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【自転車】安芸・室戸パシフィックライドの素晴らしいコース解説

更新日:

高知県東部の道を自転車で走る「安芸・室戸パシフィックライド」が素晴らしすぎて、いつか走ってみたいと思える素敵なコースだったので紹介しておきます。

機会があれ方是非参加して走ってみてください。

きっと素晴らしい経験が出来るはずです。

安芸・室戸パシフィックライド

高知県東部の街である安芸・室戸を中心に、山間部や海岸線の139キロを走るサイクリングイベントで、2015年に第一回が開催され、その後、毎年開催されています。

タイムを競うレースではなく、コース内に設けられたチャックポイントを制限時間内に通過して完走することが目的のサイクリングイベントです。

安芸・室戸パシフィックライドで定められている主なルールは下記のような感じで交通法規の尊守が前提になります。

● 交通法規を逸脱した場合は失格
● 一時停止場所、赤信号での確実な停止。
● 左側走行・並進走行の禁止(一列で走行すること)
● 二段階右折

地元新聞の高知新聞によれば、第一回大会は定員500人で全参加者は13~77歳の386人だったそうです。

興味本位にコースを見たところ、かなり魅力的なコースを走るイベントだったので、これは是非紹介しておかねばと思った次第です。

安芸・室戸パシフィックライド

僕自身が自転車で走ってみたいコース

紹介しておきたいのにはワケがありまして、実は私は高知県出身。

そして安芸方面は母親が生まれ育った地域でもあるため、、個人的な関わりが深いコースでもあるわけです。

なので、設定されたコースが一体どういう場所なのかをよーく理解していて、イベンなどが開催されていなくても、以前からいつか機会があれば自転車で走ってみたいなと思っていた場所でもあるのです。

安芸・室戸パシフィックライドコース解説

コース全般

高知県東部に点在する観光名所を網羅するようにコースが設定されています。

人里離れた山奥の道を走ったり、太平洋の水平線が見える海沿いの道を延々走ったり、自然の中を走り抜けながらサイクリングを楽しめる最高のコースだと思います。

自転車で走るには道路状況的にやや厳しいところも少なからずありますが、コースの大半は車通りも少なく景色も良い場所を走れると思います。

スタート〜田野

スタート地点の安芸球場は、阪神タイガースのキャンプ地としても知られている場所で、近くの海岸線を走る土佐くろしお鉄道にはタイガース列車も走っていて、タイガースファンなら一度は訪れたい場所でもあります。

土佐くろしお鉄道タイガース列車

このあたりの道路情況は交通量も多くて、道路もそれほど整備されていないので、スタート直後はテンションが上がらないような道が続きます。

逆に言えばやる気満々のうちにこの条件のあまりよくない中を通過できるということでもあり、後々出てくる美味しい料理などを楽しみにして、颯爽と走り抜けて欲しいと思います。

田野〜北川村

田野と呼ばれる道の駅があり、そのすぐ近くから山道へ入る道へ入ります。

脇道へ入れば交通量は一気に減り、ここから自動車のことをほとんど気にせずにサイクリングが出来るようになると思います。

山道は激坂ではないですが、延々と続くためコース全体で見ても一番の難所になると思います。

途中には、印象派の画家のモネの住んでいた庭を再現した「モネの庭」マルモッタン中岡慎太郎生家などがあります。

「モネの庭」マルモッタンは庭園がメインの施設なので、イベントの開催される12月は季節外れですが、木々の美しいシーズンに訪れると遠景の山々と施設の木々が溶け込んで非常に特別な感じのする場所なので、サイクリングイベント関係無しに訪れても特別な気分になれる場所です。

この区間で途中から坂道がきつくなり、山道を延々と走るようになります。

2014年の大雨で崩落が起きた現場もコースの中に含まれています。

2017年頃には復旧されましたが、崩落した谷などはおそらくそのままの姿が残されているので、なんとなくその爪痕は感じられるのではないかと思います。

Googleストリートビューでは崩落後の状態が記録されています。

奥の山の上部から崩落して土石流が道を押し流すという大規模な土砂崩れでした。

崩落した現場はかなり凄惨な状態になっていますが、実は反対側を見ると緑の美しいとっても気持ちの良い場所で、ヒルクライムを楽しみながら森林浴が出来るヒルクライムファンにとってはこれ以上無い絶景の場所でもあります。

