフラしながら走行し、反対車線まではみ出して走行する人も珍しくありません。車道に転倒したまましばらく起き上がらないような人を見かけたこともあります。
僕は自転車なので、そういう人がいてもすぐに避けられますが、自動車の運転をしている時には遭遇したくない人たちです。こういう人たちは無灯火走行や逆走をしても平気なので大変危険な存在です。
飲んだら乗るな、乗るなら飲むなは自転車も同じということをしっかりと認識して欲しいものです。
しかしながら大幅に罰則が強化された自動車ですら未だに飲酒運転をする人が後を絶たないわけですから、自転車の飲酒運転が無くなる日が来るかどうかも怪しいレベルです。
傘差し運転の自転車
道路交通法が改正されて傘さし運転の自転車も取締対象になったわけですが、未だに傘さし運転の自転車もいなくなりません。
雨の日は路面が滑りやすくなり、ブレーキも効きづらくなる中で、いつもよりも安全を意識しながら走行する必要があるわけで、そんな中で傘さし運転で片手運転しているような人は非常に危ない運転をしているということを全く考えていないのだと思います。
僕自身、過去に傘さし運転の自転車に追突されたことがありますが、傘さし運転では咄嗟のブレーキなんて掛けられるわけがありません。
雨の日にはカッパを着用するか、自転車に乗らないという選択肢が傘差し運転をするような人には無いようです。
ながらスマホで運転する自転車
スマホを見ながら運転していて歩行者を跳ねてしまい、重大な事故になったというニュースが大々的に流れた後でも未だにながらスマホで自転車に乗る人も非常に多いです。
前方不注意になるだけでなく、蛇行や予期せぬ動きをするので非常に恐くて邪魔な存在です。残念ながら本人はそのことに気が付いていないというのもスマホのながら運転がなくならない理由だと思います。
歩行者ですらながらスマホは危ないと言われているのに、自転車でながらスマホするような人はスマホ依存症としてカウンセリングを受けた方が良いレベルだと思います。心当たりのある人は一度真剣に考えた方が良いでしょう。
最悪な自転車マナーまとめ
自転車もバイクも自動車も安心してスピードを出して道路を走れるのは、みんなが交通ルールを守っているという前提があるからこそで、それが守られなければ、たちまち危険だらけになり、安心して走行することができなくなってしまいます。
最初にも書きましたが、ルール無視で走っているマナーの悪い自転車は、全体からすれば一部の人だと思いますが、自転車の場合は数が多いですから、たとえ一部でも相当な数になるので到るところでマナーの悪い自転車を見かけることになるわけです。
一部のルールを守らない人の為に、自転車全体に対しての風当たりが強くなったり、本来無かったルールが出来て規制されるようになるのは非常につまらないことだと思います。
取締が強化されれば良いのに
路上喫煙が禁止される以前は路上喫煙をする人は非常に多かったです。しかし、喫煙マナーに関する世間の目が厳しくなり、規制も多くなれば喫煙マナーとして路上喫煙する人はほとんど居なくなりました。
自転車乗りのマナーについても、世間の目が厳しくなり問題として取り上げられることが多くなったお陰で、多くの人が「自転車も車両なんだ。ちゃんと交通ルールを守るべきなんだ」ということに気が付くようになり、全体的な自転車のマナーは向上したように感じます。
しかし、路上喫煙やポイ捨てを未だにする人がいるのと同じように、全く世間のニュースに無関心な人がいて全く改めようとしない人が一定の数で存在していて、そういう人達が自転車全体の評判を下げてしまっているというのが現状だと思います。
当たり前のルールをを当たり前に守る。たったそれだけなんですが、それさえ出来ない人が非常に多いのですよね。偏見かもしれませんが、信号を守れない人は逆走も飲酒運転もするし、傘差し運転や無灯火、ながら運転でも平気というのが実際のところではないでしょうか。
そういう人は自転車に乗るべきではないでしょうし道路交通法という立派なルールがあるのですから、きちんと取り締まって罰せられるべきだと思うのですが、現状は野放しというのが実は一番の問題なのかもしれません。
ルールを守らないということは人として非常に恥ずかしい存在だということを自覚する日がくれば良いのになと思います。
以上、僕が思う最悪な自転車のマナー違反、ルール違反についてでした。
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