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ヤマハ発動機の電動ニュースポーツモビリティYPJってどう?

公開日: ニュース・話題, 新製品 , ,

ヤマハ発動機のYPJ概要

ヤマハ発動機と言えばバイクだったり、楽器だったりが有名ですが、電動ママチャリのPASシリーズとしても、ブリヂストン、パナソニックと並んで、日本のママチャリ三大メーカーの一つだったりします。

そのヤマハ発動機が、このたび、電動スポーツバイクという新しいジャンルで発表したのがYPJ-R(ワイピージェイアール)の発売決定を発表。

YPK-Rスペシャルサイト
プレスリリース

YPJとは

電動アシスト自転車の在り方を再定義し、自転車市場に対して新しい価値を提案するための新たなプロジェクト(Yamaha Project)

ブランドコンセプト
「YPJ」は、スポーツ自転車の高い走行性能と電動アシスト機能のメリットをハイブリッドさせた新感覚のスポーツ自転車ブランドです。
 「電動アシスト自転車であることを忘れるデザイン」「わくわくする楽しい機能と走行感覚の追及」「所有する喜び」をコンセプトに、高い走行性能・機能、デザイン性を備えた車体に、スポーティな走りを実現するドライブユニット「PWシリーズ」を搭載しています。
 「YPJ」ブランドの展開により、これまでの電動アシスト自転車の概念を越える、新たなスポーツ自転車のジャンルを創造し、ヤマハならではの走りの楽しさや、新しい価値を提案します。
引用元:http://global.yamaha-motor.com/jp/news/2015/0928/ypj.html

YPJ-Rについて
第一弾となる「YPJ-R」は、ドライブユニットやバッテリーの存在感を最小化するデザインや高い趣味性、スポーツ自転車としての高い走行性能を備え、電動アシスト自転車でありながら自転車本来の走りの楽しさ(爽快感)を具現化した新感覚のロードバイクです。電動アシストのメリットを、発進・加速からスムーズに巡航領域につなげるために生かし、「楽するための電動アシスト」から「より楽しむための電動アシスト」への価値の転換を図りました。
引用元:http://global.yamaha-motor.com/jp/news/2015/0928/ypj.html

YPJ-Rのターゲット

メインターゲットは、自転車に興味を持ち始めた若年スポーツバイクエントリー層で、いわゆる初心者と呼ばれる方々のほか、自転車を趣味の一環として取り入れたい人や、スポーツバイクに乗ろうと考えている女性などで、本格的にロードバイクに乗っている本気な人達はターゲットから外しているようです。

なので、本気の方々から見ると「ヤマハ発動機が変なモノを作った・・・」というような感想になるようですが、ヤマハ発動機としては、狙い通りというところかもしれません。

ヤマハ新電動アシスト自転車「YPJ-R」試乗会まとめ(togetter)あたりを見ると、賛否両論いろいろありで、面白いです。

YPJ-Rの個人的な感想

乗ってはいませんが、現物はVELO TOKYO 2015で見て来たこともあり、せっかくなので感想等でも書いておこうと思います。

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YPJ-Rの第一印象

VELO TOKYO 2015で展示されていたのを見たのが最初。
ママチャリが並ぶ中に混じって展示されていたYJP-Rは、会場で唯一のロードバイク(風)の自転車だったので、自ずと注目してしまいました。

VELO TOKYO 2015は電動自転車やフォールディングバイクがメインの展示会で、ロードバイクは数台しか展示されていませんでした。

第一印象は「お、なんかカッコいい」と思いました。

でも、もしかしたらそれは、ママチャリに囲まれていたからであって、ロードバイクメインの自転車会場であったならば、カッコいいと思ったかどうかは分かりません。

YPJ-Rのデザイン

電動自転車っぽくないようにデザインされたようです。
確かに電動ママチャリと比べると電動自転車っぽくないかもしれませんが、残念ながら一目で電動自転車だと分かります。

同じ会場に展示されていたDE01などの方が、よっぽど電動自転車であることを感じさせないデザインでした。

電動自転車と言えばバッテリーが付き物で、このバッテリーをどうするかで、電動自転車ぽくなるのか、そうでなくなるのかの境界になると思います。

そうい点では、DE01などは、サドル後ろに配置したレザーボックスの中にバッテリーを収納して、オシャレに見せることに成功していて、素晴らしいアイディア&デザインだと思いました。

では、YPJ-Rの場合は・・・ダウンチューブにバッテリーを配置しています。ダウンチューブと言えば、多くのサイクリストがツールボックスやドリンクボトルを置く場所です。その定位置とも言える場所にバッテリーが鎮座しているのです。

ツールボックスでも存在感を感じてしまうような場所ですから、そこにバッテリーがあれば、誰だって見てしまいますし、電動自転車だとすぐに気付いてしまいます。何故ここにバッテリーを置いてしまったのでしょう。

ダウンチューブは、ドリンクボトルを置く場所としても最適な場所で、走りながらでもボトルを取れますし、最もボトルを取りやすい場所だと思うのですが、そこにバッテリーがあるために、ボトルゲージを配置出来ない状態です。これはちょっと辛いかもしれません。