イベント中にのんびり立ち寄る時間はないかもしれませんが、この道をしばらく行くと、北川村温泉という温泉宿泊施設があります。

普段は人も少なくて、対岸の河川敷はキャンプ場にもなっていて、温泉とキャンプが楽しめる気持ちの良い場所です

北川村の山の景色

北川村エイドステーション

コースの途中にはエイドステーションと呼ばれる補給所が設置されていて、その土地土地の食べ物でもてなしてくれるようです。

例えば・・・

ゆずジュース
イノシシ鍋
いなか寿司(奈半利町)
黒糖(芸西村)
さくさく蜂蜜
ラスク(安田町)

高知県のいなか寿司

高知県名物のゆずジュースやバッテラ、田舎寿司など、僕が愛してやまない美味しい食べ物が沢山いただけると思います。

柚子と言えば「ごっくん馬路村」で名前が知れた馬路村が全国的に有名ですが、実はこのコースの経由地でもある北川村も全国屈指の柚子の産地です。

北川村〜野根

延々と続いた坂道だらけの北川村を抜けると、今度はご褒美とばかりに急な下り坂が続くボーナスステージになります。

コース的には一気に坂道を下ればあとは緩やかな起伏のコースが続くだけなので、坂道さえ登り切れば完走したも同然です。

日頃はまずお目にかかることのない「警笛ならせ」の標識もゴロゴロ現れます!

日頃は装備していても実質的に鳴らせない(鳴らしてはいけない)自転車のベルをここぞとばかりに鳴らしまくれるチャンスです。

野根中学校エイドステーション

ポンカンジュース
豚汁
こけら寿司
野根まんじゅう

東陽町〜室戸

山を抜けたと思うと今度は海岸線をひたすら走り抜くことになりますが、基本的に平坦で交通量の少ない真っすぐな道が続くので、最もサイクリングを楽しめるポイントだと思います。

こんな道が延々続くわけですからワクワクしないわけがありません。

どこまでも青く広い太平洋を見ながら走るサイクリングは絶対に気持ちが良いはずです。

室戸世界ジオパーク

ジオパークに認定された室戸世界ジオパーク。高知県の東の南端です。

ジオパークとは

ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産、たとえば、地層・岩石・地形・火山・断層などを含む自然豊かな「公園」のこと。

日本ジオパークネットワークより引用

なかなかユニークな景色が続く場所で、本当ならば海岸沿いをのんびりと散策しながら歩きたい場所です。

室戸ジオパーク

室戸岬

このあたりになると、ちょっとした坂道もあったりしながらも、海風が気持ち良い場所なので、日頃からサイクリストたちがよく訪れる場所でもあります。

海の駅とろむステーション

キンメ汁
おにぎり
いもけんぴ
バナナ
じゃこ天

海の駅とろむの近くにはドルフィンセンターなるものがあり、都会では有り得ないくらいの近距離でイルカを見ることができます。

室戸ドルフィンセンター

触れるほど近くでイルカが芸を披露してくれます。

サイクリングイベントでのんびり立ち寄るような場所では有りませんが、室戸岬まで訪れる機会があれば、ついでで立ち寄れる場所なので良い経験が出来ると思います。

室戸〜ゴール

室戸岬を過ぎれば、あとは太平洋が望める国道沿いをひたすら走り続ければゴールです。

最初と最後だけは国道沿いなので、それなりに交通量もあり、道もそれほど走りやすいとは思えないので、その区間だけは特に交通安全を意識して走れば良いと思います。

ここまで来れば、あとはもう無理をせずに、無事完走することだけを考えましょう。

安芸・室戸パシフィックライドまとめ

安芸・室戸パシフィックライドのコースを見てあまりに魅力的なコースだったので解説込みで紹介してみました。

僕自身、このコースは自動車ではありますが何度も通ったことのある道なのでその素晴らしさは良く知っています。

地元に帰省した時にはゆっくりする時間が無いので自転車で走ったことは残念ながら一度もありませんが、チャンスがあれば自転車で走ってみたいと思っていた道です。

なので、参加される方々が大変羨ましいですね。

留意点として、コース全般的にど田舎になるので、何かトラブルが発生した際には基本的に自力でどうにか切り抜けるしかありません。

山道には集落はありますが、それ以外の道には民家はなく、車通りも極端に少ないので、万が一の事を考えて十分な食料品、防寒具、修理道具などはしっかりと携行して臨むのが良いと思います。

コンビニなども国道ですらほとんどなく、国道を逸れればお店らしいものは一切なくなりますから、お店を見つけたら携行食や水分を得るために必ず立ちった方が良いと思います。

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