自転車に乗ってどこかへ出かけた時に駐輪場を利用することがあります。
一般的に駐輪場の自転車ラックは駐輪しやすい下段から利用されると思いますが、僕は極力、自転車ラックの上段に保管するようにしています。
自宅の駐輪場を利用する際にも駐輪場は上段下段に分れたタイプなので上段の自転車ラックを利用しています。
上段の自転車ラックは下段に比べて駐輪が面倒ではありますが、わざわざ上段に駐輪するのかの理由などについてまとめてみました。
駐輪場上段は自転車が傷つけられるリスクが低い
自転車駐輪場の下段は自転車の出入りが激しいため、他の自転車からアタックを受けてしまうことが多くなります。
大抵の人は自転車が傷付いたり、何かにぶつかったりすることに無頓着ですから、他人の自転車に対しても無頓着だったりします。そんなわけで時としてガチャンガチャンとぶつけられたりすることも珍しくりません。
自動車の場合なら、高級車が停まっているだけで、その隣に駐車するのを避ける人も居るくらいですが、自転車の場合は高級ロードバイクが止っていたとしても誰も気にしないでしょう。
そこでトラブルを避ける為に自転車を上段に駐輪すれば、少なくともラックから出し入れする際にぶつかってしまうことや、出し入れが乱暴な人が現れても、下段に駐輪するのと比べれば被害を受ける可能性が少なくなるものと思われます。
駐輪場上段は自転車の盗難リスクが低い
上段ラックに自転車を駐輪すると、目立って狙われやすいという話もありますが、盗む側の心理を考えれば下段より上段の方が盗みづらいと思うのです。
下段の自転車を盗ろうと思った時に、しゃがんでゴソゴソしていてもそれほど怪しさもなくあまり目立ちません。人が来たとしても何かをしているフリをして顔を伏せておけば顔を見られることもありません。しかし上段の自転車を盗ろうと思うと、立ったままの作業となるため、顔だってしっかりと見られてしまいます。
太いワイヤーやU字ロックを切断しようとすると相当な力が必要になるため、地面などに工具を固定して体重をかけたりした方が作業をしやすくなりますが、高い位置にあるとそういったことが出来なくなります。
自転車を盗む側の人もそれが仕事であれば効率を重要視するはずで、時間を掛ければ掛けるほど、効率も悪くなり、リスクも高くなります。そんなわけで下段よりも手間の掛かる上段にある自転車は避けるのではないかと思われます。
駐輪場上段は自転車に多重ロックしやすい
下段より上段の方が施錠しやすいのも、僕が上段を利用する理由の1つです。
僕の場合、ワイヤーロックとU字ロックを組み合わせた複数の施錠(ダブルロック)を基本にしています。その際にダブルループワイヤーを前輪に通した後にU字ロックと結合させています。
混み合った駐輪場の下段だと、前輪にワイヤーを通す際に、かがみながら身体を横にして作業する必要があり、通しづらくて非常に面倒なのですが、上段の場合は低い姿勢を取る必要もなく、楽にワイヤーを前輪に通して施錠出来るので複数施錠でもそれほど面倒ではないのです。
駐輪場では上段に自転車を駐輪した方が良い理由
上記のような理由で、僕は駐輪場に自転車を駐輪する際には上段に駐輪すると決めています。
根拠があるのかと言われるときちんとしたデータのようなものは有りませんし、上段でも傷つけられたり盗難されるリスクはなくなりはしません。
しかしながら、僕がずっと愛車のクロスバイクを自宅駐輪場の上段ラックに保管していて気がついたことは、上段よりも下段の方が傷や盗難のリスクの問題だけでなく、ホコリを被って汚れやすかったり、子供たちも多く出入りしているのでロードバイクやクロスバイクなどの目立つ自転車はいたずらの標的にされてしまいやすくもなります。
そんな光景を常日頃から目の当たりにしていると、多少駐輪が面倒でも、駐輪場に自転車を保管する際には、自転車は上段ラックに駐輪した方が良いなと思うのです。
いわゆる高級自転車と言われるようなロードバイクの場合は、どこかの駐輪場に駐輪すること自体があまり無いかと思いますが、購入したばかりの自転車とか、大切に扱っている自転車であれば、駐輪場の下段ではなく、上段に保管することをおすすめします。
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