*

エアロブレーキでVブレーキは引けるのかをテストしてみた

公開日: ブレーキ, 自転車メンテナンス・カスタマイズ ,

ブルホーン化したクロスバイクのVブレーキの効きをテスト

Vブレーキとブルホーンのブレーキレバー

ブルホーン化したクロスバイクののVブレーキの効きを試してみるテスト

Vブレーキはカンチブレーキやキャリパーブレーキよりも引き代が長い

クロスバイクのescape airをブルホーン化するにあたって、最も大きな問題だったのがブレーキの問題。

クロスバイクのescape airに付いているブレーキはVブレーキなのに対して、バーエンドに取り付けられるブレーキレバーのほとんどがカンチブレーキかキャリパーブレーキのみの対応でVブレーキには非対応となっているのです。

カンチプレーキやキャリパーブレーキの引き代に対して、Vブレーキは引き代が長いために、カンチプレーキやキャリパーブレーキ用のブレーキレバーではVブレーキは引ききれないのです。つまりブレーキが利かない。

かと言ってクロスバイクのescape airにはカンチプレーキやキャリパーブレーキなどは付けられないので、ブレーキはVブレーキ縛りのなかでなんとか策を考えることになります。

これはクロスバイクのブルホーン化だけの問題ではなく、ドロップハンドル化を考えている人にとってもこの問題は同様で、STIなどのブレーキレバーでどうやってVブレーキを引くかというのは、クロスバイクでヘビーな改造・カスタマイズをする人であれば必ず直面する問題と言えるのかもしれません。

コンパクトVブレーキとかミニVブレーキとか

実際問題でブレーキが効かないような自転車には乗りたくないので、ブルホーン化を一度は諦めたのですが、いろいろ調べてみると、よりシビアなセッティングをしたりアジャスタを噛ますなどすれば、Vブレーキでも引けないこともない、というような情報をチラホラみかけたこともあり、ダメ元で挑戦してみようと、ブルホーン化に踏み切ったのでした。

ただし、通常のVブレーキの場合はやはり難しく、いわゆるショートアームと呼ばれるミニVブレーキやコンパクトVブレーキであれば、通常のVブレーキよりも引き代が小さくても良く、調整次第で使用が出来る可能性があるようです。(もちろんメーカー的には非推奨)。

ちなみにescapeシリーズに装備されているブレーキは最初からコンパクトVブレーキだったりするので、そのままでもなんとかなるという可能性を残しているわけです。僕の場合は既にブレーキは換装してBR-R573という105グレードのVブレーキになっていましたが、こちらもコンパクトVブレーキの仲間になります。

Vブレーキの一般的なアームの長さ

Vブレーキ:105mm程度
コンパクトVブレーキ(シマノ:ロード):90mm程度
ミニVブレーキ:85mm程度

ブレーキにアジャスターやローラーなどを噛ませば、STIなどのカンチブレーキ、キャリパーブレーキ用のブレーキレバーでもVブレーキが引けるようになります。

しっかりと効かせたい時はこういったものを使用すると良さそうです。見た目はちょっと悪くなりますが、背に腹は代えられません。

法定的なブレーキの制動力の基準は?

ブルホーン化したクロスバイクのVブレーキの効きを試してみるテスト

道路交通法の基準は時速10km/hでの制動距離3m以内

道路交通法施行規則第9条の3で定められているブレーキの制動力の規程では、時速10キロメートルでの制動距離3メートル以内(乾燥した平坦な舗装路面)。となっているようで、この基準が守れないブレーキの場合、整備不良として取り締まりの対象となります。

つまり、3メートル以内で停まれれば、問題の無い制動力がある、という判断で良いのだと思います。

法定的な基準はクリアしているかテストしてみる

ブレーキテストするための準備物

クロスバイクのVブレーキ
用意した物はサイクルコンピューターとメジャー。
僕が普段使用しているサイクルコンピューターはステルス10ですが、低速になると速度計測があやしくなるので、低速でも安定しているストラーダ・ワイヤレス(STRADA WIRELESS)を使用。

10km/hで馴らし走行

日頃クロスバイクに乗る際に、10km/hという低速度では滅多に走ることがありません。楽に走っても20km/h程度は出てしまうので、まずは10km/hの速度感覚をつかむために馴らし走行。

10km/hを分かりやすく説明するなら、停車状態から走行を開始して、フラツキがなくなるあたりの速度がだいたい10km/hくらいかもしれません。つまり相当低速です。

サイクルコンピューターから目を離しても10km/h前後で速度を保てるようになったところでいよいよテスト開始。

10km/hで走行してブレーキテスト方法

テスト方法は10km/hで走行して、アスファルトにあるヒビ割れをラインにして前輪がヒビ割れを踏んだらブレーキをかけます。

つまり、ヒビ割れから最終的に停止した前輪の最下部の位置までの距離が制動距離になる、というわけです。

10km/hで走行してブレーキテストした結果

クロスバイクのVブレーキテスト
夜中の写真だったので手ブレしてしまっているのはご容赦いただくとして、手前に引いた赤いラインがアスファルトのヒビ割れのある部分で、自転車の位置は、実際に停止した位置です。

クロスバイクのVブレーキテスト
後輪が踏んでいるあたりがブレーキを掛けたポイントです。
丁度タイヤからタイヤくらいの距離になります。

クロスバイクのVブレーキテスト
メジャーで計測してみると、約120cm。
というわけで、道路交通法の基準である3メートル以内というのは余裕でクリアできました。

ブルホーン化したクロスバイクのVブレーキテストのまとめ

実のところ、実験前は基準を守れていないんじゃないかと不安でした。
というのも、前述しているように、Vブレーキ用のブレーキレバーの時の効き方と比べると、効きが明らかに弱くなったと感じていたからでした。

ところが、いざテストしてみると結果は余裕の1メートル前半。
それを考えると、3メートル以内に停まれないようなブレーキはもうブレーキとしての役割を果たしていないモノだと判断できると思います。

もしも結果が駄目なら、何か新しい対策を考えてしっかりブレーキが利くように改良するくらいの気持ちで居ましたが、基準内に収まって不安も払拭されて非常に良かったです。

これがもしもVブレーキ用のブレーキレバーだとしたら、きっと50cmくらいで停止できていたんじゃないかなと思います。それくらいVブレーキ純正の効きはスゴいモノがありました。

なにはともあれ、ちょっと不安を感じていたブレーキの効きでしたが、問題のない制動力と分かって一安心です。

しかしながら、この基準も自転車はあまり速度を出さないことが前提になっているはずなので、スピードのでるスポーツサイクルからすればユルユルの基準だと思います。また荷物の重さや体重によって結果も変わってくると思うので、常日頃から安全の確保出来る程度の速度を意識しながら走る、ということが大切なんだと思います。

というわけで、とにもかくにも交通安全をモットーに自転車ライフを楽しんでいきましょう。


プロファイルデザインのエアロブレーキ3/One ALはミニVブレーキと互換性あり

僕が使用しているプロファイルデザインのエアロブレーキ3/Oneがミニブレーキを引けるか引けないのかが気になったのでメーカーに直接確認してみたところ「キャリパーブレーキ用に設計はしてあるけれど、ブレーキケーブルアジャスターを使用すれば互換性はあります」との回答を得られました。

つまり、僕の制動テストの結果でも示されている通りで、問題無く使用出来るってことです。

ブルホーン化に関する記事はこちらにまとめてありますので参考にしてください。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

PAGE TOP ↑