せめてシートチューブにバッテリーがあれば・・・と思うのですが、シートチューブの印象が太くなると、電動ママチャリのイメージに近づくのを嫌った結果かもしれません。

YPJ-Rの重量

YPJ-Rの重量は約15kg!
電動ママチャリは、メーカー問わずでどの車種でも30kg前後あるのが普通なので、それと比べると、超軽量!というわけです。

でも、スポーツバイクとして見てしまうと、この重さは致命的かな・・・と思うのです。スポーツバイクにとって、重量は重要な指標ですし、素人にも分かりやすい指標です。

15kgがスポーツバイクとしてどれだけ重たいかということは、クロスバイクを購入する前の僕ですら、理解出来る数値です。10kg以下を求めているところに、15kgを超す自転車を見せられても却下されるに違いありません。

走行中は電動アシストのお陰で、車体の重さを感じさせない走りを期待できるかもしれませんが、自転車は乗るだけではなく、持ち運びする機会も多いわけで、その度に「ウンショ、ウンショ」とやるのはストレス以外の何でもありません。

YPJ-Rの電動アシスト

電動アシストをしてくれるのは時速24km/hまでだそうですが、アシストが欲しいのはそこから・・・という気がしないでもありません。

というのも、クロスバイクのescape airだって、体力がなくても、20km/hくらいは、すぐに出てしまいますから、電動アシスト自体が要らない、という話になりかねません。
軽いカーボンフレームのロードバイクなどになれば、なおさらです。

35km/hくらいまでアシストしてくれるのなら話は違いますけど、そうなると既に自転車ではなくて、バイクです。

YPJ-Rの11速×2

YPJ-Rに搭載されているコンポーネントはクランクセット以外はShimano 105とのこと。つまり11速×2の構成になるわけです。

それだけの情報だと、しっかりしたロードバイクだなあという印象を与えてくれますが、電動アシストが付いてたら、そもそも多段ギアは必要無いよな・・・などという疑問が沸いてしまいます。

ヒルクライムなどをする人にとっては多段化はそのメリットが大きいですが、YPJ-Rの購入層が、わざわざヒルクライムに出かけるとは思えません。街中に出て来るレベルの坂道であれば、多段ギアは無用の長物のように思えてしまいます。

ちなみに、ホームページでは、メインコンポーネントに105を採用と書いてありますが、クランクセットは105ではありません。写真を見て判断する限りでは、FSAのVERO COMPACT (CK-C602SS)だと思われます。

YPJ-Rの価格

価格は24万8400円(税込み)
一見、高いように思う価格設定ですが、一般的なママチャリ仕様の電動自転車の値段が10万円〜15万円と考えると、ロードバイク仕様のYPJ-Rがこの値段になってしまうのは、仕方がないと言えるかもしれません。

しかし、同じ金額を出せば、ヨーロッパの有名メーカーのカーボンフレームのロードバイクが、フル105装備で余裕で購入出来ると思うと、かなり強気な価格設定だと思います。

まして初心者がいきなりその金額を出せるかと言われると、ちょっと難しいかもしれません。

僕の場合は、最初に設定した予算が10万円でした。思い切った人でも最初の一台となると20万円くらいが上限になると思うのですが、それよりも高い値段なわけです。しかも、電動自転車であること以外のスペックが、通常のロードバイクよりも下回っているとなると、選択肢としてYPJ-Rを残すのは、正直な所で厳しいと思われます。

ヤマハ発動機のYPJ-Rまとめ

自分が初心者になったつもりで考えれば、僕の場合だと購入候補にYPJ-Rは入らないと思います。

電動アシスト自転車の一番のポイントは、漕ぎ出しの軽さにあるわけですが、実際問題で、スポーツバイクは軽いですから、電動アシストがなくても、基本的に漕ぎ出しが楽なのですよね。

実際に乗ってみると、魅力を感じるのかもしれませんが、同価格帯のロードバイクと比べて、その部分でメリットを感じる事ができるかというと・・・どうなんでしょうか?

ヤマハ発動機的にも電動アシスト自転車の再定義と明言している通りで、一般的なロードバイクとの比較ではなく、あくまで現行の電動アシスト自転車との比較において、スポーティになった自転車と考えた方が良さそうです。その点を考えれば、最初から本格的なロードバイク乗りを対象外にしているのも頷けます。

個人的には、買う事はないと思われる電動スポーツバイクですが、電動自転車らしい機能もいくつかあります。

例えば、USB経由でスマートフォンやライトなどを充電出来る、という機能。スマートフォンをナビ代わりに使っていると心配なのはバッテリーですし、ライトもバッテリー式のライトは数時間しかもたないので、電源として電動自転車のバッテリーを利用出来る、というのはメリットとして大きいかもしれません。

こういった部分は普通の自転車にはとうていマネが出来ない部分だと思うので、魅力を感じてしまいます。

とにもかくにも2015年12月10日から販売開始なほか、YPJとして今後マウンテンバイクなども展開して行く計画があるとのことで、今後の展開にも注目しておきたいと思います。

自転車運転時のスマートフォンやライトなどのバッテリー切れ防止対策として、モバイルバッテリーを携帯しておくと安心です。

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