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クロスバイクのブルホーン化に伴うブレーキの互換性問題への対処法

公開日: ブルホーン, 自転車メンテナンス・カスタマイズ

クロスバイクのブルホーンバー化で使用できるブレーキ

クロスバイクをブルホーン化しようとする際に問題となるのがブレーキの互換性です。

ハンドルの形だけ換えて、シフトレバーとブレーキレバーはそのまま流用する簡易なブルホーン化の場合は全く問題になりませんが、エアロブレーキやブラケット付きのブレーキを使用するとなると、使用するブレーキレバーがVブレーキに対応しているかどうかを考慮する必要があります。

というのも、クロスバイクのブレーキがVブレーキなのに対して、ブルホーンバーに取付けるエアロブレーキやブラケット付きブレーキなどは基本的にロードバイクなどで使用されているキャリパーブレーキやカンチブレーキ用だからです。

無理矢理取付けようと思えば取付けられるとは思いますが、互換性が無いということは、ブレーキの制動が落ちたり、最悪の場合は全く動作しなかったりするため、大きな不安を残すことになります。

クロスバイクをブルホーン化する際には、この問題をどうやってクリアするかで仕様も変わるので、ブルホーン化に踏み切る前に充分検討しておいた方が良い問題でもあります。

ドロップハンドルに取付けるようなブラケット付きのブレーキやエアロブレーキなどは基本的にはロードバイクなどで使われるキャリパーブレーキ用に設計されているため、クロスバイクの標準的なブレーキであるVブレーキとの互換性は基本的にありません。

これは、キャリパーブレーキとVブレーキのレバーの引き幅とブレーキの可動範囲に違いがあるからで、キャリパーブレーキの引き量に対してVブレーキの引き量は大きく、キャリパーブレーキ用ではVブレーキのワイヤーを引ききれないため、ブレーキを掛けられないという問題が発生するのです。

そのため、何らかの対処が必要なのですが、以下、その対処方法の種類についてまとめています。

ブレーキをVブレーキからカンチブレーキに変更する

シマノ シクロクロス用 F/R共通 カンチブレーキ 1ホイール分 BR-CX50 EBRCX50MV76SP1

ブラケット付きのブレーキレバーやエアロブレーキでが対応しているブレーキは、ロードバイクで標準的なキャリパーブレーキか、シクロクロスなどで使われるカンチブレーキになります。

クロスバイクのフォークにはキャリパーブレーキは取付けることが出来ませんが、カンチーブレーキは取付け穴があり、取付けることが出来ます。

カンチブレーキとキャリパーブレーキのワイヤーの引き幅はほぼ同じなので互換性があるため、カンチブレーキの場合はキャリパーブレーキ用のブレーキレバーが使えるのです。

最も確実で正当な対処方法だと思いますが、新たにブレーキを購入しなければいけない点、前後でブレーキの種類が違ってしまうので見た目的にカッコ良く無いなどの問題があります。

Vブレーキ対応のブレーキレバーを使う

TEKTRO(テクトロ) RL520 SILVER BR-TK-162

ドロップハンドル、ブルホーンバーで使えるブレーキバーは基本的にキャリパーブレーキかカンチブレーキ用ですが、TEKTRO RL520など一部にVブレーキに対応しているものがあります。選択肢はほとんどないですが、Vブレーキ対応のものを使えば問題なく使用できます。


しかしながら、上記とも基本的にはドロップハンドル用のため、ブラケット部分があり、ブルホーンバーに装着した場合は無駄に大きくて見た目が頭でっかちな状態になる可能性があります。

加えて残念なのは、ロードバイク等で使用出来るブレーキとシフトレバーが一体化したSTIでVブレーキに対応しているモノはなく、これらのブレーキを使用した場合は、シフトレバーを別に装備する必要があります。

候補としては、ブレーキレバーの先に取付けるバーエンドコントローラーを使用するのが主流かと思われます。

エアロブレーキレバーを使う

PROMAX プロマックス 159A AERO BRAKE LEVER エアロブレーキレバー

僕の個人的な考えとしては、ブルホーン化するには、シフタレバーにはコンパクトなサムシフターを使って、ブレーキレバーにはバーエンドにエアロブレーキレバーを装備できれば、見た目もシンプルでカッコ良いと思います。

問題はエアロブレーキがVブレーキに対応していない点ですが、一縷の望みとしてVブレーキにはブレーキアームが短いミニVブレーキやコンパクトVブレーキと呼ばれるものがあり、通常のVブレーキよりも引き量が少なく、対応できる場合があります。

クロスバイクのESCAPEなどで使用されているVブレーキはこのミニVブレーキなので対応できるということになります。

※通常のVブレーキはブレーキアームの長さが100mm程度なのに対して、ミニVブレーキやコンパクトVブレーキは80mm程度で短くなっています。

メーカーや品番によって対応の可否は異なると思いますが、少なくとも僕が実際使用しているプロファイルデザインのエアロブレーキレバーに関しては、メーカーに確認したところ、ミニVブレーキであれば対応しているとの確認をいただいています。

ただし、問題が2つ。

問題1 調整がかなりシビアになる

そのままブレーキを調整しようとしてもシビアな調整を強いられます。
というのもフラットバー用のブレーキレバーにはワイヤーの張りを微調整するアジャスターが備わっているのですが、エアロブレーキレバーにはアジャスターがありません。

問題2 タイヤが取り外せなくなる

上記の調整がシビアになる問題と関連していますが、ブレーキ調整に遊びがありません。ブレーキレバーを開放する際には一旦ブレーキアームを両側からつまんで留め具を外してからブレーキを解放するのですが、それができず、結果としてタイヤを取り外すことができません。

ブレーキを解放するためには、タイヤの空気を抜いてペタンコにするか、ワイヤーを外してしまうしか方法が無いようです。それでも普段走行する分には問題はなさそうですが、日頃のメンテナンスにはかなり支障が出そうな問題です。

ケーブルアジャスターを使用して問題解決

上記の問題はケーブルアジャスターを使うと回避できます。
ケーブルアジャスターとはワイヤーケーブルの途中に装備して、ケーブルの張りを微調整できるようにするための小さなパーツです。

特にオススメなのが、SMCB90
SMCB90は、アジャスターにクイックリリース機能が付いているので、ワイヤーの微調整だけでなく、開放してワイヤーを大きく緩めることができるので、ブレーキの解放ができなくなる問題もこれで解決できます。


ちなみにシビアな調整が必要なフロントディレイラーにもアジャスターを噛ましておくと調整が楽になります。

ブルホーン化に関する記事はこちらにまとめてありますので参考にしてください。

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